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掲載日:2021年5月31日

令和3年5月臨時会(5月31日)「福祉保健医療委員長報告」

副委員長 渡辺 大

福祉保健医療委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第87号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、「宿泊療養施設の稼働率が低いのはなぜか。また、稼働率を上げるために、今後どのように取り組むのか」との質疑に対し、「ホテルの場合、退室後に、消毒、清掃、ベッドメイク等を行ってから、新たな療養者の入室が可能となるが、これら一連のオペレーション業務をそれぞれ別の業者が行っていたので、次の入室までに日数を要していた。また、応援の県職員が業務に慣れるまでに時間を要し、稼働率が低い状況になっていた。今後については、ホテルの運営業務を包括委託し、消毒や清掃などのオペレーション機能を向上させ、また、その包括委託には、ホテルの稼働率に応じて、管理料について受託者に10パーセントから25パーセントのインセンティブが発生する仕組みを設けて稼働率を上げていきたい」との答弁がありました。
次に、「自宅療養者について、急激な病状悪化に備えるために、東京都では、LINEや電話による健康観察、食料品の配送、24時間対応の専用相談窓口、パルスオキシメーターの配布を行っているが、県の宿泊・自宅療養者支援センターでは、どのような支援を行うのか」との質疑に対し、「県では現在、自宅療養者全員にパルスオキシメーターを配布している。また、電話を中心に健康観察を行い、食事の宅配も行っている。今後開設する予定の宿泊・自宅療養者支援センターでは、24時間相談体制を設けるほか、毎日2回の健康観察を行っていく。さらに、体調が悪化した場合には、診療・検査医療機関などによる電話診療等を行い、必要に応じて薬も処方する」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

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