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掲載日:2020年6月3日

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埼玉県新型感染症専門家会議後の知事メッセージ(6月3日)(テキスト版)

知事

   どうも皆さんお疲れ様でございます。

   先ほど、第8回の埼玉県新型感染症専門家会議を開催をさせていただきました。私の方から概要のお話をさせていただき、今日、岡部先生にもお残りをいただきましたので、先生からも一言いただいた後に皆さんのご質問という形でよろしいでしょうか。

  私の方から、まずご報告でありますけれども、今日お集まりをいただいて議論いただいた主要なポイントでありますけれども、1点目は施設の使用停止の協力要請の一部緩和であります。皆さんにはすでに、ご報告をさせていただいていますけれども、25日の書面の会議、さらに27日の専門家会合におきまして、カラオケそれからスポーツジム、ヨガ、ホットヨガについては、その時点で解除等についての諮問はさせていただいておりませんが、他方で専門家の方々の方からのご意見をいただく中で、議論の中で我々の方からカラオケ等についての考え方についてもお伺いしていました。で、そうしましたところ、現時点で解除するべきかどうかというのは別としても、業界の取り組みが自分たちの方からなされるということは、今後、徹底をしていく上からも大変大事なものであるというお話があり、27日の時点で、それでは業界側の取り組みについて確認をするというお話をさせていただき、今日その確認の結果として、安心宣言という形で、業界、スポーツジムの業界、カラオケボックスの業界から出てきたものをお示しをさせていただいてご議論をいただきました。議論の中では、結論から言うと、これはこれでしっかりとやっていただくのがよいというのが総論ではありましたけれども、その議論の中で、先生方からあったご意見というのは、これらを一つ一つの店舗なり施設において、しっかりとこれ実施する、実践する、そういったことが必要である。こういったご意見をいただきました。

   2点目には自宅療養の体制強化でありますけれども、現時点では自宅療養の方は1名しかおりませんけれども、特に自宅療養を強く希望される方がこれからも予測をされるところであります。これはあくまでも誤解していただきたくないんですけれども、我々は療養施設に入っていただくことが原則でありますけれども、それでも自宅療養の方が出てきたときの体制をより強化すべきであると、そういう考えから県の方から、その場合にはパルスオキシメーターを全員に配布をする、さらには、いわゆるソフトウェアでそれぞれの健康観察を保健所の保健師さんが1日2回行ってくることについて、これをそれぞれの医師会等に委託を1日2回やりますけれども、してはどうか、こういった話がありました。これについても、先生方からは議論として、先生方からは適切ではないかというお話がありました。他方でやはり、国が示したピークのようなそういった時の対応というのは大変厳しいという話はございました。

   それから、次に退院基準及び濃厚接触者に対する検査等の見直しですけれども、国の方から、退院基準もしくはその軽快の基準について、14日を経過しない場合には2回のPCR検査で陰性を確認された場合、発症後14日間経過し、なおかつ症状が軽快し72時間経過した場合にはPCRなしで、退院可能とするとこういった解除基準が変更になりました。我々といたしましては、どのように考えたらいいかということを諮問させていただいたところ、もう14日間の分も知見が重なってきた結果、14日間経過しかつ症状軽快後72時間経過した場合には、仮にそのPCR検査はほとんど意味がないであろうと。つまり、それをもって軽快したという判断でよろしいのではないか。つまり、そこでウイルスが残っていたとしても、そこからウイルスが分離するもしくは感染力をもつという感染性の観点に立てば必要ない。こういったご意見をいただきましたので、県としても国の基準に合わせることといたしました。またもう1点、濃厚接触者については、症状がなくてもPCR検査を行うべきではないかというこの国の基準の緩和が厳しくなりましたので、これも同様に合わせることといたしました。これは様々な知見が集まってくる中で発症する二日ほど前から感染力があるという、そういった報告が多々ありますので、やはりその濃厚接触者であるということをもって、PCR検査を行うことが適切ではないかということを申し上げたところでございます。

   それから、最後に医療物資支援についての報告をさせていただき、先生方のご意見をいただきました。医療物資については、すでに埼玉県では状況が落ち着いてきたということもあって、相当程度の在庫を有しております。また、国のウェブの調査でも、主な病院等にアンケートをとると、例えばサージカルマスクでいえば1か月以上の在庫を持っているというのは75パーセント。N95で67パーセント。アイソレーションガウンで47パーセント。フェイスシールドで62パーセント。こういった状況の中で、第二波に備えてどの程度の分量をもっておくべきか、先生方にご意見を伺いました。もちろんこれは皆さん経験したことのないことでございますけれども、それぞれの先生方から、例えば自分の病院では2か月分を持っているので、それ以上持つべきだとか、あるいはN95については、それでも、品薄感というのでしょうか、なかなか市場で取れないといったこともあるので、より多く持つべきだという話をいただきました。また、医療機関独自の調達とバランスをとっていきたいということは在庫そのものではなく、市場での入手の可能性等についても検討するべきだといったご意見をいただきました。

   私からの報告は以上です。

岡部先生

   私はむしろご質問をいただいた方がいいと思うんですけれども、先ほど知事がおっしゃったことに対して、諮問を受けた側としては、今日の会議で出たことについては、ほぼ全員が了承したといったことがあります。

 

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