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掲載日:2024年1月11日

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令和4年度彩の国埼玉環境大賞受賞者の決定

「彩の国埼玉環境大賞」は、環境保全などに取り組む個人・団体、SDGsなど環境・社会・経済に統合的に取り組む事業者を表彰し、その功績をたたえるものです。
このたび、彩の国玉環境大賞審査会の審査を経て、令和4年度の受賞者22組(大賞2組、優秀賞10組、奨励賞10組)を決定しました。

 

 大賞【2組】

草加商工会議所

主な活動地:草加市
代表者:会頭 野崎 友義

コミュニティフリッジによる食品廃棄ロス削減と生活困窮世帯支援の両立01souka
平成28年度から地場産業の皮革事業者と連携し駆除した鹿の皮を製品化するなど廃棄ロス削減の取組みを開始。令和4年度から商工会議所主導によるコミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)事業を新たにスタート。
廃棄予定となる食品を引き取り、公共冷蔵庫に入れ、生活困窮世帯などに提供することで、食品廃棄ロスの削減に貢献。
商工会議所が主導となることで、地域の事業者や利用者などを巻き込み、自立的・安定的な事業として展開している。

株式会社CRS埼玉

主な活動地:川越市
代表者:代表取締役 加藤 一臣

自動車破砕残渣減量と地域社会と連携した啓発活動を通じた『循環型社会の形成』への取り組み02CRS2
車体バンパーの樹脂チップ化によるリサイクルやエアバッグ・シートベルトの生地を、素材の特徴を生かしたバッグとしてアップサイクル製品とするなど、リサイクル困難な廃棄物の減量・資源の循環に取り組んでいる。
また、エアバッグ生地を活用した上履き袋の小学校への寄贈、高校デザイン科の生徒がアップサイクルバッグを製作するための生地の提供、SDGsイベントの開催など、地域の住民や企業が環境意識を高める活動を行っている。

優秀賞【10組】

特定非営利活動法人NPU サイエンスアカデミア

主な活動地:秩父市
代表者:代表理事 野澤 直美

科学と自然に学ぶ秩父サイエンスアカデミー04NPU
主に秩父地域の子供たちや社会人などに対して、秩父の自然の魅力と深さに焦点を当てた啓発活動を実施している。
「実験の部」では、教育委員会など各機関との連携を図り、地球環境問題や森の働きについての講演と実験を行い、「研究発表の部」では、秩父の自然や森林等を研究している多彩な研究者(小学生~社会人)の発表会を展開。秩父地域1市4町の後援を得て毎年実施するなど地域に定着した取り組みを行っている。

埼玉県立桶川西高等学校科学部

主な活動地:桶川市
代表者:学校長 肱岡 誉士

ハートフル桶西水族館を中心とした地域に根差す環境保全活動03okenishi
教室の一室に大型水槽を置き、約50種類800匹以上の魚類を中心とした様々な生物を飼育・展示。ハートフル桶西水族館として年間約2000人の来館者がある。小さな子供の来館者には、模擬釣り体験やすごろくを通して、分かりやすく在来・外来生物の問題点を説明している。
また、地域の自然再生事業での在来・外来魚の展示やコウノトリの保護繁殖への協力、サケの稚魚を育てて放流する活動など、活動の幅を拡大している。

特定非営利活動法人埼玉県建設発生土リサイクル協会

主な活動地:県内全域
代表者:理事長 小沢 正康

建設発生土のリサイクルによる資源の有効利用05kensetsu
建設発生土のリサイクルを普及促進させるため、平成9年度全国に先駆けて協会を設立し、25年にわたり活動を継続。
県内12のプラントにおいて建設工事で発生する土を石灰改良し、盛土材や埋め戻し材等として再利用するとともに、工事現場間での建設発生土のマッチングを行うことで、建設発生土の量を抑制している。
また、家庭の植木鉢の土の回収活動や浄水場から発生する土と黒土を混合し園芸用土にする活動を行っている。

埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校

主な活動地:所沢市
代表者:学校長 掛川 達雄06tokorozawa

学校と地元農家が協力して行う落ち葉堆肥農法
特別支援学校の生活単元学習として行う農作業活動において、所沢市と地元農家の協力のもと、地域の伝統である「落ち葉堆肥農法」を学び堆肥作りを行っている。
地元里山の森林資源を有効に活用し、地域との連携の中で環境循環学習(里のSDGs学習)を行い、さらに堆肥農法を経験することで、持続可能な社会を目指し、障害者と地域がふれあう共生社会と、地域の環境保全に寄与している。

特定非営利活動法人つるがしま里山サポートクラブ

主な活動地:鶴ヶ島市
代表者:小澤 邦彦

子ども達の自然学習を通じた里山の保全に役立つ森づくり07tsurugashima
市民の森を中心に子ども達や保護者に森を体験してもらい、その大切さを考えてもらうことを目的に平成15年に設立し、20年にわたり継続して活動。
学童クラブや学校と連携し、子ども達の自然体験イベントを多数開催するとともに、里山調査、植樹なども展開。10haを超える市民の森の清掃活動では、地域の他団体と連携して取り組んでいる。川の清掃活動によるホタル発生やイベント参加者も増えるなど地域における環境への関心を高めている。

