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掲載日:2022年7月26日

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定例記者会見の知事発言内容(7月26日)(テキスト版)

 

知事

本日は私の方から何点か御報告をさせていただきたいと思っております。

まず、こちらのパネルにもございますが、「8月は人権尊重社会をめざす県民運動強調月間」についてであります。人権は、誰もが生まれながらに持っているもので、人が人らしく生きていくため、誰からも侵されることがない基本的な権利であります。この人権に関する現状ですけれども、県が令和2年度に実施をいたしました調査におきましては、「自分自身が或いは周辺の人が人権が侵害された」と感じることがあると回答した方は約3割に上っています。私たちの周りでは、様々な人権問題が発生していますが、特筆するべき問題をいくつか挙げさせていただくことといたします。
まず、「インターネットによる誹謗中傷」であります。国がプロバイダ等に削除要請を行うなど、処理したインターネット上の人権侵犯事件は、令和3年度は1,588件であり、この10年間で倍以上になっており、近年大きな問題となっています。次に、配偶者等からの暴力でありますドメスティックバイオレンス、「DV」ですけれども、令和2年度、県の調査では、DV被害経験がある方は20.9%と、5人に1人となっています。DVは、家庭内で行われるために潜在化しやすく、加害者に罪の意識が薄いといった傾向があります。被害者本人や周囲も気がつきにくい。こういった特徴もございます。また、「LGBTQに対する差別や偏見」です。LGBTQの方々は見えないマイノリティとされ、その存在を隠してきており、長い間、支援から取り残されて参りました。県の調査では、「死ねたらと思った、または自死の可能性を考えた」と答えたLGBTQの方は、65.8%もおられ、LGBTQの方々への配慮は直ちに取り組むべき問題であります。ほかにも、同和問題、障害のある方への差別、外国人への偏見など、私たちの周りでは様々な人権問題が存在しております。これらの人権問題の解決を図るため、本県では「すべての県民がお互いの人権を尊重しながら共に生きる社会の実現」を目指し、市町村或いは関係団体と協力をし、「人権尊重社会をめざす県民運動」を実施して参りました。年間を通じた啓発運動としては、県では、県民や、或いは、事業者、行政職員向けの人権啓発研修をはじめ、人権啓発専門講師の派遣、さらには、啓発冊子の配布等を行ってきております。また、市町村や関係団体においても、人権啓発のイベント等が実施をされております。特に8月は県民運動の強調月間としており、本年度も本県で啓発イベント等を実施し、人権尊重に向けた取組を加速します。
具体的な取り組みを2つ紹介します。まず、昨年からオンラインで実施をしている人権啓発イベント「ヒューマンフェスタ オンライン」の開催であります。本年のテーマは、「女性も男性もLGBTQも誰もがいきいきと活躍できる社会をめざして」であります。期間は8月1日より9月末までの2か月間であります。主な内容ですが、まず埼玉県の埼玉応援団であるタレントのユージさん、そして新内眞衣(しんうちまい)さんからのメッセージ動画を発信します。また、人権に関するクイズチャレンジ、或いは人権ライブラリーなどによって、楽しみながら人権を学んでいただくことができる内容です。このお2人のメッセージも随時、期間内に更新されます。ぜひ、「ヒューマンフェスタ オンライン」で検索をしていただき、多くの方に繰り返し訪れていただきたいと思います。次に、「人権啓発動画の放映」であります。強調月間に合わせて、女子プロサッカーリーグであるWEリーグに参加している大宮アルディージャ VENTUS(べんとす)の御協力により、動画を作成しました。大宮アルディージャは、地域社会への貢献に力を入れており、昨年度に引き続き御協力をいただきました。テーマは「STOP!ネット上の誹謗中傷」であります。放映期間は、8月1日から8月31日までの1か月間です。放映場所ですが、大宮駅東口の大型ビジョンであります。また、動画は、県Twitter「サイタマ人権ポータル」や県YouTube「サイタマどうが」でも発信をいたします。大宮アルディージャ VENTUSの選手の皆さんに呼びかけを行っていただきました。特にSNSが身近な若い世代にアピールができることと期待をしています。是非、多くの方に御視聴いただき、そして、ネット上の誹謗中傷につき、考えるきっかけとしていただきたいと思います。
