埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:164530

掲載日:2022年10月12日

令和元年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(石渡   豊議員)

「シニア応援ショップ」の創設について

Q   石渡   豊  議員(公明

この質問は、昨年の12月定例会において、我が党の蒲生徳明議員が当時の上田知事に質問いたしました。このシニア応援ショップといいますのは、よく似た名前のパパ・ママ応援ショップのシニア版であります。パパ・ママ応援ショップは今から12年前、私たち公明党県議員団が提案し、スタートされたものでもあります。
説明させていただきます。子育て家庭への優待制度で、18歳までのお子さん、又は妊娠中の方がいる御家庭にカードが配布され、そのカードを協賛店で提示いたしますと割引や特典のサービスが受けられるという制度です。2019年3月末現在、協賛店舗数は2万2,744店、全国ナンバーワンの規模を誇る子育て応援の決定打となりました。本県は、子育て応援の一大ムーブメントをパパ・ママ応援ショップで作り上げました。次は、高齢者の活躍を大いに応援する一大ムーブメントをシニア応援ショップで作り上げたいと考えます。
さて、シニア応援ショップに対し、上田前知事はこう答弁されております。「シニア応援のムーブメントを大いに盛り上げたいという議員のお考えに、私は同感しております。シニア応援ショップの創設については、正に高齢社会にとって極めて意義ある御提案だと私は思います。御案内のように新たな制度の創設については、一つは事業者の協力、一つは市町村との調整、この二つの要素が重要です。即来年からというわけにはなかなかいかないかと思います。多分に1年半ないし2年くらいかかるかなという目測を私はしております。つきましては、市町村や事業者の皆様としっかり意見交換をしてまいりますので、検討のお時間、導入までのお時間をいただきたい、このように思っているところでございます」、前知事はこう答弁なされました。誠にありがたい限りです。感謝いたします。
あれからいまだ9カ月です。前知事の目測でも制度の創設までは1年半ないし2年かかるということですので、中間報告で結構です。お伺いいたします。
1点目は、本県は、市町村や事業者の皆様との意見交換を始められた。その内容をお聞かせください。
2点目は、シニア応援ショップの制度導入時期についてです。1年半ないし2年ぐらいかかるという前知事の答弁から考えて、2021年度でよろしいですか。導入に向けて今後の見通しをお聞かせください。福祉部長の御所見をお伺いいたします。

A    知久清志   福祉部長

まず、市町村や事業者との意見交換の内容についてでございます。
今年7月に全ての市町村にパパ・ママ応援ショップと同様の高齢者向け制度の導入についてアンケートを実施しました。
市町村からは、市町村単独では導入が難しいが、県が取り組むのであれば協力したいとの意見がある一方、カードの配布など負担を懸念する意見もありました。
事業者については、高齢者がよく利用し、店舗数も多いスーパーマーケットやコンビニエンスストアと意見交換を行いました。
事業者は人手不足から、店舗でのキャッシュレス化など、作業の効率化を図っており従業員の作業が増える新たなカードによる割引制度の導入には慎重な態度でした。
次に、シニア応援ショップの導入時期についてでございます。
新たなカードによる割引制度の導入には様々な御意見があることから、事業者や市町村との調整や内容の検討に十分な時間が必要であり、現段階では導入時期を具体的に申し上げることは難しい状況です。
一方、市町村や事業者からは、地域の高齢者の生活支援や外出支援のため、連携して取り組みたいという多くの意見も伺っています。
こうした意見を参考に、シニア応援のムーブメントを作り上げていくため、引き続き、市町村や県内の商工団体、他の業種の事業者とも丁寧に意見交換を行い、新たな制度について検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?