比企自然学校

主な活動地:東松山市
代表者:代表 櫻井行雄

地元の自然を生かした体験型環境学習と里山保全活動
比企の自然・文化を生かした持続可能な社会を目指して平成13年に設立。「川の学校」「森08hikiの学校」「おとなの部活」など、地元の自然を活用した環境保全活動や交流の場づくりを長年にわたり実施している。
川の学校では、小中学生を対象にした川遊び教室やカヌー体験会、プラごみ回収活動など実施し、森の学校では、里山の間伐や薪割り体験会などを行っている。薪は、「里山薪」として販売し、その収益と会費で自立運営した活動を行っている。

 ウォータースタンド株式会社

主な活動地:さいたま市
代表者:代表取締役社長 本多 均09water

マイボトルへの給水で使い捨てプラ削減を推進する「ボトルフリープロジェクト」
水道直結の浄水機能付きウォーターサーバー(ウォータースタンド)を活用し、平成30年から使い捨てプラスチックボトル削減を目的としたボトルフリープロジェクトを開始。公共施設等にウォータースタンドを設置し、マイボトルの利用を呼び掛けている。
また、教育機関への出前授業や環境問題のポスター掲示などを通じ、マイボトルへの給水の意義・目的を発信し、ライフスタイルの見直しにつながる啓発活動を実施している。

 株式会社きぬのいえ

主な活動地:寄居町
代表者:代表取締役 吉田 昌弘

捨てるなら、染めよう!洋服の染め直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」
黄ばみや退色などで捨てられてしまう衣類を染め直して再度着られるようにする染め10kinu直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」を行っている。
衣類を染め直すことで、廃棄される洋服の処分量を減らすとともに、新たに蘇らせるという価値を付加させ、衣類の使い捨ての流れを変えることで、環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションにつながる取り組みを展開。
多くの企業との連携が広がる中、SNSなどを通じて広く情報発信するなどの普及啓発活動も積極的に行っている。

 西武バス株式会社

主な活動地:県西部
代表者:代表取締役社長 塚田 正敏

地球環境負荷軽減に向けた新たなチャレンジ!~交通事業者として私たちができること~11seibu
CO2排出量削減のために、路線バスの一部において、軽油に代わる燃料として、従来の化石燃料ではなく、バイオディーゼル燃料や廃食油等再生可能資源由来の燃料を原料とするディーゼル燃料(リニューアブル燃料)を利用した運行を実施。リニューアブルディーゼルで走る旅客バスは日本初。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として位置付け、公共交通機関として地球環境負荷軽減のために積極的に取り組んでいる。

 古郡建設株式会社

主な活動地:深谷市
代表者:代表取締役 古郡 栄一

Plogging(プロギング)をパートナーシップで地域環境向上に!12hurugori2
ジョギングを楽しみながらゴミ拾いをする「Plogging」(プロギング)は、街のゴミが減り、健康にも良く、コミュニケーションの活性化という一石三鳥の活動。関係機関と連携・協力し、参加企業や一般参加者も募るなど活動を継続・発展させるともに、SNSなどで発信しメディアにも取り上げられる。
「社会貢献したいけど何をしたら良いかわからない」という声があるなか、SDGsを広めるきっかけとして、気軽に参加できる取組みを推進している。

 奨励賞【10組】

朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会

主な活動地:朝霞市
代表者:会長 松下 昌代

スクールグッズシェアリングによる地域の資源循環
自宅に眠っている不要になったランドセルや学習用具を必要な人に無償でつなげていく取組。13asaka制服・体操服は朝霞市のリサイクル事業を支援する形で実施しつつ、市は広報への定期的な掲載協力を実施するなど行政と協働した活動を展開。
朝霞市リサイクルプラザで開催するほか、あさか朝市の出店や朝霞の森での出張開催など多岐にわたり活動。物を大切にすること、環境にやさしい資源循環、貧困対策に寄与し、循環型地域社会の構築を目的としている。

あすぱる自然観察会

主な活動地:川口市
代表者:所長 大熊 良太14asuparu

斜面林の自然を守り、生き物たちと仲良く暮らそう!
住宅街に残された斜面林の自然を、子どもたちの自然体験活動を交え守っている。遊びを通した生き物しらべのバッタ選手権など活動を工夫し、参加者は市内15校・15幼稚(保育)園と拡大している。
絶滅危惧種のアカガエルの保護調査活動は11年となり、様々な工夫をし、衰退の危機を乗り越えている。長年の活動で、中高生のリーダーや環境系の学校に進学する人など、後継の広がりも出てきている。児童センターを中心に関係団体と連携した活動を展開。

一般社団法人一掃計画

主な活動地:和光市
代表者:代表理事 増田 樹

ゲーム性を持たせた新感覚ゴミ拾いイベント「トラッシュロワイヤル」15issou
「海に流出するゴミを無くす」をコンセプトに、既存の清掃活動のイメージを変えるべく、楽しさや満足感を得られるイベント化されたごみ拾い活動を行っている。
拾う量にこだわることに重点を置きながら、ゲーム性を持たせたごみ拾いイベント「TRASH ROYAL(トラッシュ ロワイヤル)」やゴミ拾いとBBQを掛け合わせたイベント「The Cleanup BBQ(ザ クリーンアップ バーベキュー)」などを開催。他団体とも一緒にゴミを拾い、SNSでの発信も行っている。