次に、この8月から人権に関する相談事業を新たに開始をいたします。まず、DVお悩みチャット@埼玉であります。本県のDV相談は電話が中心でしたが、この度初めてウェブチャットによるDV相談窓口を開設をいたします。対象は、県内に在住、通学及び在勤しているDV被害を受けている方及びその周りの方々であります。相談はウェブチャットで行いますが、受付日時は、日曜日・水曜日・金曜日の午後3時から午後8時半までであります。8月3日より開始をいたしますので、DV被害で悩む、一人でも多くの方にぜひ連絡をいただきたいと思います。次に、「にじいろ県民相談」でありますけれども、埼玉県LGBTQの、これまで既存の相談の中で対応してきたものを、専門の相談窓口を初めて設置をするというものであります。対象は、県内に在住、通学及び在勤している性的指向・性自認に関する悩みがある方及びその周りの方であります。御相談は電話とLINEによって行います。受付日時は毎週土曜日、午後6時から午後10時までであります。8月6日より開始をいたしますので、電話とLINEでの両方ができますので、ぜひ御利用いただきたいと思います。
最後に、人権尊重を目指す2つの条例が、7月に公布・施行されました。まず、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」でありますけれども、主な内容としては、「差別的な取扱い等の禁止」として、性的指向もしくは性自認を理由とする不当な差別的取扱い、性的指向または性自認の表明に関して、強制し、又は禁止すること、正当な理由なくアウティングをすること、を規定したほか、「県民、事業者の責務」として、県が実施する性の多様性を尊重した社会づくりに関する施策への協力を明記いたしました。そして、こちらは、「埼玉県部落差別の解消の推進に関する条例」ですが、主な内容として、「部落差別の禁止」として、図書、地図、その他資料の公表、インターネットの利用による情報の提供、結婚または就職に際しての身元調査、土地建物等の調査等を規定したほか、「県民、事業者の責務」として、県が実施する部落差別の解消に関する施策への協力を明記をいたしました。これらの条例は、7月8日に公布・施行されています。改めて、一人一人の県民の皆様に、8月を契機として、人権尊重をめざす県民運動への御協力をいただき、あらゆる人権問題の解決を目指したいと思います。

次に、「この夏は埼玉の川へ遊びに行こう!」についてであります。本県は、海はないけれども、様々な特徴を持つ多くの川が流れており、まさに「川の国埼玉」です。県北部を流れる「利根川」は、流域面積、また流域人口ともに日本一であります。また、本県の中央部には母なる川「荒川」が流れており、中流の鴻巣市・吉見町間では、川幅が東京スカイツリーの高さの4つ分と、川幅日本一となっています。なお、本県の河川面積は、山手線の内側の約2.4倍もあり、県土に占める河川の面積割合は全国2位であります。本県は、これら多くの川を活用した取組を積極的に進めています。平成25年度から国の規制緩和を活用し、民間事業者による河川敷地の商業利用を可能とする河川空間のオープン化「水辺空間とことん活用プロジェクト」を進めています。令和4年7月時点で、本県、このプロジェクト、19箇所で実施をし、その数は日本一であります。さらに、令和3年度からは、整備の企画段階から、利活用する民間事業者に御参画をいただき、利活用内容に応じたオーダーメイドの水辺空間の整備を県が実施する「水辺deベンチャーチャレンジ」を、新たに進めています。さて、本日は、県と地元市町村、民間事業者が連携し、作り上げた川遊びスポットのうち、今年の夏、特におすすめ、クールなスポット、クールスポットをご紹介します。
まずは、水がとても綺麗でひんやりするという意味でのクール、クールスポットを御紹介します。飯能市名栗にある「弁天河原河川広場(べんてんがわらかせんひろば)」、こちらは入間川と有間川が合流する清流に臨むバーベキュー場であります。水深が浅いので子供たちの川遊びには最高のスポットです。その上流の有間ダムには、手づくりカヌーで有名な「名栗カヌー工房」があり、作るだけではなくカヌーの体験も楽しめます。また、日帰り温泉「さわらびの湯」や「有間ダムカレー」で癒しやグルメも堪能できるので、この冷たいクールなスポット、是非お楽しみください。次に、ときがわ町にある「木のむらキャンプ場」、都幾川の最上流にあるマイナスイオンたっぷりの、緑あふれるキャンプ場として人気スポットです。