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掲載日:2023年11月7日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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令和2年度に寄せられた提案の紹介(11月)

自然環境を学習できる施設の整備について

 日頃、理系女の小学生の娘のため、理科力をつけ、自然環境に関心を持たせようと、庭に昆虫、野鳥が訪れるようにしています。

 埼玉には、シラコバトのように珍しい生態が生存する環境がまだ残っています。

 ただ、残念なことに関心を持つ人がいない。よって、そのような環境の整備がなされておらず、せっかくの宝の持ち腐れに。菖蒲、加須エリアには沼地が多くあり、渡りの鷺や鴨、アサギマダラといった生態研究対象の蝶もいます。県の自然環境センター等、あるのですが、認知度も展示も今一つ。

 是非、環境整備と教育の観点から、整備をして欲しいです。パネルや草刈り等。理系人材育成強化に。

知事の返事

 娘さんに自然環境に興味を持ってもらおうと様々な工夫をなされているとのこと、大変素晴らしいことだと思います。本県として、自然環境を学習できる施設の整備を進めてほしいとのお話をいただきました。

 自然環境に関心を持っていただく学習施設としては、お近くに環境科学国際センターがあります。同センターは環境学習施設と環境研究所が一体となった環境科学の中核機関です。展示施設である「彩かんかん」は今年7月にリニューアルオープンしました。目玉のドーム型シアター「彩かんかんドーム」では、迫力ある映像によりトンボの視点で身近な自然や環境を考えていただくことができます。そのほか、同センターには、かつての里山の自然環境をビオトープ手法で復元した生態園があります。同園は人工的に作られたビオトープとしては県内最大規模であり、また、開設から20年が経過し、植物・昆虫・野鳥などの生態系が豊かさを増しています。屋外環境学習を行うフィールドとして小中学校の校外学習、ネイチャーゲームやバードウォッチングの場などとして、県民の皆様に広くご利用いただいています。

 さらに、加須市には、緑のトラスト保全地となっている湿原「浮野の里」があります。同里には、新田開発の名残を留める田堀りやクヌギ並木、屋敷林などの貴重な自然や歴史的環境が残っており、湿原には県指定天然記念物であるトキソウが自生するなど、家族で自然を楽しみながら人と自然の関わりについて学ぶことができます。

 また、近隣の北本市には、自然環境に関心を持ってもらう施設として、「自然学習センター・北本自然観察公園」があります。同センターでは、自然や環境問題について学習し理解を深めるネイチャーシアターや図書情報コーナー等が整備され、自然観察公園においては四季折々に自然観察会などのイベントが行われており、家族で気軽にご利用いただくことができます。訪れていただければ、きっと新たな発見があるものと思いますので、是非、ご活用いただければと思います。

 その一方で、お話のとおり施設の認知度を向上させ、県民の皆様にご利用いただけるようにすることは大変重要なことです。すぐに施設の整備を進めていくことは難しい面もありますが、引き続き、ホームページ等を活用した広報に努めるとともに、県民の皆様のニーズを踏まえ、魅力あるイベント等を充実させていくことで県民の皆様に広く愛される施設となるようしっかりと取り組んでいきたいと思います。

 これらのみどりに関するイベント情報は、県みどり自然課の「美緑(みりょく)にアクセス!埼玉みどりのポータルサイト」(https://midorinoportal.pref.saitama.lg.jp/)でもご案内しています。

 ご家族皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。寒暖の差が大きい季節です。どうぞご自愛ください。

お問い合わせ

県民生活部 県民広聴課 広聴・知事への提案担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-822-9284

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