さいたま市立芝川小学校・遮熱フェス実行委員会

主な活動地:さいたま市
代表者:代表 佐藤  喜夫

地域の力で教室を快適に! 参加型の暑さ対策で学ぶ「環境づくり」16shanetsu
鉄筋コンクリート造りの校舎で断熱性のない小学校の教室に、「今すでにある技術や知恵と工夫」で断熱材や遮熱パネルなどの断熱対策を行い、6℃以上の室温の低下を実現。
資材の多くはメーカからの無償提供であり、不足金はクラウドファンディングで調達するなど学校、PTAのみならず、幅広い連携・協力のもと活動を展開。設置作業当日は、子どもから大人まで幅広い参加のもとワークショップ形式で開催し、体験型の環境教育としても寄与。

特定非営利活動法人 埼玉ハンノウ大学

主な活動地:飯能市
代表者:学長 小野 まり

地域資源を活かした自然環境教育および保全活動17hanno
飯能市の全体を大学の「キャンパス」に見立てることでメディア化し、まちに関わるすべての層が参加できる「授業」を出会いの場として、課題や志を持った市民・企業・行政のネットワークづくりを行なっている。
「地域密着型の生涯学習」の場づくりを通じた「新しい地域コミュニティ」の創出によって、地域の活性や様々な地域課題の解決に向けて活動を実践し、地場産業の「林業」や、観光資源である「自然景観」および「歴史的建造物」などの自然環境と歴史文化を、次世代に継承することを目的としている。

本庄すみれ幼稚園

主な活動地:本庄市
代表者:後藤 芳生

みんなで学ぶリサイクル・幼稚園でできる地産地消!
幼稚園での段ボール・雑誌・新聞の回収を実施する中、園児全体でリサイクルの方法や必要性18sumireを学ばせている。家族にも伝えさせることで、家庭で身近に取り組んでもらえるリサイクルを目指している。
また、園所有の畑で自ら食べる野菜を育てる活動や生ごみをコンポスト化して畑の肥料とするなど食物の循環についても学習。
平成14年から継続してこの活動を行い、リサイクルが当たり前であるという考えを幼少期から根付かせている。

株式会社警備ログ

主な活動地:さいたま市
代表者:代表取締役社長 長谷川 功一

日本の企業ユニフォームの廃棄をゼロにするゼロエミッションプロジェクト19keibi3
全国の警備会社にSDGsを普及することを目的として2018年に設立。
SDGs達成に向けたプラットフォームとして自社が運営する「企業ユニフォーム廃棄ゼロエミッション推進委員会」の事務局で購入された仕事着(ユニフォーム)を対象として、不要(入替)時に無料回収し、リサイクルを行い循環経済(サーキュラーエコノミー)として、企業ユニフォームの廃棄ゼロを目指すゼロエミッションプロジェクトを展開。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

主な活動地:吉見町
代表者:代表取締役社長 最高経営責任者 カリン・ドラガン20coca

埼玉県内初 PETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」協働事業
容器由来の廃棄物削減と、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用に向けた取組みとして、「ボトルtoボトル」を推進。
2022年4月からは、埼玉県内初の「ボトルtoボトル」の取り組みを吉見町と協働でスタート。町内集積所で回収された使用済みペットボトルの全量リサイクルを推進し、資源の循環利用に町民・事業者・行政が一体となり、協働で取り組む。

株式会社新富士空調

主な活動地:鴻巣市
代表者:代表取締役会長  梶野 勇

環境対応型の新製品の開発への取組21shinfuji
段ボール箱のように折り畳みが可能なダクト(「エコダクト」)を開発。コンパクト化による運搬車両台数の低減のほか、強度化による薄さの実現で高炉から排出されるCO2の削減に寄与。
また、グラスウール断熱材を使用しない100%再生可能材ダクトも開発し、産業廃棄物の発生を抑制するなど、環境保全対策をコンセプトとした新技術の開発に注力している。
脱炭素化社会実現に向け、温室効果ガス排出量把握、使用材料の見直しなども進めている。

株式会社タムラ製作所 坂戸事業所

主な活動地:坂戸市
代表者:代表取締役社長 浅田 昌弘

環境問題をより多くの人に理解して頂くための実践活動22tamura
環境を意識した社屋の建て替えにより「Nearly ZEB」(省エネ率75%以上)として整備。その後、太陽光発電設備の導入や電力契約の変更、LED化、高効率エアコン導入等の実施などにより、事業所の電力によるCO2排出量は実質ゼロとなる。
事業所周辺のクリーンアップ活動やコンポストの設置、廃油の再利用など従業員がアイデアを出し合いながら実践する様々な取り組みを展開中。駐車場緑化では生物多様性の保全に配慮し在来種を植栽する。

お問い合わせ

環境部 環境政策課 企画調整・環境影響評価担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4770

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