こちらも水がとてもきれいで、夏でもひんやり、文字どおりのクールスポットです。バンガローやテントが張れる場所もございます。また、少し下流にあるエメラルドグリーンが神秘的な「三波渓谷(さんばけいこく)」、こちらは知る人ぞ知る、川遊びの穴場のクールスポットであります。次に、こちらはクールといっても、かっこいいという意味でのクールスポットであります。年間5,000万人が来場する大型ショッピングモール「越谷レイクタウン」でありますけれども、ここに隣接した大きな池、「大相模調節池(おおさがみちょうせつち)」をご紹介します。定期的に、おしゃれなイベントがここでも行われていますが、この水辺では、カヌーの体験や或いはヨット、ディンギー、小さなヨットですね、ディンギーも楽しめます。さらに、この大相模調節池では新たな水辺の利活用が始まろうとしています。県、越谷市、地域の方々、民間事業者が連携して、先ほど申し上げた地域振興を図る取り組み、「水辺deベンチャーチャレンジ」として、水辺を活用した賑わいづくりが始まっています。県として「かっこいい」の場所を多くの人に知ってもらおうと、7月7日七夕の日に、大相模調節池を舞台にしたバーチャル空間で「水辺で乾杯イベント」を行いました。今回は、私が昨年12月に埼玉バーチャル観光大使に任命をいたしました「春日部つくし」さんにご協力をいただき、VRチャットのユーザーをはじめ、多くの方に大相模の調節池を知っていただけたと思います。今度はバーチャル空間ではなく、是非、リアルに大相模調節池を体験していただきたいと思いますので、越谷レイクタウン、行かれた際には、是非、お買い物だけではなく、この水辺にも足を運んでいただきたいと思います。そして、最後の川遊びクールスポットは肝が冷えるという意味でのクール、クールスポットでありますが、最強クールスポット「秩父ジオグラビティパーク」を御紹介をいたします。秩父市の荒川、渓谷50メートル上空を横切る恐怖のつり橋キャニオンウォーク、或いは、ジップラインがございますけれども、もっとアクティブな人は、キャニオンスイングという巨大ブランコでスリルを感じていただきたいと思います。さらに、刺激的なものとしてはつり橋から決死のダイビングを行う、キャニオンバンジー、こちらも是非チャレンジをしていただきたいと思います。秩父鉄道三峰駅口からすぐ目の前に立地していますので、三峯神社参拝の前後に、是非いかがでございましょう。川は自然豊かで、私たちに憩いと安らぎを与えてくれる、貴重な空間です。普段はオフィスで親父ギャグで冷えてる方々、是非このお休みにはクールなスポットに行っていただきたいと思います。ただ、いつ起こるかわからないのが、豪雨、台風等の災害です。一瞬で川は増水します。是非、こういったことも認識をいただきたいと思います。またコロナ禍での、今、新規陽性者が増加をしておりますので、感染防止対策に万全を期し、天候にも気をつけながら、魅力的な川を楽しんでいただければと思っています。今年の夏は猛暑が予想されていますので、埼玉県の川でクールになっていただきたいと思います。

さて、次に新型コロナウイルス感染症の直近の感染動向と、その対応についてでございますが、御用意したお話をする前に一点御報告をいたしますが、今日の午前中、政府から通知があり、ハーシス(HER-SYS)が止まっているということになっています。埼玉県では、第5波、特に最初からそうですけれども、第5波は特に、終わって以降ですね、私どもとしては、IT環境を進めることによって、県もしくは保健所等の陽性者の方々の対応を進めてきているところであり、現時点では、残念ながら、陽性者数の把握どころかですね、陽性者の方々のそれぞれの状況の把握等ができなくなっています。ただ、そうではありますけれども、重症患者等の急を要する方々については、よりマニュアルな、要するに電話とかそういった形で対応をさせていただく体制を、急遽、現在、組み上げているところでございます。早急にハーシスが元に戻る、システムが元に戻ることを、復旧することを願っていますけれども、現時点では、そういう状況であることを、まずは御報告をさせていただきたいと思います。
さて、その上で直近の状況ですが、本県の新規陽性者、7月に入って急激に増加しています。7月21日には、初めて1万人を超えることとなりましたけれども、その後、1万人を超える日が多く続いており感染拡大が見られています。この感染経路ですけれども、現在も家庭内での感染が最も多い状況は変わりません。飲食店、会食における感染は増えてない、或いは全体に占める割合は減っています。しかしながら、今後、夏休みを迎えるにあたって、普段会わない人にお会いになる機会が出てきたり、或いは会食の機会も増えるのではないかと考えており、改めて注意を喚起したいと思っています。
