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掲載日:2026年5月1日
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「サーキュラー」は循環、「エコノミー」は経済。「サーキュラーエコノミー(Circular Economy=CE)」とは、資源をぐるぐる回して経済を循環させる仕組みのこと。
「ごみ」を出さないようにモノを設計したり、これまで「ごみ」として捨てていたものを再資源化して、新たな製品に生まれ変わらせたりする。
そうやって環境の負荷を減らしながら経済を発展させる新しい取り組みが今、埼玉でも始まっています。
【問合せ】県資源循環推進課
電話:048-830-3107
【問合せ】県新産業育成課
電話:048-830-3737
これまでは

従来の経済の仕組みは、リニア(線形)エコノミーと呼ばれ、「たくさん作って、どんどん使って、捨てたらおしまい」という一方向の流れでした。

これからは

私たち一人ひとりの行動が、社会を循環させる力につながります。

ふだんの買い物で、再生素材を使った商品を選んでみるのも身近な実践の一つ。靴や衣料品、文房具など、意外なものが再生素材でできていることもあります。

きちんと分別すれば、リサイクルの専門家が素材を循環させてくれます。

使わなくなったものは売ってみる。どこかに必要な人がいるかも。


数回しか使わないものは、レンタル・シェアサービスを使うのもお薦め。みんなで共有すれば、資源を大切に使えます。

ごみの分別は私たちにできる循環型社会への取り組みの第一歩。
中でも注意してほしいのが「リチウムイオン電池」。
小さくてもたくさんの電力を蓄えることができて便利な一方で、家庭ごみとして捨てると発火や火災の原因に。
県内のごみ処理施設などでも火災事故が発生し、長期間ごみ処理を停止するケースも…。
電池の端子が出ている場合、ビニールテープで覆って絶縁する
ぬらさない
他の廃棄物と混ぜない
電池だけ取り外せない製品は無理に分解しない
(1)ごみ集積所での定日回収
(2)市町村や家電量販店の回収ボックスなど
(3)製造事業者による自主回収(JBRCルート)

市町村により排出方法が異なります。
詳細はお住まいの市町村にご確認ください。
リチウムイオン電池には貴重な資源が含まれています。適切に分別してレアメタルなどへの再資源化を進めることで、新たな製品づくりにつながります。
今日の安全、そして将来のために、リチウムイオン電池は正しく分別して捨てよう。


コンセントにつながなくても動く充電式の製品は要注意!
電池本体が見えない製品にも使われていることがあります。
「環境を守るのは大切だけど、それだと経済が成り立たないのでは?」と思ったことのある人も多いのでは。CEは、経済と環境の両立を目指す考え方。資源を効率的に循環させながら、より便利なもの、おいしいもの、楽しいものを生み出す経済活動の一つが「アップサイクル」です。
県産業技術総合センター(SAITEC(サイテック))北部研究所は、令和5年度から「食の再資源化トライアル拠点」として、食のCEに取り組む企業を支援。
「芋蜜入りの甘酒」株式会社伊勢惣
「川越紅赤芋みつ」川越開運堂株式会社
「とろ~り芋蜜」有限会社持田漬物店
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規格外のサツマイモ(変形、キズなど)
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米麹
規格外のサツマイモの有効活用を考えていたところに、株式会社伊勢惣で規格外の米麹が廃棄になっている情報を得て、両者を合わせた「芋蜜」をひらめきました。さらに「川越いも」の生産・消費地である川越市と三芳町がメンバーに加わってくれたことで、生産・加工・販売とつながり、未利用の地域資源が産業として循環していく道筋ができました。現在は深谷市の企業も参入。CE推進のために技術支援を行っています。

SAITEC北部研究所
奥野 慎 担当部長
「芋蜜」は挑戦的な取り組みでしたが、やってみたら本当においしいものができました。米麹には、素材の持つ本来の味を壊さず、むしろ引き立ててくれる力があります。この技術で「おいしくない」「見た目が悪い」とされて捨てられてきた食材を生まれ変わらせることで、食品ロスを減らし、エネルギーの可能性が広がると思っています。

株式会社伊勢惣
足立 徹 常務取締役
令和4年から醤油粕の燻製(くんせい)材開発に取り組む。
令和7年度に県サーキュラーエコノミー、スタートアップビジネスプランコンテスト「CSUP(シーサップ)」優秀賞を受賞。

県内醤油メーカーの醤油粕を燻製材に加工
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醤油粕の燻製材で食材をいぶす
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縁日の焼きトウモロコシのような香ばしい香りの燻製に!
Azzurri KOEDO提供

サクラなどの木材ではなく、「醤油粕」で燻製材を作りました。
開発のきっかけはEV(電気自動車)普及です。自動車会社でエンジニアとして勤務しており、エンジン技術をどこかに生かさなければと思いました。
もう一つは、病気の家族に塩分控えめのおいしい食事を作れなかったこと。悔しかった。
そんなとき、偶然醤油粕の大量廃棄を目の当たりにし、この素晴らしい香りを生まれ変わらせたい、そう思って醬油粕の燻製材にたどり着きました。
*燻製材の製造方法などで令和7年2月に特許取得

Smoke-i-freet(スモーク イ フリート)代表
辻 健太朗 さん

芋蜜入りの甘酒、川越紅赤芋みつ、Smoke-i-freetの燻製材・燻製食品(ベーコン)・彩香の燻醤(漬物)のセットを各3人にプレゼント。詳細は「 クイズ&プレゼント 」をご覧ください。

さいぼん(@saitama_bongurume(別ウィンドウで開きます))さんが制作してくれました!
埼玉ガイド(@saitama_guide_miho(別ウィンドウで開きます))さんが制作してくれました!