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掲載日:2022年3月30日

令和4年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋政雄議員)

観光資源の発掘と磨き上げ

Q   高橋政雄 議員(自民)

過去の本会議や委員会などで魅力ある埼玉、観光立県埼玉を題材に質問、提言を続けてまいりました。今般のコロナ禍になるまでは、外国人観光客誘致のための魅力づくりや仕掛けなどについてお話をさせていただいたものです。
驚きですね。今や国内においても、県をまたぐ移動などどうのこうのと言われる昨今であります。でも、こんな新型コロナウイルス感染もやがて終息いたします。そのコロナ後の社会のために、今から準備をしておく必要があるのです。私たちの埼玉県を文化・芸術に続く観光立県埼玉、日本一の、いや世界一の観光地にしたいですね。
京都や奈良などに比べて観光資産の少ないのが埼玉県であります。ならば観光資源につながる資産を新たにつくり始めるべきと考えます。
観光資源は歴史だけではありません。世界から注目されているアニメ、漫画があるねえ。食も大事ですよ。私は、国内外を問わず旅行や調査活動をするときに、歴史、美術や音楽、建築は当然として、一番重視するのは食事かな。埼玉県内では、加須のうどん、川越のサツマイモ、吉川のナマズ、草加のせんべい、浦和のうなぎ、秩父のジビエ、越谷の食べ物、昨日言われたんだけれども、ちょっと失礼します。俺のとこにも資源があるぞという人も多いかと思います。新たな観光資源の発掘によって、埼玉県の再発見だね。
また、限られた観光資源を有効に使うために、魅力的に磨き上げることも必要だ。埼玉県の歴史資源では、何といっても行田の埼玉古墳群、最近では渋沢栄一がいいね。数少ない資源でも知恵を持って使えば、驚きの大化けがあるかもしれない。ほかに秩父の夜祭、飯能の西川材、新河岸川の舟運、見沼田圃の通船堀等々、磨けば光る資源がたくさんあります。新都心のさいたまスーパーアリーナや芸術劇場、埼玉会館などを積極利用して、コンサートや世界コンクールなどもいいと思う。
先ほど触れたアニメ、漫画は、いい素材の一つで世界が注目している。所沢にあるKADOKAWAサクラタウンはいいねえ。先進のミュージアムで図書館、美術館と博物館を融合させた本棚劇場。私は図書美術館と呼んでおりますが、ポップカルチャー、そして建築作品としての評価も高いんであります。
結論に近づけます。
観光立県のためには、資源の発掘、磨き上げは当然なんだ。自分たちだけで満足していてはだめだ。世界へ宣伝、発信させるのです。知事が得意の「世界へ」です。世界中の一人ひとりに安全埼玉の歴史、風土、行事、食事、人々、今を魅力発信するんです。
そうして、埼玉県の10年後の景色が楽しみだ。前にも夢を語りましたが、一緒に夢見ましょう。いいですか。県内をすてきな、快適な電車とバスが走る。埼玉古墳群の入口は、外国人観光客が列をなしている。盆栽を楽しむ人々、旅館、ホテルのほかに、民宿、民泊などに外国人の多くの姿がある。
何を言いたいのか、世界中から観光客が押し寄せる埼玉県としたいのです。
観光立県埼玉の実現のために、コロナ後を見据えて今後どのように発掘や磨き上げを行っていくのか、大野知事のお考えをお聞かせください。

A   大野元裕   知事

地域の魅力を新しく作り、磨き上げていくことで世界中から観光客が押し寄せる埼玉県にしたいという議員の思いに私も同感であります。
県ではこれまで、地元の観光資源の発掘・磨き上げに向けて、観光人材の育成や観光客をおもてなしする環境づくりに努めてまいりました。
例えば、埼玉の冬を代表する秩父の氷柱は、地元の方々が試行錯誤しながら魅力を高め、おもてなしの心で観光客を迎え入れている観光資源です。
県をはじめ交通事業者など多くの方々が関わり、一緒に盛り上げることで、多数の国内メディアに取り上げられるとともに、今では海外メディアでも紹介をされるに至っています。
また、観光客を呼び込もうという新しい取組も生まれています。
例えば飯能市では、地元の固有品種の野菜を活用して、完全菜食主義者・いわゆるビーガン向けのメニューを開発し、ビーガンが多い台湾などから観光客を呼び込もうとしています。
私は、ポストコロナに向け、観光をこれまで以上に盛り上げていくためには、地元の皆様の熱い思いや頑張りに応え、共に取り組んでいくことが重要であると考えています。
観光に携わる様々な方々の異なる視点から知恵を出し合い、観光資源を発掘し磨き上げ、新たな価値を生み出すことで、埼玉の観光の魅力を高めていくことができると思います。
そのため、この3月には観光関連事業者や市町村の皆様を集めた会議を開催いたします。
この会議では、コロナ禍において観光業界が置かれた現状や課題を共有し、宿泊や観光施設、交通事業者、市町村など、多様な視点から意見を出し合い、観光資源づくりやプロモーションの具体的な連携策を検討します。
長期にわたり、観光業は大変な苦労を強いられ困難な状況が続いてまいりましたが、こうした中にある今だからこそ、コロナ収束後を見据え、埼玉の観光資源をしっかりとブラッシュアップし、大きく飛躍していくチャンスだと思います。
埼玉の魅力を高め、国内外から多くの観光客を呼び込めるよう、各地域の観光資源の発掘と磨き上げをオール埼玉で進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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