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掲載日:2023年11月21日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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東部地域 (令和5年2月14日)

訪問日

  令和5年2月14日(火曜日)

訪問地域

  東部地域(草加市、越谷市)

訪問先

LEATHER TOWN SOKA project team(レザー タウン ソウカ プロジェクト チーム)

  草加を中心とする皮革に関する11の事業者(原皮卸、タンナー(なめし)、メーカー、ゼラチン製造等)で構成されたレザーの新たな可能性を追求するプロジェクトチームです。
  「一生モノ」を創り出すブランドを展開し、家具や雑貨など様々な革製品を製造し、その情報を発信しています。草加皮革産業100年の伝統を守りながら、新しい製法や販路開拓にも果敢に挑戦しています。
  篠原ともえ氏がデザインした皮革の着物が世界的広告賞「ニューヨークADC賞」で5月に銀賞銅賞の2冠を獲得しましたが、当チームはそのきっかけとなるプロジェクトを展開しました。
  知事は、工房内を視察し、チームの概要について説明を受けるとともに、チームのメンバーらと意見交換を行いました。

 

草加レザー

熟練職人の細かい縫製作業を見学

宮本代表(日東皮革株式会社)

  草加は水が豊富であり、皮革問屋のある浅草からも近く、皮をなめすのに適した環境です。昭和10年頃に都内から業者が移転し、最盛期には50社以上の皮革会社がありましたが、現在は特色ある製法や製品を作ることができる会社だけが残っています。

  一方で、草加は牛、豚、馬、羊、爬虫類の皮が手に入り、それぞれのタンナーもいて、さらに靴・鞄・ベルト・小物など製造の企業も多く、これは全国の産地の中では珍しい形態であり、草加の強みと考えています。

知事

  「草加といえば革」というのは、全県に知れ渡っています。すばらしい職人さん方の技術やそれを受け継ぐ熱意、さらには想像できないような製品(革の着物等)を拝見し、大変な御苦労だと思いました。

  これを後世に残すため、どう付加価値をつければ良いか工房を見学しながら考えていました。

伊藤社長(伊藤産業株式会社)

  そうか革職人会も、「草加は皮革産業で発展してきた」ということを市民に知ってもらうことが大切と考え、レザーフェスや小学校への出前講座などの啓発活動をしてきました。

  比較的若い方に草加へ来てもらい、革のものづくりで起業をしてもらう「そうかわ塾(草加皮革職人塾)」というプロジェクトをこの3年間(2019~2021年)やってきました。

  集まってきた革を作る職人達が、草加でものづくりができる場づくりも必要であり、それが今後の課題です。

河合社長(河合産業株式会社)

  草加の皮革産業の強みは、製造工程の各段階の事業者がそろっていることです。今の状況や価格の話など何でもオープンに話せる仲間です。

知事

  なめしから出荷までの全工程があるのは、クリエイティブなものを作りやすい環境であり、草加の強みですね。さらに、県内のものもうまく組み合わせると良いと思いました。今、埼玉県に移住してくる方の中にはクリエイターもいて、いろいろなデザインをしています。皮革についても、クリエイターが入るとまた違った良さが生まれる可能性があります。うまくコラボレーションできると良いと思いました。

  本日は盛りだくさんのものをいろいろご案内いただきありがとうございました。

  引き続き、県としても、草加の革の伝統を大切にしながら、これを未来につなげていくためのお手伝いをしたいと思っています。

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サンライズ工業株式会社

  国内トップクラスの技術開発力・生産能力・品質保証体制を誇る業務用熱交換器の専門メーカーです。食品ショーケースや空調機、医療機器・半導体製造検査装置など様々な場所で使われる熱交換器・冷凍空調ユニットを製造し、少量・短納期・多品種に特化し、顧客ニーズに応えています。
  タブレット端末導入による工程進捗のデジタル化や協働ロボットの導入など、DXも積極的に推進しています。
  令和2年と3年には、公益財団法人埼玉県産業振興公社の協力を得て、養鶏場内のアンモニア臭を分離し、そのアンモニアをエネルギーとして回収する装置の開発に成功。嵐山にある養鶏場で使用されています。 
  知事は、会社の概要について説明を受けた後に工場内を視察し、代表者や従業員と意見交換を行いました。

 

サンライズ工業

熱交換器の製造工程について説明を受ける

知事

  工場を見学し、大変細かい作業だと感じました。効率的に部品を組み合わせていくため、手間が掛かっているのがよく分かりました。熱交換器のような華奢(きゃしゃ)なものを、24時間365日稼働して作るのは、大変な御努力だと思います。

