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掲載日:2023年5月25日
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埼玉県では、県内産の野菜が、全国で一番安全・安心なものであることを目に見える形で発信するため、農産物直売所で販売される県内産農産物を対象に、新たな検査手法による残留農薬検査を実施しています。
検体数 |
品目数 |
施設数 |
基準値超過数 |
---|---|---|---|
0 |
0 |
0 |
0 |
品目 |
農薬名 |
検出値 |
基準値 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
基準超過事例はありません。 |
|
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
---|---|---|---|
検体数 |
20 |
140 |
140 |
品目数 |
17 |
54 |
48 |
施設数 |
2 |
20 |
23 |
基準超過数 |
2 |
2 |
0 |
※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症への対応に係る衛生研究所及び保健所の体制強化のため、検査検体数を減らした。
品目 |
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
---|---|---|---|
こまつな |
1 |
6 |
9 |
ほうれんそう |
1 |
3 |
7 |
ねぎ |
1 |
4 |
0 |
さといも |
0 | 1 | 2 |
ブロッコリー |
2 |
3 |
8 |
かぶ |
0 |
1 |
1 |
えだまめ |
0 |
1 |
1 |
きゅうり |
1 |
11 |
11 |
みずな |
1 |
2 |
1 |
白菜 |
1 |
1 |
0 |
チンゲン菜 |
1 |
2 |
1 |
結果判明後、残品の全量自主廃棄の措置をとるともに、直ちに原因の究明と農薬の適正使用について生産者に対し指導を行いました。
品目 | 農薬名 | 検出値 | 基準値 |
---|---|---|---|
基準超過事例はありません。 |
品目 | 農薬名 | 検出値 | 基準値 |
---|---|---|---|
こまつな | エトフェンプロックス | 0.1ppm | 0.01ppm |
八つ頭 | フェニトロチオン | 0.03ppm | 0.01ppm |
品目 |
農薬名 |
検出値 |
基準値 |
---|---|---|---|
レタス | フェニトロチオン | 0.48ppm | 0.01ppm |
きょうな(みずな) |
エトフェンプロックス |
0.13ppm |
0.01ppm |
埼玉県の野菜産出額は全国第6位(※1)であり、ねぎ、さといも、こまつなをはじめ、多くの野菜が全国トップクラスの産出額です。また、県内の有人農産物直売所の販売金額は259億円で、本県農業産出額の約13.6%に相当します(※2)。直売所で多量に販売される野菜の残留農薬を検査し、安全な野菜が提供されていることを確認することが必要です。
国が定めた残留農薬検査(公定検査)では1品目当たり1kg以上の検体が必要ですが、農産物直売所では、少量多品目での販売がされている場合が多く、葉物野菜など埼玉県を代表する野菜の検査が、必ずしも十分に行えていない状況にありました。
※1 平成26年度 農林水産省調べ
※2 平成26年度 県農業ビジネス支援課調べ
検査に用いる量を1kg(1,000g)から100gとした検査(スクリーニング検査)を行います。
同じ生産者が出荷した農産物であっても、農薬の散布方法等により濃度の偏りが生じてしまうことがあります。国が定めた公定検査では、この偏りをなくすため1kgを採取し、この中から分割して試料を作成することで検体の均一化を図ることを目的としているからです。
農薬が残留しているか、疑わしいものを拾い上げ、調査や指導の対象を絞り込みを目的としているため、検体の均一化を図る必要はありません。また、衛生研究所で行う分析検査は、公定検査と同じ方法で行います。
公定検査ではないため、直ちに法違反とはなりませんが、その農産物が流通することがないように、保健医療部(保健所)と農林部(農林振興センター)が連携して対応しています。
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