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掲載日:2022年6月5日

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本多静六賞これまでの受賞者(第6回~第10回)

本多静六博士写真

埼玉県では、本多静六博士の精神を受け継ぎ、優れた学術研究や実践活動により、緑と共生する社会づくりに貢献した方に「本多静六賞」を贈呈しています。(平成18年度創設)

ここでは、第6回から第10回の受賞者を御紹介します。


【本多 静六】~自然を愛し森や公園づくりに情熱を注いだ埼玉の偉人~
本多静六博士は、慶応2年(1866年)に現在の埼玉県久喜市(旧菖蒲町)に生まれ、日本最初の林学博士として近代林学の基礎を築くとともに、明治神宮の森や東京都水源林などの森林の造成、日比谷公園や大宮公園をはじめとする全国各地の公園の設計など様々な事業を行い、近代日本の発展に大きく貢献しました。
また、私財を投じて取得した秩父地方の山林2,600ヘクタール余りを奨学金事業創設のため、昭和5年に埼玉県に寄付しました。この森林から生ずる収益をもとに「本多静六博士奨学金」が設けられ、昭和29年以降現在までに延べ2,500人を超える学生に奨学金が貸与されています。

第10回本多静六賞

第10回受賞者

坂本全平(さかもとぜんぺい)氏

埼玉県寄居町林業経営者

 坂本氏の画像

功績の概要

  •   所有林において、100年生を目標とした複層林施業による持続的な林業経営を行う一方、森林施業を効率的に行うため作業道を高密度に開設するなど林業の振興に貢献している。
  • 天然林については景観の保全を主眼とした施業を行い、作業道についてはハイキングコースとしての利活用も視野に入れた路線選定を行うなど、森林を地域の観光資源と捉えた活用を図っている。
  • 浦和高校同窓会をはじめとする森林ボランティアやNPO法人主催の作業体験等を積極的に受け入れ、活動に対する協力や指導を行うなど、地区の活性化のため都市住民との交流に尽力している。

 

 

第10回特別賞受賞者

久喜市立三箇小学校(さんがしょうがっこう)

埼玉県久喜市

三箇小学校・松

功績の概要

  •  本多静六博士の母校であり、博士の生き方や考え方を学年に応じた内容に教材化して学習するなど、博士の精神を受け継ぐ独自の教育活動に取り組んでいる。

三箇小・総合学習三箇小・首かけイチョウ

 

表彰式

平成29年5月17日(水曜日)に、第10回表彰式を知事公館で行いました。

第10回表彰式の様子  

坂本氏受賞式

副賞(表彰状木製レプリカ)授与

坂本氏活動発表

坂本氏による活動発表

三箇小発表

三箇小学校児童代表による活動発表

記念写真

左から坂本美代子氏、坂本全平氏、上田清司知事、

(三箇小学校)鈴木純平君、木村春紀君、小島延之校長

記念品贈呈式

平成29年7月20日(木曜日)に、特別賞記念品贈呈式を三箇小学校体育館で行いました。 

記念品贈呈式

全校児童・先生と記念写真 

特別賞記念品の定規

 第10回特別賞受賞者「久喜市立三箇小学校」について

第9回本多静六賞

第9回受賞者

お菓子な郷推進協議会(おかしなくにすいしんきょうぎかい)

埼玉県秩父市、菓子製造業団体

 

功績の概要

  • 秩父地域に自生するカエデから樹液を採取し、国産メープルシロップ(秩父カエデ糖)を生産するとともに、秩父カエデ糖を用いたお菓子を創出するなど、林業と商業の協働による林商工連携事業に取り組み、地域の活性化に貢献している。
  • 持続的にカエデ樹液を活用するため、スギ、ヒノキを間伐した場所へのカエデの植栽に取り組み、荒廃した森林の再生に貢献している。
  • 秩父地域の特性を生かした商品開発を進めるため、カエデ酵母菌やカエデ炭の活用研究を行うなど、カエデの多用途研究及び事業化に取り組んでいる。
  • カエデ葉を活用した飲料「カエデのラムネ」を創出し、売上金の一部を県及び秩父市に寄付している。

