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掲載日:2024年4月3日

令和6年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(内沼博史議員)

県立高校の魅力づくりについて

Q 内沼博史 議員(自民)

私たちの時代の県立高校は、それぞれの学校に特色があり、魅力もありました。私は、文武両道であり、自由な校風の飯能高校にひかれ入学をしました。
私たちの時代と違い現在は、少子化の進展により生徒が減少傾向にある中、中学生の進路希望も多様化し、私立高校への進学のほか、自由度の高い学びが可能な広域通信制の高校に進学する生徒も増えるなど、高校に求める学びのニーズが変化をしています。現在は将来の変化を予測することが困難な時代と言われ、子供たちも社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合いながら、それぞれが持っている可能性を最大限に発揮し、より良い社会をつくり出していこうとする意欲や態度が重要であると考えます。
学校は無限の可能性を持つ子供たちにとって、それぞれの進路希望の実現に向けてニーズを受け止め、可能性を伸ばす場所である必要があります。私は、こうした必要性に対し埼玉県の現在の県立高校は対応できているか、いささか疑問がありますが、対応できる力があると信じています。
例えば、地元飯能高校では、目指す学校像として、地域と協働した探求的な学びを通して社会に貢献できる人材を育成し、生徒、保護者、地域から信頼される進学を重視した学校と打ち出し、進学指導に力を入れる一方で飯能市内で積極的に地域との交流を行うなど、高校の魅力づくりに向けて積極的に取り組んでいます。
そこで、教育長の考える県立高校の魅力とはどのようなものなのか、今後、県立高校の魅力づくりにどのように取り組んでいくのか、教育長にお伺いいたします。

A 日吉亨 教育長

私の考える「県立高校の魅力」とは、様々な興味や関心、将来の夢を持つ生徒の多様なニーズに応える教育を提供できることにあると考えております。
県立高校には、普通科だけではなく、農業や芸術、外国語、理数といった専門学科に加え、定時制や通信制の課程、地域に根差した学習活動を展開するなど、様々な学校がございます。
例えば、工業高校では、専門性や創造力を身に付けさせるための専門教育を充実させ、社会の即戦力となる人材を育成しております。
また、多部制定時制高校では、生徒が自分で学習スタイルや通学時間を選べるとともに、少人数学級や習熟度別授業など、生徒のペースに合わせた、きめ細かい指導に取り組んでおります。
さらに、学ぶ意欲がありながら基礎学力に課題がある生徒に対し、学校が独自に設定した科目などを活用した、いわゆる学び直しに重点を置いた学校などもございます。
県では、変化の激しい社会の中、探究学習などにおいて、未知の課題に挑戦し、他者と協働しながら、創造的な未来を築いていける人材の育成を通じて、更なる県立高校の魅力づくりに取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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