中山社長

  材料費を削減し軽量化するため、板を薄くしたりパイプを薄くしたりしますが、華奢なため機械で入れるのが難しいところは人手になってしまいます。そこも自動化、機械化していきたいと思い試行錯誤しています。

知事

  多品種少量生産で、オーダーメイドのような試験用機器など難しいだろうなと思いました。しかし逆に言うとDXとなじみが良く、工夫されているのを感じました。

中山社長

  ろう付け工程は正に技能です。若い社員に教え、平準化も進めていますが自動化が難しいです。社内だけでは限界があるので、外部の力をお借りして何とか生産効率を上げようとしているところです。

知事

  ほかの中小企業で外部に委託をして生産システムを作ることにより利益が出ているところもあります。

 「熱」については県としてもこれから資源になっていく大変重要なものと考えています。細かいコントロールをすることによって海外に負けない環境を作っていくことは、これからの鍵になっていくように思います。これは、県の産業がどう生き残っていくかのポイントの一つでもあります。

中山社長

  当社の仕事は非常に細かくて大変です。中小に限らず製造業の力が、もっと世の中に認められれば良いと思っています。もっと楽しくやりがいを持って働いてもらうためには、どうしたらよいかということを常に考えています。

知事

  我々も、働く人に夢を与えられるような環境を作っていきたいと思います。

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中島プレス工業有限会社

  断熱材や防音材の断裁など柔らかい素材に特化した型抜き加工のほか、電子部品パッキン材等の加工を行っています。また加工技術を生かした折り紙をモチーフとしたオリジナル商品を開発、特許を取得しました。
  オリジナル製品の形状記憶の鳩は、左右に引っ張ると折り紙のように平らになり、手を離すと鳩の形に戻ります。葬儀で故人にメッセージをしたためる「おくり鳩(R)」やお祈りごとを書く「祈り鳩(R)」など、メッセージカードとして活用されています。
  また、障害者の雇用やフレックスタイム制の導入など従業員が働きやすい職場づくりにも積極的に取り組んでいます。
  知事は、工場内を視察し、会社の概要について説明を受けるとともに、代表者や従業員と意見交換を行いました。

 

中島プレス工業

業務管理のプログラムであるスマホアプリについて説明を受ける

知事

  大変元気な会社がまたここに一つということで、勇気付けられた思いです。

  非常に多くの部品を作られていますね。プレス加工の技術を生かし、オリジナル商品を作られたのはすばらしいことです。

小松崎社長

  長年培ってきた加工技術を生かし、形状記憶の鳩を開発しました。この鳩は頭としっぽを引っ張ると平らな紙になり、手を離すと元に戻ります。メッセージを書くことができ、形状記憶なので自動で折り畳まれ、メッセージが見えなくなるのが特徴です。

  こちらも加工技術を生かして開発したオリジナル商品で「ORU-KOTO(おること)(R)」と言います。弊社の加工技術で細川紙に折線を付け、誰でも簡単に“折形”(おりがた)が折れるというものです。日本の伝統的な文化と工芸を後世につなぐ新しい商品です。

知事

  おしゃれな包装紙ですからしっかりとPRできると良いですね。県もマッチングを一生懸命やっているので、ぜひ活用してもらいたいと思います。

小松崎社長

  女性や高齢者、障害者の方が活躍できるよう働きやすい環境を整えています。今はコロナ禍なので、いつでも休め、またテレワークできるよう管理体制を整えています。

  就労支援施設からも働きに来ていただいており、弊社も手探りで、まずはできる作業からしてもらったところ、言葉が話せなかった従業員が意思疎通できるようになりました。

知事

  働きやすい職場づくりをしていただいており我々も頭が下がる思いです。

  他方で、労務管理が大変だと思います。業務の進行管理と、それらを平準化してコントロールする必要があると思いますが、どうされているのでしょうか。

小松崎専務取締役

  業務管理ができるプログラムを制作し、全員が使えるようにしています。また、従業員のスキルマップを作って共通の認識を持ち、生産が滞ることのないように「ここが休みなどで空いたらここを担当する人が必要だ」という管理をしっかりやっています。

  得意先には、生産に関わる必要な情報を公開して、弊社の状況をリアルタイムで見てもらえるようにしています。

知事

  大変なことでしょうが、今の社会では正に重要なことだと思います。

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企画財政部 地域政策課 地域振興担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

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