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掲載日:2023年5月10日

平成30年2月定例会 「自然再生・循環社会対策特別委員長報告」

委員長   石井   平夫

自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「自然環境の保全・再生に向けた取組について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「校庭芝生化は、すばらしい取組だが維持管理が難しい。県はどのような支援を行っているのか」との質問に対し、「芝生の維持管理について、各学校が課題を抱えているのは理解している。今年度、職員が訪問した98か所のうち、83パーセントで芝生の残存率が8割以上となっており、概ね良好な状態を保っている。一部、生育不良の芝生がある学校については、県職員や専門家によるアドバイスや、芝苗の提供を行っているほか、誰でも維持管理ができるよう、マニュアルの配布を行っている。また、平成28年度から、維持管理に対する補助制度を創設するなどの取組を実施している」との答弁がありました。
次に、「今年度で、緑のトラスト保全第14号地の整備が終わるとのことだが、今後、トラスト保全地の取得はどのように進めていくのか」との質問に対し、「トラスト保全第15号地の取得に向けて、今年度は、県内全市町村にトラスト保全地指定への意向を確認した。来年度、意向のあった各市に対して、ヒアリングを実施するとともに、各候補地の自然状況の調査などを年間を通じて行う。その後、調査結果や地元の協力体制などを踏まえ総合的に判断し、第15号地として決定していく予定である」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、低炭素社会の構築に向けた取組について、「家庭用燃料電池や地中熱利用の普及啓発につながるように、現在の補助額を見直すことも含め、再度導入支援策を検討すること」。
次に、循環社会の形成に向けた農林業・農山村づくりについて、「水田の貯留機能については、都市住民による負担も考えるなど、農家の負担軽減に努めること」。
次に、水質浄化と資源循環社会の形成について、「浄化槽維持管理に必要な保守点検、清掃、法定検査の一括契約を進めるため、家庭とともに事業者に向けても働き掛けをしていくこと」。
次に、自然環境の保全・再生に向けた取組について、「各学校に対して、校庭芝生化の制度及び効果を周知徹底すること。また、芝生に一部生育不良が発生している状況も踏まえ、子供たちが芝生の上で伸び伸びと活動を続けられるように更なる支援に取り組んでいくこと」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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