埼玉県議会

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掲載日:2019年7月12日

令和元年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(永瀬秀樹議員)

屋内50メートルプールの整備について

Q   永瀬秀樹   議員(自民

埼玉県は、海なし県でありながら水泳競技において常に全国トップレベルの成績を誇り、オリンピックをはじめ多くの大会で優秀な成績を残した選手を多数輩出してきた水泳王国です。しかし、残念ながら公立の屋内50メートルプールがなく、過去、2度本県で開催された国民体育大会の際も川口市の屋外プールが競技会場となることを余儀なくされるなど、天候に左右されず、競技に集中できる屋内50メートルプールの建設は埼玉県民の悲願です。県としても整備に向け粛々と検討を進めていただいているようですが、その進捗状況はいささかスピード感を欠いているようにも思われます。
来年の東京オリンピック・パラリンピック後を見据え、国民体育大会及びインターハイなどにおける水泳力強化や県内水泳環境の整備のため、屋内50メートルプールの設置が早期に実現することを願い、以下質問いたします。
1点目として、整備に向けた検討の進捗状況について伺います。
県は昨年度、基本計画の策定に着手し、屋内50メートルプールの設置検討に向け、基本計画の策定支援や様々な調査等をするため民間会社に業務委託を行っています。規模、設備、候補地、概算事業費、ランニングコスト、民間活力の導入など事業手法についてどのような結果が示されたのか、お教えください。
2点目として、基本計画の策定状況についてお伺いいたします。
一般的に、実際の施設整備には基本計画策定後、実施計画、設計、施工、事業運営の整備などおおむね4年から5年の準備段階を経ることが必要と存じます。本年度は、実施計画の策定と事業手法の調査検討に向け2,783万2,000円の予算を計上し、既に委託業者も選定され、納品時期も示されています。しかし、現時点では実施計画を作るための基本計画がまだ策定されておらず、実施計画の策定に取りかかれない事態となっています。
基本計画はいつまでに策定するのか、なぜ決まらないのか、課題は何か、屋内50メートルプールの整備はいつごろの完成を想定しているのか、見通しをお聞かせください。
3点目として、候補地選定に関する県の考え方について伺います。
基本計画の策定には、候補地、施設の機能、規模など施設の概要を定めることが必要と考えます。候補地については、川口市から誘致の意向があると存じます。川口市の神根運動場周辺は、隣接した公園と合わせ約12.9ヘクタールの規模の建設候補地の一つであり、電車であればJR武蔵野線東浦和駅から徒歩圏内にあり、車でも首都高速道路や東京外環自動車道のインターから近距離にあり、交通利便性が非常に高くなっています。周辺の交通渋滞も少なく、非常に便利な立地条件です。
また、川口市からは埼玉県の施設が誘致されるのであれば、屋内プール施設配置を前提とした周辺の土地利活用の計画を考えていくと聞き及んでいます。埼玉県水泳連盟創設以来、多大なる貢献をし、水泳にゆかりが深い川口市において誘致が実現すれば、東京に近い立地や交通利便性を生かし、水泳というスポーツによる新たな都市のブランディングを展開することで、来年の東京オリンピック・パラリンピック後に続く新たなスポーツ都市戦略による活性化も期待できます。
県は現在、候補地の選定についてどのように考えているのか、選定に際し重視するポイントは何か、また、都市の将来戦略に与える影響などを考慮しているのかについてお教えください。
以上、県民生活部長の見解をお聞かせください。

A   矢嶋行雄   県民生活部長

まず、1点目の「整備に向けた検討の進捗状況」についてでございます。
県では現在、国内主要大会が開催でき、最先端の技術で競技力向上を推進するとともに、県民の体力・健康づくりもサポートできる屋内50メートルプール整備の検討を進めております。
これまで大学の有識者や競技団体の関係者などで構成する検討会議を立ち上げて専門的な御意見を伺ったり、民間事業者から事業手法などのヒアリングを行ってまいりました。
議員お話しの業務委託は、県が50メートルプール整備の基本計画を定めるのに先立ち、法律上の条件や事業手法の可能性などについて様々な課題の整理を行うために実施したものでございます。
その結果、規模は50メートルのメインプールのほか、25メートルのサブプールや相当規模の駐車場、円滑な大会運営のための様々な部屋の確保が必要であるとの報告を受けました。
設備につきましては、複数のカメラで泳ぎを撮影することでフォームを確認できるシステムや、流水の中を泳ぐことで効果的なトレーニングができる流水プールなどの提案がありました。
また、大会を開催していない時に子供から高齢者まで幅広く県民に有効活用していただくためには、プールの床を可動式にして深さを調整可能にすることが有効との報告も受けております。
次に、候補地につきましては、活用可能な県有地の調査結果や議会からいただいた御質問を踏まえ、川口市の神根運動場と上尾運動公園を調査対象といたしました。
県内各地からのアクセスや、土地や周辺道路の状況、スポーツ施設の集積状況などの現状について調査をいたしました。
概算事業費やランニングコストにつきましては、他県の事例を調査したところ、立地する場所や、規模、機能、事業手法によって様々であるとの報告を受けております。
また、民間のノウハウや資金を活用するPFI手法の可能性についても検討をしております。
他県の事例では、PFI手法を採用した場合、県が直接整備する場合と比較して、事業費を20%前後削減できたという報告もございました。
次に、2点目の「基本計画の策定状況」についてでございます。
現在、こうした調査結果などをもとに、県として整備する施設の規模や機能、事業手法、整備地などについて、比較検討を進めております。
基本計画につきましては、これらの課題を整理し方向性を見定めた上で、できる限り速やかに策定したいと考えております。
また、プールの完成時期につきましては事業手法によって違いがありますが、PFI手法を採用した場合には、実施計画策定後から完成まで少なくとも5年程度は要すると考えております。
次に、3点目の「候補地選定に関する県の考え方」についてでございます。
候補地選定に当たりましては、先ほど申し上げました県内各地からのアクセスの良さなどのほか、整備にかかる経費、周辺の施設などとの連携の可能性や収益性の確保など、あらゆる課題を総合的に勘案して検討を進めております。
議員御指摘のとおり、プールの整備は周辺のまちづくりにも大きな影響を与えますことから、そうした観点もしっかり考慮していく必要があると考えております。
県といたしましては、県内全ての県民の皆様にとって使いやすい、魅力ある屋内50メートルプールとなるよう、整備を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。  

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