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掲載日:2026年6月1日
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6月は「環境月間」です。多様な自然に恵まれた埼玉県ですが、もともと日本にいなかった外来生物が、生態系だけでなく、農業や私たちの生活に深刻な影響を及ぼしています。
現在、問題になっているのは、まず、サクラやウメなどの樹木に深刻な被害を与えるクビアカツヤカミキリです。木の根元に木くずのようなものが落ちていたら、幼虫が樹木内部を食べており、放置すると樹木が枯れてしまう可能性があります。クビアカツヤカミキリの被害は、令和7年度末時点で県内の約9割の市町村で確認されており、既に、春の風景にも影響が及んでいます。
農業や生活環境に被害をもたらすアライグマも大きな問題です。かわいらしい見た目とは異なり気性が荒く、繁殖力も高い動物で、都市部を含めた県内ほぼ全域に生息しています。県内の令和6年度の農業被害額は1,922万円に上っており、家屋への侵入やふん尿による汚損など、生活面での被害も増加しています。
さらに、水田や用水路で繁茂するナガエツルノゲイトウは、繁殖力が非常に高く、水路を詰まらせる、農業機械の作業効率を低下させるなどの農業被害をもたらします。
こうした外来生物の被害を防ぐためには、「入れない・捨てない・拡げない」の三原則が重要です。外来生物をむやみに国内へ持ち込まないこと、飼えなくなったペットを捨てないこと、そして既に広がってしまった生物を他地域へ拡散させないことが大切です。生き物を飼う際には、事前に寿命や成長後の大きさ、適正な飼育方法を調べ、責任を持って飼育しましょう。
特定外来生物への対策には、県民の皆さま一人ひとりの理解と協力が欠かせません。埼玉の豊かな自然を未来へ引き継ぐため、外来生物について知り、身近なところから取り組みを進めていきましょう。

