トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 臓器移植 > 第282回簡易アンケート「臓器提供の意思表示及び肝炎ウイルス検査の受検等に関する調査」の結果を公表しました。

ページ番号:274672

掲載日:2025年10月29日

ここから本文です。

第282回簡易アンケート「臓器提供の意思表示及び肝炎ウイルス検査の受検等に関する調査」の結果を公表しました。

調査の概要

(1)調査形態

  • 調査時期:令和7年10月9日(木曜日)~10月15日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 対象者:県政サポーター(3,642人)(内、県内在住(3,378人))
  • 回収率:64.9%(回収数2,363人)(内、県内在住64.6%(2,181人))
  • 百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある

 

 ・回答者の属性(   )内は県内在住者再掲

  人数(人)    比率(%)
全体 2,363(2,181)人 100.0(100.0)

 

年齢 人数(人)       比率(%)
16~19歳 10(8) 0.4 (0.4)
20~29歳 67(53) 2.8 (2.4)
30~39歳 216(192) 9.1 (8.8)
40~49歳 418(381) 17.7 (17.5)
50~59歳 657(614) 27.8 (28.2)
60~69歳 506(466) 21.4 (21.4)
70歳以上 489(467) 20.7 (21.4)

 

職業    人数(人)    比率(%)
個人事業主・会社経営者(役員) 227(211) 9.6(9.7)
家族従業(家業手伝い) 8 (6) 0.3(0.3)
勤め(全日) 882(798) 37.3(36.6)
勤め(パートタイム・アルバイト) 403(379) 17.1(17.4)
専業主婦・主夫 355(335) 15.0(15.4)
学生 36 (25) 1.5  (1.1)
その他、無職 452(427) 19.1(19.6)

 

性別 人数(人)       比率(%)
男性 1,260(1,163) 55.0(55.0)
女性 998(920) 43.6(43.5)
回答なし 33(31) 1.4(1.5)

※任意回答(総数2,291(2,114))

(2)調査結果の見方

  • 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体又はカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
  • 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。

 

(3)調査の目的

今後の政策の検討資料とするため、臓器提供の意思表示に対する現状、骨髄ドナー助成制度の認知状況や効果、肝炎ウイルス検査の受検状況の把握を行いました。

担当課   保健医療部   疾病対策課   総務・疾病対策担当   電話:048-830-3598(E-mail :a3590-05@pref.saitama.lg.jp )

 

調査結果

臓器提供の意思表示方法


提供の意思臓器表示方法を「知っている」が9割強(93.2%)

 

質問1 あなたは、臓器提供の意思表示の方法(健康保険証や自動車運転免許証の裏面の記載等)について知っていますか。

2025質問1

臓器提供の意思表示方法を知っているか尋ねたところ、「知っている」が9割強であった(93.2%)。また、「知らない」は1割未満(6.8%)であった。

 

臓器提供の意思表示をしているか


臓器提供の意思表示方法を知っていても、「いずれの方法によっても意思表示はしていない」が6割半ば超(66.7%)

 

質問2(質問1で、「知っている」と回答した方にお伺いします。)あなたは臓器提供の意思表示をしていますか。(あてはまるものすべて)

2025質問2

臓器提供意思表示方法では、「自動車運転免許証により意思表示をしている」が最も多く2割強(20.3%)で、次いで「健康保険証により意思表示をしている」「マイナンバーカードにより意思表示をしている」がそれぞれ1割強(11.5%)(10.8%)であった。また、「いずれの方法によっても意思表示はしていない」が6割半ば超(66.7%)であった。

「臓器提供をしない」という意志表示について


「知らない」が3割半ば(35.1%)

 

質問3 「臓器提供をしない」という意志表示が可能であることを知っていますか。

2025質問3

「臓器提供をしない」という意志表示が可能であることを知っているか尋ねたところ、「知っている」が6割半ば(64.9%)であった。また、「知らない」は3割半ば(35.1%)であった。

骨髄移植ドナーの登録


「登録したことはない」が9割強(92.9%)

 

質問4 あなたは、骨髄移植ドナーとして登録していますか。または、骨髄移植ドナーとして登録したことがありますか。

2025質問4

骨髄移植ドナー登録の有無について尋ねたところ、「登録したことはない」が9割強(92.9%)を占め、「登録している」と「登録したことがある」を合わせた『登録経験あり(計)』は1割未満(7.1%)であった。

 

骨髄移植ドナー登録に対する助成制度の影響


「助成制度があることにより、安心して、ドナー登録することができた(判断に影響した)」は2割弱(19.0%)

 

質問5(質問4で「登録している」又は「登録したことがある」と回答した方にお伺いします。)骨髄移植ドナーとして「登録」をした際に、助成制度の有無が判断に影響しましたか。

2025質問5

「助成制度があることにより、安心して、ドナー登録することができた(判断に影響した)」は2割弱(19.0%)、「助成制度の有無は、ドナー登録するかどうかの判断に全く影響しなかった」は3割弱(28.0%)であった。また、「登録した際、助成制度がなかった」は2割半ば超(27.4%)であった。

 

骨髄提供に対する助成制度の影響


『助成制度の有無が骨髄提供の判断に影響すると思う(判断に影響した)(計)』は5割半ば(55.4%)

 

質問6(質問4で「登録している」又は「登録したことがある」と回答した方にお伺いします。)あなた自身が骨髄提供をする(した)際に、助成制度の有無は骨髄提供の判断に影響すると思いますか。(影響しましたか。)

