令和3年5月臨時会（5月31日）「企画財政委員長報告」

副委員長　千葉　達也

企画財政委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第87号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の残高の使途と見通しについてどう考えているのか」との質疑に対し、「活用できる財源としては、現在、臨時交付金の地方単独事業分について51億円、事業者支援分については95億円となっている。今後、事業者支援分については事業者の支援に幅広く活用すべきとの国からの要請もあり、その活用方法について検討しているところである」との答弁がありました。
また、「国任せではなく私権を制限しているところには、県独自の判断で施策を展開していく必要がある。今回は、なぜ交付金を活用して対策をしないのか」との質疑に対し、「これから県独自の判断で支出する必要がある経費が余りにも多額であることが見込まれるため、今回は予算計上に踏み切れなかった。令和3年6月定例会までには支援の範囲を決め、支援できるよう作業を進めていく。今臨時会については当面必要になる経費だけを予算計上させていただきたい」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。