次に、病床についてですけれども、一時期、80パーセントを超えるまで病床使用率上がりましたが、昨日、フェーズを2から4に引き上げたため使用率は61.1パーセントまで下がっています。重症病床の使用率は、これまでと同じように低い割合、20.3パーセントと留まっていますが、以前よりは若干高まってきているという状況にあります。県では、特に7月に入ってから、陽性者急増の兆しを見逃さず、迅速に対応組織の強化をしてまいりました。すでにお知らせをした取り組みとしては、7月15日の段階で、診療・検査医療機関の増加、或いはすでに診療・検査医療機関になっているところの体制強化・拡充のため、埼玉県医師会長と私の連名で医療機関に対してお願いをさせていただいたところ、新たに16の機関が診療・検査医療機関の指定申請を行ってきました。また、384の機関からは、予約枠の拡大が可能との回答がございました。また、感染が急拡大する中で、あえて困難に立ち向かっていただいた、これらの医療機関には非常に感謝をしているところでございます。また、7月17日には抗原定性検査キットにより、ご自身で検査した場合、この結果をスマートフォンでオンライン診療に結びつける、そういった相談窓口を17日には設置をさせていただきました。さらに、7月の20日からでありますけれども、有症状者についてですけれども電子申請による検査キットの送付を開始いたしました。50歳未満で基礎疾患がない方、そして、すぐに診療・検査医療機関がお近くで見つからない、ネットで見つからないような方の場合、事後検査ができるようにして、そしてこれを先ほどのオンラインでの診療機関に連絡をすることで、そこで確定診断もしくは診療に結びつけるといった仕組みでございますが、これを20日から行っています。また、病床については、先ほど申し上げたフェーズ2から4に向けて増強をしたところです。さらに新しい取り組みでございますが、昨日、検査キットによりご自身で検査した結果、陽性となった方の確定診断を行うオンライン診療、これ先ほど窓口で設けて行っていますと申し上げましたが、これを拡大して、既存の診療・検査医療機関でもオンラインで実施ができるように拡大をしており、今、順次拡大しているところですが現在までに、新たに14の診療・検査医療機関で実施をしていただくことになりました。他方、最近の検査について、逼迫をしている状況も見られますが、それは特に休診日が多い木曜日、土曜日、日曜日、祝日でございますので、この木曜、日曜、祝日に診療を行っていただく機関を別途、募集・公表をすることといたしまして、現在募集中であり、診療機関が少ない、休日での検査体制の逼迫状況を緩和したいと考えています。
次に、改めての確認ですけれども、発症時の診療・検査体制であります。発熱時、感染を疑う場合にはホームページで診療・検査医療機関をご確認いただき、予約のうえ受診をしていただきたいと思います。埼玉県では、御存知のとおり、もうすでに申し上げましたが、高知県と並んで、日本で2県だけでしたけれども当時、いわゆる窓口を電話等で行うのではなく、診療・検査医療機関をすべて公表させていただく体制をとってまいりました。他の県も一部、都県も埼玉県に今、倣う形になっていますけれども、この体制、今も構築していますが、ぜひ確認ですけれども、ホームページで確認し、医療機関を検索し、予約のうえ、受診をしていただきたいと思います。なお、ホームページで確認ができないよ、ネットに繋がらないという方は、埼玉県受診相談センターや県民サポートセンターに電話でお問い合わせをいただきたいと思っています。7月22日から、濃厚接触者の待機期間7日から5日に短縮され、さらに2日及び3日目に抗原定性検査キットで陰性の結果が確認できれば、3日目に解除ができることとなっています。他方、一部の自治体では自治体の判断で、保育所等での濃厚接触者の特定をせず、行動の規制をかけないでいると承知をしていますが、そもそも、濃厚接触者や行動の規制のルールは、国の通知に基づくものであります。このルールを曲げて、自治体が独自で判断をすることになれば、例えば県境をまたいで、住所地の措置と、保育所等が所在する地域が異なる場合、措置が異なってしまって、濃厚接触者の取り扱いが異なるなどによって、例えばあるところでは、その濃厚接触者であるのに、公休扱いにならないなどの大混乱が生じかねません。