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掲載日:2022年2月1日

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定例記者会見の知事発言内容(2月1日)(テキスト版)※抜粋

 

お疲れ様でございます。私の方からまずは何点かご報告をさせていただきます。まず、新型コロナウイルス感染症の埼玉県の感染動向についてのうち、新規陽性者についてであります。1月30日には、1日当たりの新規陽性者5,315名を確認するなど、今まで経験したことがない規模での感染拡大が生じています。直近の実行再生産数は1.415とやや鈍化をしていますが、これは低い数字ではありません。依然として、1を大きく超えた、感染が拡大をされる、大きく懸念される、強く懸念される、こういった数字であります。

2枚目のパネルになります。感染者の年齢構成ですけれども、30代以下の若い世代が全体の半数以上を占めていることに変わりはありませんが、週ごとに見てくると、徐々に10代未満の感染者数が、また感染者割合が大きくなっています。棒グラフの方は実数を示していますが、直近1週とその前週の比較では倍、そして3週間前と比較すると6.8倍にまで増えています。これまでの若い方々への感染の波というものは見られなかった。これまでには見られなかった傾向であります。また、高齢者についても割合は変わっていませんが、感染規模の拡大により実数が非常に多くなっており、高齢者の方々が感染をするとリスクが高くなるというふうに我々も考えて懸念をしております。

次に即応病床使用率の推移であります。1月21日より感染者急増時フェーズに移行し、昨日時点で1,993床を即応病床として確保しています。重症病床使用率は増加傾向ではあるものの10パーセントを下回るレベルで今も維持をしており9.3パーセントであります。全体の即応病床の使用率は感染者数の急増に伴い、昨日時点で使用率50パーセントを超えていますが、レベル判断の場合に用いる病床の使用率は確保病床の使用率になりますので49.3パーセントとなります。

第5波と異なり、コロナの症状として軽症が多いものの基礎疾患のある方や高齢者、妊婦など、リスクの高い患者が多く入院している状況であると同時に、コロナの典型的な症状と言われるものではなく、基礎疾患が悪化する等で重大な事態に陥る方々が増えてきています。オミクロン株はデルタ株と比較をし、重症化しにくいと言われていますけれども、ここまで感染の規模が大きくなると、高齢者や妊婦等のいわゆる脆弱な層の感染者が増加をし、あるいは先ほど申し上げたように、既往症等が悪化をすることによって、医療の逼迫を招く可能性があることから、今一度接触機会の低減等、感染拡大防止策を徹底していただきたいと思います。

次に、県が設置する南部ワクチン接種センターにおける追加接種についてご報告いたします。埼玉県浦和合同庁舎の南部ワクチン接種センターにおける3回目の接種は、1月25日から予約受け付けを開始し、今日2月1日から接種を開始をいたしました。

この南部ワクチン接種センターは、ご存知のとおり都道府県として初めて埼玉県が全国に先駆けて行ったものですが、3回目接種が2月1日から行われることになります。ぜひ、インターネットの専用予約サイトから予約を受け付けておりますので、ご利用いただきたいと思います。対象は、県内全域の3回目用の接種券をお持ちの方になります。

接種間隔につきましてはこれまで国が定める期間としてまいりましたが、国から予約枠に空きがあれば、現に高齢者に対する接種が行われている場合でも、6か月以上の経過をした64歳以下の一般対象者に対する追加接種の前倒しも行って良いという趣旨の事務連絡がまいりました。また県は、ワクチン接種に関しては、市町村の補佐をすることになっており、先月25日の予約の開始から、市町村の接種状況や、あるいは市町村の会場等の予約状況を見守ってまいりましたが、予約に余裕があることから、接種期間を前倒しをしたいと考えております。そこで、まずは本日より65歳以上の高齢者の方について、2回目接種から6か月、7か月や8か月ではなく6か月を経た方についての予約を受け付けます。

