第24回(令和7年度)渋沢栄一賞の受賞者について
渋沢栄一賞は、多くの企業の設立や育成に携わる一方で、福祉や教育などの社会事業にも尽力した渋沢栄一の生き方や功績を顕彰するとともに、今日の企業家のあるべき姿を示すため、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者を表彰するものです。
今回は、24名の推薦・情報提供があり、選考委員会の審査を経て3名の受賞者を決定しました。(受賞者は五十音順です。)
受賞者及び受賞理由
東 英弥(あずま ひでや) 氏
学校法人先端教育機構(東京都港区) 理事長

会社概要
教育、学術 2011年創業 従業員数80人
優れた経営
- 自身が15社を起業した経験から、「企業理念」や「構想力」の重要性を認識し、私財を投じて、事業構想大学院大学及び社会構想大学院大学の2大学を創設
- 開学14年で、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台に拠点を持ち、3,000名以上の修了生を輩出。産学連携のビジネスモデルの構築や地域資源の活用等、全国各地で社会課題解決や新産業創出に貢献
- 自身が経営する企業の売却により得られた収益の大部分を学校法人に寄付し、教育施設の整備や人材育成等に活用
社会への貢献
- 給付型奨学金制度を備えた公益財団法人先端教育振興機構を設立し、社会人のリカレント教育を支援
- 一般財団法人東文化芸術財団を設立し、全国各地で無償のクラシックコンサートを主催しており、文化芸術振興に貢献
井内 英夫(いうちひでお)氏
アズワン株式会社(大阪府大阪市) 前会長

会社概要
計量・理化学・光学機械機器等卸売、医療用品卸売業 1933年創業 従業員数762人
優れた経営
- 理化学機器・用品卸売業として、国内12営業所、5物流センター、6関係会社を擁する
- 28歳で社長就任後、カタログとEC(インターネット販売)を活用した豊富な品揃えと独自のビジネスモデルを構築
- データドリブン経営と積極的なIT投資により、当日出荷率95%を実現し競争力を高め社業隆盛の礎を築いた
社会への貢献
- 公益財団法人井内財団を設立し、ミャンマー留学生に対する継続的な支援
- 災害支援、教育振興、国際人材育成など多方面にわたる寄付
- 文化貢献活動としてピカソや葛飾北斎などの美術品を美術館に寄託
加藤 勇(かとういさむ)氏
和光産業株式会社(島根県松江市) 代表取締役

会社概要
コンクリート製品製造業、その他の建設材料卸売業1973年創業従業員数85人
優れた経営
- 1973年設立のコンクリート製品メーカーで、インフラ整備に貢献
- 創業以来50年以上にわたり障がい者雇用を推進し、障がいの有無に関わらず、共に働ける職場づくりを実践
- IT活用と機械化で完全週休二日制を導入。若年者の雇用管理が優良である中小企業に与えられる「ユースエール認定」を取得
社会への貢献
- 20年間にわたり入場無料の文化講演会を開催するほか、環境や人体に優しい固形マーカーを地元保育園に毎年寄贈するなど、地域貢献に取り組んでいる
- 障がい者の「働く場」「暮らす場」を支える包括的グループ経営を展開。こうした障がい者支援に関する長年の功績により藍綬褒章を受章
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