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掲載日:2023年12月18日

令和2年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(梅澤佳一議員)

新型コロナウイルス感染症と戦う - オリンピック・パラリンピックに向けての意識の高揚

Q  梅澤佳一  議員(自民)

先月、国際オリンピック委員会のバッハ会長が来日し、菅総理大臣や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森会長や小池都知事らと会談されました。コロナ禍ではあるがあらゆる手段を使い開催するとの意思が示され、総理や森会長、都知事からも同見解が発表されました。埼玉県でも4競技会場での開催が決定されており、準備が着々と進められてきています。
先日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について課題が示されました。選手、ボランティア、観客など大会に関わる全ての方の安心・安全の確保や、安全対策を徹底した上での開催機運の再醸成です。
先日は福岡国際マラソンが開催され、残念ながら海外からの招待選手はなく寂しい大会でありましたが、2時間7分5秒のすばらしいタイムで吉田祐也選手が優勝しました。埼玉県出身の川内優輝選手も出場、2時間13分59秒で彼が出場した大会で99回目の2時間20分内で走り切りました。
川内選手もオリンピック・パラリンピックの出場選手を私たちが迎えるに当たり、こう心配しています。「いかんせん賛成派と反対派の溝は深く、日本人が分断されているような気がします。例えば東日本大震災の後は、みんなで一致団結して頑張ろうという感じがしたが、今は一体感がないのかなと思います。中途半端に開催した場合、海外から来てもらう選手に申し訳ない気がします」と言っています。賛成ではあるが、もろ手を挙げて賛成できないことや、水面下では反対したいが反対もできないような風潮があるように感じてしまいます。
知事も非常に厳しい状況の中で機運の醸成を図らなければなりません。もちろん私たちも海外選手を気持ち良く迎え、盛り上げたいと思っています。開催気運の再醸成については、埼玉県だけでできる問題とは思いませんが、具体的な行動や計画、また選手、ボランティア、観客など大会に関わる全ての方の安心・安全の確保策について、知事の御所見を伺います。

A  大野元裕  知事

自らの限界に挑むアスリートの姿は、世界中の人々に感動と勇気を与えてくれます。
現在、世界を覆っている閉塞感を打破し、人々が明るい未来への夢をつなぐ希望の光が東京2020大会であると、私は確信をしてます。
議員お話しのとおり、大会の成功には、気運の醸成と安心安全の確保の両立が必要だと思います。
まず、気運を再び盛り上げるため、子供たちの記憶に残り、多くの人の期待感を高める取組を進めております。
小中学校の授業では、パラアスリートや大会を支える人をテーマにした動画を活用し、子供たちが大会の意義や努力のすばらしさを学んでいます。
また、聖火リレートーチの巡回展示や、長瀞ラインくだりでの聖火リレーのリハーサルなど、大会本番の感動を先取りした取組も行っています。
今後も、新しい生活様式ので、気運醸成に努めてまいります。
他方、大会に関わる全ての方々の安心安全の確保は、前提条件であり、1年延期を前向きに捉えて様々な想定で実践経験を積んでまいりました。
この夏には、イベント会場や都市ボランティアの活動場所で、本番と同じ暑さの中、感染症対策と暑熱対策の両面から様々な検証を行いました。
事前キャンプに関しても、関係市町を対象に、消毒の頻度や遮蔽物の設置方法について、感染症の専門家による実地指導をいました
また、競技会場となる埼玉スタジアム2002などにおいて、段階的に観客数を増やし、感染対策の検証も行っております。
今後は国や東京都、組織委員会が検討している対策を踏まえ、専門家の知見を伺いつつ、市町村や関係者とともに感染症対策を進めてまいります。
多くの方々が不安の中にいる今だからこそ、コロナ禍を乗り越えた先にある大会の成功に向けて、全力を挙げてワンチームで取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 


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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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