また、予約システムの改修が必要でございますので、その準備が整う2月10日の予約受付分、10日後の2月10日の受付分からは、64歳以下の現役世代も含めて、6か月間経過した方に前倒しを行います。なお、予約の方法等でお困りの場合には、相談窓口もご用意しておりますので、ぜひご活用をいただきたいと思います。パネルの右側でありますけれども、接種に関して多く寄せられてる質問があります。それに対する代表的な回答をご紹介します。まずオミクロン株に対するワクチンの効果についてでありますけれども、厚生労働省によれば、そもそもオミクロン株に対するワクチンの効果については、様々な研究はありますけれども、一定程度オミクロン株になって感染予防効果は下がると言われておりますけれども、経過時間にもよりますが一般的に言えばインフルエンザのワクチン接種の30パーセント台の有効率よりははるかに高い数字が確保されています。

追加接種の効果でありますが、厚生労働省によれば、デルタ株に対する効果と比べるとやや低いものの、追加接種によってオミクロン株に対しても効果が高まります。次に、ファイザーとモデルナのワクチンの効果の違いについてでありますが、追加接種についてどちらを接種した場合でも十分な効果が得られるとされています。他方、1、2回目接種の効果については、ファイザー社製ワクチンよりも、モデルナ社製ワクチンの方が優位に高かったということが報告をされています。最後に、追加接種するワクチンの種類について、1、2回目に接種したワクチンと同じワクチンが良いのか。という質問もございますが、先ほども述べたとおり、追加接種に使用できるワクチンについては、ファイザー社製であっても、武田/モデルナ社製であっても十分な効果があり、1回目、2回目に接種されたワクチンと同じ種類のワクチンでなければならない理由はございません。ワクチンの種類を選ぶのではなく、インフルエンザ等他のワクチンと同様に打てるタイミングで打つことができるワクチンを接種することを強くお勧めします。武田/モデルナ社製ワクチンによる県の接種会場でありますが、現在であれば予約可能でありますのでご利用いただきたいと思います。

次に、飲食店を利用する県民の皆様に対して改めてお願いです。現在のまん延防止等重点措置期間中、飲食店は営業は午後8時まで、お酒は提供できません。これが原則です。しかしながら、ワクチン・検査パッケージの特例を適用し、登録された店舗の場合には、午後8時半までお酒の提供が認められます。県民の皆様が飲酒または同一グループ、あるいは同一テーブルで5人以上での食事を希望する場合には、ワクチン接種証明もしくは陰性結果証明に加え、身分証明書の提示が必要となります。

ただし、これが提示ができなくても飲食ができないわけではありません。入れないわけではありません。先ほど申し上げた酒類の提供等ができなくなるということでございます。ワクチン接種証明については、2回目の接種日から14日以上経過したものが必要で、これは写しや撮影した画像でも結構です。また、陰性結果証明のうちPCR検査については、検体採取日より3日以内、抗原定性検査については、検査日より1日以内のものが有効となります。グループで利用する場合は全員が提示する必要がありますので、あらかじめご用意ください。なお国が公式に提供する新型コロナワクチン接種証明書アプリを提示した場合には、身分証明書の提示は必要がございません。お酒を飲まずに4人以下で利用される場合には、これらの提示は一切不要です。ワクチン接種証明書等が提示できないので、入店できないということは、先ほど申し上げたとおり全くございません。

次に、「Made in SAITAMA優良加工食品大賞2022」についてお話いたします。この表彰制度は、県産農産物を活用した加工食品を製造販売する優秀な県内の食品加工事業者等を表彰し、その成果を讃え、広く発信することで、県産農産物の需要拡大と県内食品産業の発展を図るため、昨年度創設をいたしました。応募者は、県内で加工食品を製造する事業者や団体であります。ちなみにこの加工食品の要件でありますけれども、主な原料、主原料に県産の農産物等を100%使用していること。また、商品を特徴づける原材料が県産農産物等であるものとし、開封してそのまま飲食できるもの、または電子レンジや湯煎、茹でるなど、簡単な調理によって飲食できるものとしています。今年度の応募数は昨年より19点増加をした54点であり、その中から大賞、優秀賞、特別賞の3賞を決定いたします。審査は、県産農産物の利用度、市場性、地域経済への寄与度等の観点を踏まえた書類による一次審査によって、54点が上位15点となり選出をいたしました。その後、流通関係者、学識関係者等で構成する審査委員会において、食味、パッケージデザイン、加工技術等による最終審査を行い、3賞が決定をいたしました。2月4日、表彰式を行います。

