トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和8年5月号 > 知事コラム サーキュラーエコノミー(循環経済)も身近な取り組みから
ページ番号:281927
掲載日:2026年5月1日
ここから本文です。

サーキュラーエコノミー(循環経済)という言葉をご存じですか。
サーキュラーエコノミーとは、廃棄物の発生を最小限に抑えつつ、資源をできる限り循環させる経済システムですが、リサイクル等と大きく異なるのは、経済性を成立させた上で、環境保全のための循環をつくることにあります。
環境に良いことは総論賛成でも、そのためのコストが高いと持続的に維持できません。経済として成立することが大きな前提です。製造業が集まり、循環すべき資源が豊富に出てくる大きな市場があるのみならず、交通の利便性が極めて良好な埼玉県は、サーキュラーエコノミーに最適な環境を有しています。そこで、「サーキュラーエコノミー推進センター埼玉」を設置し、資源の効率的・循環的利用に取り組む県内企業をワンストップで支援するとともに、循環経済に関心のある事業者・市町村・消費者団体等で構成する「埼玉県サーキュラーエコノミー推進分科会」において、活発な議論や情報交換を行っています。また、海外を中心に循環経済が企業価値を高める動きも加速しています。
県民の方々にも日常生活の中でサーキュラーエコノミーに参画できる機会がたくさんあります。例えば、使い終わったリチウムイオン電池を、お住まいの市町村のルールに従って正しく捨てることで、回収された電池はリサイクルされ、レアメタルが回収できます。一人ひとりの小さな取り組みをつなぎ合わせることで、貴重な資源の循環システムをつくることができます。また、リチウムイオン電池を正しく捨てることは、ごみ処理施設などでの火災事故の防止にもつながります。
資源循環に配慮した商品を購入することもサーキュラーエコノミーを後押しします。例えば、リサイクル素材を活用した衣料品や文房具などの雑貨、規格外野菜等を使った食品や、下水汚泥等で作られた肥料を使うことが、資源循環型ビジネスの活性化につながります。サーキュラーエコノミーの実現には皆さまの身近な取り組みが不可欠です。ぜひご協力をお願いします。

