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掲載日:2021年9月26日

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基本的対処方針に係る要望に関する知事発言内容(9月26日)(テキスト版)


   私の方からまず御報告をさせていただきたいと思います。本日の13時に政府に対して、一都三県として要望書を提出させていただきました。ちなみに埼玉県の方で取りまとめたので、埼玉から御報告をさせていただくものであります。その中身でありますけれども、9月30日まで緊急事態宣言が行われている予定になっています。
   現状につきましては、もう皆さん御承知のとおり医療機関等に対する、まだ残念ながら実感ベースで厳しい状況はあるものの、新規陽性者等については、下がっており政府の言うところのステージ指標でいえば、療養者以外はすべてステージ3、もしくはステージ2に埼玉県の場合になっている状況であり、9月30日以降については、これまでの県民の皆様や事業者の皆様へのお願いをおそらく変えていくことが必要であろうと、もしくは政府に対して緊急事態宣言の解除をお願いすることが、時期としてもちろんまだ数日ありますので、断定はできませんけれども、そういう方向であろうというのが我々の考え方でございます。
   他方で、現状を見ていると、確かに大きな流れとしては、新規陽性者等は下がってきています。しかしながら、現状ではまだまだ懸念するべきところ多いところから、国に対して要望をするべき点が2点あるだろうということで、今回要望をさせていただきました。具体的に申し上げると、緊急事態宣言が、これを解除するかしないかは国が決めることになりますが、緊急事態宣言が解除される場合についても、除外された地域における取組につきましては、飲食店等に対する営業時間の短縮要請や認証店の取り扱い、その実施期間など、段階的な緩和に関わる内容について、基本的対処方針にしっかりと明記していただきたいということ、これが1点でございます。もう1点が、事業者への財政支援等につきましては、我々もしっかり対応せざるを得ないと思いますので、その裏付けとなる確実な財源措置をお願いする、この2点でございます。
   なお、現状について、もう少し正確に申し上げると、埼玉県といたしましては、御存じのとおり昨年来、重症者、あるいは死亡者、これをとにかく減らしていく、出さない、これが我々の目標でありました。現状では、療養者が多いものの、先ほど申し上げたとおり病院等に対する指標については下がってきています。したがって、我々としての考え方としては、PCR検査がしっかりとできていて陽性者を把握している。これが前提です。埼玉では御存知のとおり、一都三県の中で最も低いレベルで陽性率がもう1年以上続いておりますし、全日本のレベルでも、大体3番目に多い県になっています。こういったことが前提で、なおかつワクチンの接種が進んでいる、これを前提として考えると、一定程度陽性者が出ても重症者や死亡者については、ファクトとして下がってきている。
   例えば第3波よりも、この第5波の方がはるかに多い陽性者でしたけれども、死亡者については半分近くであります。当然率についても大きく下がっている。こういった中では、我々としては、病院との体制をしっかりとを維持することができるかどうかが、基準として大きなものであるということで病床、もしくは重症病床、この基準が大きな目安であるものと考えております。そこで、今回この重症病床にしても、病床にしても、今のところステージ3ではあります。ステージ3、いわゆる政府が出してきたステージ3でありますので、すべての措置を緩和するレベルには残念ながら、至っていないと考えるものの緊急事態宣言を発出し続けて事業者の皆様や県民の皆様に対して制限、あるいはお願いをする段階ではないということから、今回こういった判断をさせていただいたところでございます。私の方からは以上です。

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