 

それでは、Made in SAITAMA優良加工食品大賞2022の各賞の受賞者を発表させていただきます。まずは、大賞から、弓削多醤油株式会社の「時の鐘しょうゆ」であります。弓削多醤油は大正12年、坂戸で創業以来、伝統的な木桶を使用した醤油づくりに励まれておられます。工場に隣接する醤遊王国では、製造工程の見学や木桶で仕込んだもろみの絞りを体験し、醤油を使ったスイーツを提供するなど、醤油の魅力発信に努めています。「時の鐘しょうゆ」は県産の大豆、小麦を使用し、そして川越名物の干し芋を醤油麹と糖化させることで、砂糖は使っていないにもかかわらず、とろっとした甘みを引き出しています。とんかつやステーキなどにかけると美味しく召し上がれる醤油であり、ぜひ県産の食材に合わせてみてください。また、瓶のデザインですけれども、川越を感じさせる時の鐘をモチーフにすることで、お土産に最適な商品であります。

続いて優秀賞でありますけれども、株式会社武蔵屋本店の「生五家宝」であります。武蔵屋本店は、文久二年、1862年のことですが、関東三大不動、加須市の不動ヶ岡不動尊總願寺門前にて創業され、今年で160周年を迎えます。伝統の技術を生かし、職員の手で一本いっぽんつくる、手づくりの五家宝は滋味あふれる味わいであります。この伝統的な五家宝に加えて、新たなこの「生五家宝」は県産の米、大豆、お茶などを使用し、伝統和菓子、五家宝を進化させた商品で、できたてのふわふわの食感は秀逸、おそらく今まで食べたことがない歯ざわりでした。外はふわっとして、中はサクサク食感である定番のきなこのほか、狭山茶をまぶした抹茶味、あるいはほうじ茶味なども揃っております。そして、それに加えて手ごろな価格設定です。また小中学生等を対象とした体験教室、工場見学を行うなど、地域の活性化にも貢献しています。

最後に特別賞は、地場野菜イタリアン カポナータの何と「苺のかけジャム」であります。苺のかけジャムを作った地場野菜イタリアン カポナータは越谷市で地場の食材を使ったイタリアンレストランであります。

「苺のかけジャム」は県産のイチゴや蜂蜜を使用し、塗るのではなく、かける使い方に変えた新感覚のジャムで、スイーツとの相性も抜群であり、自然な甘味と酸味、さわやかな香りがアクセントになり、お料理も引き立てることとなります。ドレッシングとしても使えるそうで、ボトル瓶を使用した商品であります。

また、障害者福祉施設と業務提携し、苺のかけジャムの加工、製造、ラベル張りを一緒に行うなど、障害者の就労支援にも取り組んでいただいています。以上、受賞された皆様に心からお祝いを申し上げます。受賞者は、当該加工食品の包装や容器にこのマークを表示することが受賞ロゴマークとしてできます。また、県が主催する商談会やイベントへの優先出展など、販売機会の提供を支援をいたします。

埼玉県の加工食品は数多く、レベルが高い、その中で受賞した商品であります。これらは、「埼玉農産物ポータルサイトさいたまわっしょい」や各事業者のホームページでご紹介をしております。現在、感染者が急増している中ではありますが、ぜひ商品をお取り寄せをいただき、ご自宅でお楽しみをいただきたいと思います。

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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