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掲載日:2022年10月13日

令和元年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(白根大輔議員)

交通政策・諸問題について - 交通局の設置を

Q   白根大輔   議員(民主フォーラム

知事は今回、政策課題として、日暮里・舎人ライナー延伸や地下鉄7号線、埼玉高速鉄道線の延伸等を挙げられています。いずれも一筋縄ではいかない問題ばかりです。
日暮里・舎人ライナーの終着駅である見沼親水公園駅を見ますと、川口市、草加市まで目と鼻の先で、延伸を待ち遠しく感じております。これらの問題には県をまたぐような事業や様々な外部要因との関係、現在の鉄道やバスなどの包括的な交通体系などへ取組は必要で、交通政策を所管している交通政策課だけで限界があるのではないかと感じるところであります。
そこで、知事にお尋ねいたします。
現在の交通政策課を交通局に格上げし、総合的な取組をしてはいかがでしょうか。また、知事が公約でうたわれている「あと数マイルプロジェクト」のうち、鉄道の延伸についての御所見をお聞かせください。

A   大野元裕   知事

交通局の設置をについてでございます。
交通局を設置している他の自治体の事例を見ますと、新潟県のように、空港政策や港湾政策などを含む広範な交通政策を複数の課に分掌させる場合に、その上位に交通政策局を設置している例がございます。
また、山梨県のように、交通政策課以外にリニア中央新幹線を推進する課を設けて、その上位にリニア交通局を設置している例がございます。
一方、本県の交通政策課の所掌事務は、総合的な交通体系の整備に関わる企画・調整や鉄道網、バス網等の整備の促進などとなっており、1課の体制で業務を行っているところでございます。
これらの所掌事務を遂行する中で、現在でも、庁内関係各課との調整や外部の関係機関との調整を行っているところであり、十分に機能していると認識をいたします。
今後、新たな交通政策に取り組む場合など体制強化が必要となる場合には、組織の肥大化につながらないように留意をしつつ、それにふさわしい組織体制を検討させていただきたいと考えております。
次に、公約でうたわれている「あと数マイルプロジェクト」のうち鉄道の延伸についてでございます。
私が掲げた公約の中にはすぐに実現できるものと、今から取組を始めても1期4年では完全には実現できないものの、将来に向けて道筋をつけるものがございます。
「あと数マイルプロジェクト」は、県内の公共交通網や道路網について、一層の利便性向上策の検討を進め、実現に向けて取り組むものでございます。
このうち鉄道については、埼玉高速鉄道線の延伸もあれば、議員お話しの日暮里・舎人ライナーなどもございます。
例えば、埼玉高速鉄道線の延伸については、交通政策審議会答申に位置付けられており、まちづくりなどの面的な視点も含めた関係者の間の様々な検討が必要とされています。
私は、知事に就任してすぐ、こうした公約の項目について、各部局に検討を指示し、先日「知事公約に係る取組の方向性」として公表させていただきました。
その中では、このプロジェクトについて、「将来の人口や需要、新たな技術の動向等を把握し、これまでの経緯等を踏まえつつ検討を進めていく」としたところでございます。
また、「限られた予算の中で、県境路線を含めた効果の高い部分について、重点的に整備を進める」ことといたしました。
現在この「取組の方向性」に基づき、具体的な取組の進め方を工程表として整理をしているところであり、今後、この工程表に従い検討を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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