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掲載日:2021年6月18日

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「学校応援団」と「放課後子供教室」事業の連携

県教育委員会では、「学校応援団」と「放課後子供教室」との連携を図りながら、両事業の充実に努めています。

1  両事業の連携の意義

「学校応援団」の取組の対象は、登下校も含めた学校の教育活動そのものであるのに対し、「放課後子供教室」の対象は放課後や週末の子供たちです。現在、国や県においても、政策上の理念等に照らし、2つの事業は「事業」としては別々に構築・実施されています。

しかし、地域や保護者の方をボランティアとして支援をいただいて事業を進めるなどの点で、2つの事業には共通点があります。

そこで、県教育委員会では、2つの事業が、以下の4つの方法で連携しながら、それぞれの事業の拡充に努めることを推奨しています。

2  連携についての4つの方法

(1)コーディネーターに関する連携

「学校応援団」の取組には学校とボランティアとの調整役である「学校応援コーディネーター」の活躍が期待されます。一方、「放課後子供教室」においても、放課後等の事業のコーディネーター役が求められます。
地域や保護者のボランティアの方を学校の教育活動や放課後の活動にコーディネート(調整)していただくという仕事は同じですので、2つのコーディネーターの役割を、自治会役員やPTA役員などの中から、1人の人にお願いするという形での連携が可能です。
ただし、ボランティア1人の方が1人で2つの事業の調整役を行うことは、現実にはなかなか難しい面もあります。
そこで、複数のボランティアに、「学校応援コーディネーター」や「放課後子供教室」のコーディネーターをお願いしていく中で、可能ならば、そのうちの何人かに両事業のコーディネーターを兼ねていただくという手法があります。現実にそうした連携をしていただいている学校もあります。
なお、2つの事業の違いにより、市町村によっては、両事業のコーディネーターについて謝金や保険などの違いがあることがあります。そうした場合、市町村教育委員会や学校では、謝金の有無や保険の適用の有無等について、コーディネーターになるボランティアの方に事前によく説明しておくことが必要です。

(2)ボランティアに関する連携

「学校応援団」として登録された「学習支援ボランティア」の方や、地域の伝統芸能保存会等の方がボランティアとして、「学校応援団」としての支援だけでなく、「放課後子供教室」のボランティアとしても活動されることを推奨しています。
学校側では、両事業のボランティアに、それぞれ了解を得て、学校で「ボランティア名簿」の一体的管理・運用を図ることも可能と考えられます。(ただし、個人情報の保護等には十分な配慮が必要です。まずは、ボランティア側の了解を得ることが必要です。)
なお、ボランティアであっても、「有償ボランティア」として謝金が提供されるケースもあります。例えば、「放課後子供教室」において「教育活動サポーター」などで協力いただく場合、従事時間によって謝金等が支払われる場合があります。このように、同じボランティアでも、条件によっては謝金等の対象になるということ、あるいは謝金等の対象にならないということを、市町村教育委員会や学校側は、ボランティアの方々に対し事前によく説明しておくことが求められます。

(3)活動場所に関する連携

学校では、「学校応援団」の取組を推進するに当たり、学校内の余裕教室や空き教室等を使って、「学校応援コーディネーター」やボランティアの方々の「活動拠点」を用意することが望まれます。一方、「放課後子供教室」が放課後の学校等を会場に実施される場合にも、「放課後子供教室」のコーディネーターや、「教育活動サポーター」などのボランティアのための「活動拠点」があることが望まれます。
そこで、この2事業の「活動拠点」として、同一の余裕教室・空き教室を活用できれば、学校の資源を効率的に活用することができます。
なお、市町村教育委員会は、2事業の予算措置がある場合などには、適正な予算執行になるよう留意していただく必要があります。

(4)研修に関する連携

県教育委員会では、「コーディネーター研修」及び「教育活動サポーター等研修」を実施しています。
「コーディネーター研修」では「学校応援団・放課後子供教室合同研修」として、両事業に関わるコーディネーターなどの方が身に付けていただきたい知識・技能を高めていただくとともに、両事業の内容等についてもお互いに理解を深めていただけるように合同で実施しています。

「コーディネーター研修」の案内ページへ(別ウィンドウで開きます)(放課後子供教室の県の役割ページへ移動します。)

3  今後の取組

両事業の連携については、今後、両事業の活動内容の充実に合わせてさらに拡充していく必要があります。
こうした連携の取組の結果、学校教育にとっては、学校の教育活動の充実、子供たちにとっては、放課後や週末の居場所づくりや、学校・家庭・地域社会を通じた成長への支援、地域や保護者の方々にとっては、社会教育の成果を生かす場の拡充や、自己実現の場の充実など、両事業のさらなる充実につながることが期待できます。
保護者の皆様や地域社会の皆様においては、地元の小・中学校の「学校応援団」と「放課後子供教室」に併せて御理解と御支援をいただきますようお願い申し上げます。

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教育局 生涯学習推進課 地域連携担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 職員会館5階

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