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掲載日:2022年2月8日

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専門家会議後の知事発言内容(2月8日)(テキスト版)

 

知事

皆さんお疲れ様でございます。今日は埼玉県の新型感染症専門家会議、第53回となりますけれども、会合を行っていただきました。その詳細については、金井先生の方からお話をいただきたいというふうに思っておりますけれども、県といたしましては、諮問事項いくつかもらいました。

1点目の諮問事項といたしましては、現在のコロナウイルス感染症の拡大の状況に鑑み、埼玉県に対して適用を13日までされているまん延防止等重点措置を延長することの是非について、ご判断をいただきたい、というその諮問と同時に、さらには、その措置の中身、この2点について、まず大きなところとしてはお伺いをさせていただきました。具体的には、現在埼玉県の状況を見ると、我々がこれまで重視してきていると言っていた、例えば重症病床については20パーセント以下であります。また例えば第5波の時には48時間を超えて入院調整ができない、こういったケースもありましたけども今回まだそういったことが発生する状況にはなく、また自宅療養者が仮にその重症に転じた場合に連絡が来ますが、これ一貫して100パーセントの受電、1件も漏らしていない状況であります。そういった意味から言うと、例えば緊急事態宣言等にレベルを上げるというんでしょうか、そういった必要性は感じていない。その一方で、医療の負担を考えると、例えば非常に大きな病気等で入院を余儀なくされて、病院に来てからコロナウイルス陽性になってることがわかる。つまり、コロナの典型的な症状ではないんだけれども、基礎疾患等が悪化する。あるいは、この特に1月以降については、非常に一般の医療の病棟等が極めて厳しい状況にあって、医療の提供体制は先ほど申し上げた緊急事態宣言にまでは至らなくても非常に厳しい状況にあるし、仮に今日ピークを打ったとしても、病床については後から遅れてまいりますので、そこについては、我々としてはまん延防止等重点措置を解除するという判断は、残念ながら13日の時点であってもできないだろうと。こういうことです。またこれに加えて最近の特徴として、濃厚接触者になる等で、医療機関の従事者が出勤ができないなどで、医療の提供体制が組めない。こういったことも加えて考えると、まん延防止等重点措置については延長はいかがかということについてでございますが、これについては先生方からこれ全員だと思いますけれども、まん延防止等重点措置の延長についてはこれを是とすると、これは賛成であるというお答えがいただけましたので、我々といたしましては、本部会議を開催をさせていただき、本部会議の決定に基づき、19時10分、国に対して13日をもって埼玉県で満了となるまん延防止等重点措置の延期を3週間程度、お願いをするということで、私どもの方から政府の判断を求める問いかけを書面で行うこととさせていただきました。なお、中身につきましては、基本的には、現状の維持を基本で考えていますけれどもこれは基本的対処方針が示されてからとなりますので、これについては別途協議をさせていただくことになりました。また政府に対する要望としてですね、1点目はまん延防止等重点措置が今講じられていますが特にその中でも深刻なのは、検査キット、あるいは検査の薬液というんでしょうか、試薬ですね、こういったものに対して供給量が品薄になっていると。そこで私どもといたしましては、国に対して検査キットや試薬の確保、あるいは医療機関に徹底させる、これを要請をするとともに、これ実は何度も繰り返し、実はまん延防止等重点措置をかけた時点からずっと様々なルートを通じてやってることですけれども、いまだに品薄感の解消がないという状況でありますので、県内、今調査もあって改めてしていますけれども、仮にそれができないのであれば、特別措置法第55条に基づく措置を、これは緊急事態宣言下で、物資の売り渡しの要請やいわゆる収用、差押ですね、これを都道府県知事に与えるというものですけれども、これをまん延防止等重点措置でも知事権限で行えるよう求めると、これ国がやってくれないんであれば、我々にその権限を与えて欲しいということをお願いをいたしました。またワクチン接種、これ加速化が大変重要であり、高齢者、あるいはエッセンシャルワーカー、これが最も優先させるものでありますけれども、子供の中でまん延してるということもあり、特に医療的ケア児、こういった子たちを優先させる必要があるということで、それをお願いするとともに国に対してはもう一つ接種券が届かないということもありますが、接種券の代わりに接種証明アプリを活用した接種の手続きを認めること、これも何度も言ってますけども、改めて国に対して要請をすることといたしました。

これが一つ目の諮問事項を、それから二つ目、あとは、大きな話ではありませんけれども、いわゆるみなし陽性については、現時点では埼玉県としてはこれを諮問する状況にはなく、しっかりとこれまでの体制を組ませていただくということでございます。私からは以上です。

 

金井県医師会長

知事からお話があった内容がほとんどかと思っております。まず実行再生産数ですけどもご案内の通り2を超えた時期もあり、現在では1.2、1.27ですかね。そういう状況にあり、ややその増加のスピードは落ちてきたという状況にはあるかと思っております。そんなような状況はありますけれども知事のお話の中にもありましたとおり、今後とも増加するわけですので、そしてまたさらにはそのあとに入院をするような患者さん等も増えていく。これは最近オミクロン株の特徴でございますけれども、特徴としては、基礎疾患があり、その基礎疾患がまた持病と言った方がいいのかもしれませんが持病が悪化をするというケースが圧倒的に多いということになっております。重症例というような表現がされているものも、オミクロン株による重症ではなくてというふうに言われているところで、実際臨床の先生たちもそのようなお話をされていたところでございます。それから今日の大きな諮問内容でございました、まん延防止等重点措置の延長でございますけれども、これについては3週間程度という話があったんですけど、これについては、当然のことながら今お話をしたとおり、入院する患者さん等はあとからやってくるという状況もあります。仮にピークがいつかという話が最近よく出てきておりますけれども、まだもうちょっと先かもしれませんが、そこでピークになり、その後減るというような状況でも、ゆっくり減っていくというような状況、これは沖縄の形を見ていただければお分かりかと思いますけれども、減っていくスピードっていうのは遅いという状況が沖縄にはあります。そういうような状況で、同じように考えれば、なかなかそれを病床の方を考えれば、3週間あって、当然であるというふうなことでございます。その他でいろいろございました。学校については、多くは変わるわけではございませんけど、一つだけお話をさせていただきます。オンライン学習を重要視するというようなこと、その他、部活動の在り方とかいうような話はございました。これについては後程、話があるということでございます。以上です。

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