表彰式

平成28年8月2日(火曜日)に、第9回表彰式を知事公館で行いました。

第9回表彰式の様子  

表彰状・レプリカ授与

左から推薦者の秩父市 町田森づくり課長、

お菓子な郷推進協議会 中村専務理事・町田会長、

上田知事、秩父市 小池環境部長

 

 本多静六賞選考委員会 田中委員長による講評

 

町田会長による活動の発表

 

                  

左から秩父市 小池環境部長、お菓子な郷推進協議会中村専務理事、上田知事、お菓子な郷推進協議会 町田会長、田中久喜市長

第9回受賞者「お菓子な郷推進協議会」について

 

第8回本多静六賞

受賞者

岩田洋(いわたひろし)氏

埼玉県長瀞町、森づくり活動指導者、埼玉森林インストラクター会顧問

受賞者の写真

功績の概要

  • 埼玉及び全国森林インストラクター会の会長として多くの県民に森の働きや森林・林業の大切さを普及啓発するとともに多数の後輩インストラクターの育成に尽力した。
  • ときがわ町で地元小学生と植樹活動を行い、「ふるさとの森づくり」を子供たちに受け継いでいる。また長瀞町と「森林づくり協定」を締結し、宝登山でヤマツツジの植樹活動を行い森林の再生と地域貢献に取り組んでいる。
  • 昭和33年から昭和54年まで県立秩父農工高等学校林業科の教諭を務め、旧文部省発行の高校林業科用の教科書を編集するなど、多数の林業後継者の育成に尽力された。

   

表彰式

平成27年5月25日(月曜日)に、第8回表彰式を知事公館で行いました。

第8回表彰式の様子  

表彰状授与(左岩田氏、右上田知事)

副賞(表彰状木製レプリカ)授与

  

岩田氏による活動の発表

 

左から岩﨑県議会議員、大澤長瀞町長、上田知事

岩田洋氏、岩田静江氏(婦人)、田中久喜市長

  

第7回本多静六賞

受賞者

石井清允(いしいきよのぶ)氏

埼玉県神川町、森づくり活動指導者、埼玉県100年の森を守る会会長

受賞者の写真

功績の概要

  • 森林ボランティア団体による「森林の楽校」活動など、年10回、約200名もの参加者に対し、森林づくり活動の指導に当たっている。
  • 神川町矢納地区の埼玉県100年の森の整備に尽力し、埼玉県100年の森を守る会の会長を務め、同会の活動及び個人でのボランティア活動として、森の中にある水源地の下草刈りやごみ拾いなどの環境保全活動を積極的に行っている。
  • 農林業の体験活動を通じて、都市住民と山村との交流活動を活発に行うほか、城峰公園へ冬桜の植栽を行うなど、地域振興のリーダーとして活躍している。

 

 

表彰式

平成26年5月12日(月曜日)に、第7回表彰式を知事公館で行いました。

第7回表彰式の様子

表彰状授与(左石井氏、右上田知事)

副賞(表彰状木製レプリカ)授与

発表の写真

石井氏による活動の発表

記念写真

左から齊藤県議会議員、田中久喜市長、上田知事、石井清允氏、清水神川町長

第6回本多静六賞

受賞者

太田猛彦(おおたたけひこ)氏

東京大学名誉教授、FSCジャパン議長、さいたま・水とみどりのアカデミー校長

功績の概要

  • 東京大学などで森林水文学や治山・砂防学、森林環境学など約40年にわたり研究・教育に携わるとともに、多くの要職を務め、多大な功績をあげている。
  • さいたま市民として地域活動も重視し、市民講座などをとおし、森林の役割や保全の重要性の普及啓発に努めている。

表彰式

平成25年4月21日(日曜日)に、第6回表彰式を久喜市菖蒲総合支所で行いました。

第6回表彰式の様子

表彰状授与(左上田知事、右太田氏)

副賞(表彰状木製レプリカ)授与

 

 

 

太田氏による受賞のあいさつ

第6回受賞者、太田猛彦氏について(外部サイトへリンク)

これまでの受賞者

関連リンク

お問い合わせ

農林部 森づくり課 森林活動支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4839

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