そこで、国のルールをやはり変えるためには、いたずらに国民を混乱させないような対応が不可欠と考えます。そこで、濃厚接触者の取り扱いについては、県によって判断するようなことがあってはならないと考えるところ、国において統一的な基準を示すべき、すでにもちろん国が示してるわけですけれども、こういった現状がありますので、国が統一的な基準を示すべきとの要望書をすでに、今日、国に提出をさせていただいたところでございます。県民の皆様に混乱を招く前に、国との調整を行うべきという考えから、やはり国に対してこのように働きかけを行ったものであります。
さて、このグラフですけれども、人口10万人当たりの死者数ですけれども、対象とした県は、人口500万人以上もしくは関東圏の都道府県において、BA.5への置き換わりが進んだと想定される7月1日以降の人口10万人に対するコロナでの死者数を表したものです。ご覧いただいてお分かりのとおり、現時点で、埼玉県の死者数は極端に少ない状況にございます。埼玉県では、一昨年から申し上げておりますが、埼玉県の戦略目標として、重傷者、死亡者を重視して施策を講じてきているところであり、県民の皆様のご協力があり、また、第6波の陽性者数が低下した際に、県管轄の全サービス付き高齢者向け住宅等に、感染防止対策を徹底したこともあってか死者数が少数にとどまっています。現在のこうした状況では、感染防止対策を徹底したうえで、経済社会活動を継続するべきと考えており、現時点で、県として、新たな行動規制を、法律に基づきお願いすることは考えていないということは、まず申し上げておきますが、ただ、この傾向を継続させるために、さらに、高齢者施設等への継続的な働きかけをより強化させるために、現在新たな施策、きちんとした時点で、お話しますけれども、検討させていただいているところでございます。
しかし、法律に基づくまん延防止等重点措置のようなことは考えていませんが、感染防止対策の徹底はぜひ県民の皆様、事業者の皆様に御協力をお願いしたいと思います。まず、県民の皆様へのお願いですが、大切な方を守るため、「三つの密」の回避など、改めて感染防止対策の徹底をお願いいたします。外出する場合には、極力、ご家族や普段行動をともにしている仲間の皆さんと少人数で、行動していただくと同時に、混雑している時間だとか、場所は極力避けてください。感染不安、あるいは帰省や旅行を予定の方は無料検査を利用してください。これも前回お話いたしましたが、大宮駅等でこういった無料検査の実施をしています。また、帰省時に高齢者や基礎疾患のある方と会う際には、事前にやはり検査結果確認したうえで、お願いをいたします。そして体調がすぐれない場合には、外出を控えてください。熱中症に注意をしながらではありますけれども、こまめな換気と適切なマスクの着用をお願いします。飲食などを行う場合には、このステッカー、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証店をご利用ください。これは、お越しになるお客さんに対する責任を負うためのステッカー、これを掲示しているお店をぜひご利用ください。次に、事業者の皆様のお願いです。まず、職場でのお願いですが、出勤については、在宅勤務(テレワーク)、時差出勤、自転車通勤など、人と人との接触を低減させる取り組みを推進してください。そして、オフィスなどにおける密度の緩和を実施をしていただきたいと考えています。次に施設管理者へのお願いですが、これまでにクラスターが発生してるような施設、「三つの密」を避けることが難しい施設については、感染防止対策を強化をしていただきたいと思います。また、換気扇の常時稼働や窓開けを頻繁に行うなどして、エアロゾル感染と言われていますので、これに対応した屋内の効果的な換気をお願いします。最後に、商業施設・集客施設へのお願いでありますが、入場者が密集しないように、整理・誘導を行うとともに、入場者に対して、マスクの着用の徹底などの呼びかけを行っていただきたいと思います。新規陽性者が増えております。埼玉県では先ほど申し上げたとおり、他の都道府県と比較して、死者は少ないものの、我々も深刻な状況が継続していると考えており、県民の皆様の協力をよろしくお願い申し上げます。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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