2025質問6

「仕事を休むことによる負担等が補われるため、骨髄提供を行うかどうかの判断に影響すると思う(判断に影響した)」(50.0%)と「子供を保育施設に預ける費用等の負担が緩和されるため、骨髄提供を行うかどうかの判断に影響すると思う(判断に影響した)」(5.4%)を合わせた『助成制度の有無が骨髄提供の判断に影響すると思う(判断に影響した)(計)』は5割半ば(55.4%)であった。また、「助成制度は、骨髄提供を行うかどうかの判断に影響しないと思う(判断に影響しなかった)」は3割半ば超(36.9%)であった。

 

肝炎ウイルス検査の受検の有無


「受けたことがない」が3割半ば超(37.2%)

 

質問7 あなたは、これまでに肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか。(人間ドックなどの血液検査の項目に含まれていた場合も含む)

2025質問7

これまでに肝炎ウイルス検査を受けたことがあるかを尋ねたところ「受けたことがある」が4割弱(38.6%)であった。また、「受けたことがない」(37.2%)と「わからない」(24.2%)を合わせた『受けたことがない・わからない(計)』は6割強(61.4%)であった。

 

肝炎ウイルス検査の受検の機会


「職場の定期健康診断や人間ドック」が最も多く5割強(52.2%)

 

質問8(質問7で「受けたことがある」と回答した方にお伺いします。)どのような機会に受けましたか。(あてはまるものすべて)

2025質問8

「職場の定期健康診断や人間ドック」が最も多く5割強(52.2%)であった。次いで「市町村の肝炎ウイルス検査」が2割強(20.3%)、「手術などを行った際」が1割半ば超(16.9%)であった。

 

肝炎ウイルス検査の結果の認識


「知っている」が最も多く9割強(93.5%)

 

質問9 (質問7で「受けたことがある」と回答された方にお伺いします。)検査の結果を知っていますか。

2025質問9

「知っている」が最も多く9割強(93.5%)であった。また、「知らない(結果待ちを含む)」(1.0%)、「わからない、覚えていない」(5.5%)で、合わせて1割未満(6.5%)であった。

 

肝炎ウイルス検査を受検している可能性


「献血」が最も多く4割弱(38.5%)

 

質問10 (質問7で「受けたことがない」又は「わからない」と回答された方にお伺いします。)献血や妊娠・出産などの機会がある方は、肝炎ウイルス検査を受検している可能性があります。該当するものを選んでください。

2025質問10

「献血」が最も多く4割弱(38.5%)であった。次いで「妊娠・出産」が2割半ば(24.5%)、「大きな外科手術(全身麻酔での手術)」が2割強(21.0%)であった。

 

自由意見


 

質問11 臓器提供の意思表示及び肝炎ウイルス検査の受診に関するご意見等がありましたら、自由にお書きください。

  • まだ身近に臓器提供を必要とする人がいないので、どこか他人事な部分はあると思っています。でも県内に15千人もいるとは知りませんでした。もっとちゃんと考えてみようと思いました。
  • 自分自身は、死亡時に健康な臓器があれば提供したいと思い家族に伝えたら、反対されてしまった。特に、子供からの反発が凄かったので、もっと詳しく臓器提供についてひろく知ってもらう努力が必要だと思う。
  • 臓器提供という言葉に抵抗感があるため、言い方や提供についての正しい理解を周知することで意思を示す方が増えるのではないか。
  • 臓器提供意思表示の前に、臓器提供するとしたら、どれ程の身体的負担が掛かるものか、又死後或いは瀕死の状態で、葬式進行にどれ程の影響をもたらすものかなのか等が判然としないと意志決定には至り難いと考えるので、これらの諸点のPRが必要と考えます。
  • 自分の健康に自信が無いので提供の意思がない。臓器提供は難しい問題です。
  • 骨髄移植ドナーはドナー側の負担が大きいので十分な助成制度・会社規定でのサポートが必要だと思います。
  • 骨髄移植ドナーは手術中の事故が不安でなかなか踏み込めません。安全であれば制度を利用し検討したいです。
  • ドナーのリスクの大きさが十分周知されていないのと、なにかあったときにどう救済してくれるのかがわからないので、明確に周知してほしいと思います。
  • 骨髄移植に関してはドナーに選ばれても仕事の都合がつかず断った例も多い。助成制度も素晴らしいが職場の理解等得られる社会にもしてほしい。
  • 臓器提供の意思表示して、万一も自分自身でも助けていただき又必要なかたに協力したい。
  • 肝炎ウイルス検査は知らない人が多いので、もっと周知した方が良いと思います。
  • 臓器移植が出来る施設が限られており、移植が見送られたケースがあると聞いたことがあります。そうしたことがないような受け入れ体制の充実を望みます。肝炎ウイルス検査については、もれなく全員が受けて、治療に結びつけばよいと思っています。
  • 骨髄移植ドナー助成制度、肝炎ウイルス検査制度については広い広報がされていないので理解がされていないと思います。両者ともに情報の提供必要とはされているので、もっとわかりやすく、広い広報をして欲しいです。
  • 大切なことだと思うが、自分ごとにとらえられない。
  • 必要としている患者さんが全国にいると思うので、検討したいです。

※上記を含め、計424件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。

お問い合わせ

保健医療部 疾病対策課 総務・疾病対策担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4809

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?