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掲載日:2023年11月21日
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訪問日
令和2年7月31日(金曜日)
訪問地域
東部地域(春日部市、松伏町)
訪問先
様々な仕様のパッケージや梱包・物流システムの提案を続け、顧客の作業効率の向上、廃棄物の縮減などを実現している段ボール製造メーカーです。
災害用の段ボールベッドは、コンパクトに折り畳んだ状態で保管可能な製品で、春日部市と災害時の供給について協定を締結しています。
また、新型コロナウイルスへの対応として、様々な形状のオフィス用パーティションやフェイスシールドを販売しています。
知事は、段ボール製品の製造工程を視察した後、社長や社員の方々と意見交換を行いました。
野原将彦代表取締役社長から最新の段ボール製造設備について説明を受ける
ダンボール産業において、競合他社に対して優位に立つためにはどのような戦略が必要ですか。
差別化と付加価値をどう付けるかが重要です。例えば、当社では食品工場を併せ持つことにより中身から梱包まで一括で対応しています。
フェイスシールドはオーダーメイドができるのですか。
当社の強みはオーダーメイドで製造できることです。既製品で作ったものに名前を入れたりして、オリジナルの形で制作できるのが強みだと思っています。
埼玉県では「強い経済を作る埼玉県戦略会議」を設置し、人材や物流のマッチングを行う仕組みを作りましたので是非活用してください。
そのような仕組みがあれば我々にとってリスクマネジメントのツールになります。
中川・綾瀬川流域の治水対策として整備された世界最大級の地下放水路で、国道16号線の地下50メートルに長さ6.3㎞にわたりトンネルが整備されています(平成18年完成)。
昨年10月の台風第19号では、昭和57年台風第18号の1.1倍の降雨に対して、浸水被害は約9割軽減されるなど大きな治水効果を発揮しています。
近年は、民間事業者との連携により、防災学習のできる観光資源としても活用しています。
知事は、洪水調節をしている庄和排水機場を視察し、施設の概要について説明を受けた後、施設を管理している国土交通省関東地方整備局の職員の方々と意見交換を行いました。
首都圏外郭放水路の機能等を展示・紹介する「龍Q館」を視察
初めて現地で見ることができ、参考になりました。このスケールは実際に見ないと分からないですね。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け一般の方向けの見学会を中止していましたが、職員と見学者との動線を工夫し、見学会を再開しました。
県の広報誌にもバーチャル観光として掲載しており、私のZOOM背景も外郭放水路にしています。宣伝・広報など、海外への発信はどのようにしていますか。
春日部市は日本政府観光局(JNTO)に加入しており、英語版のチラシを約20か国に発送しています。またJNTOのホームページにも英語版で掲載されています。
ほぼ毎年のようにこれまでになかった激甚災害が発生しており、国・県・市町村がタッグを組み、あらゆる資源を有効活用する必要があります。東部地域の防災の中核である外郭放水路には大いに期待しています。
国直轄河川は一番下流で受け皿になっており、そこに支川がしっかりつながると浸水被害は減っていきます。県や市町と連携しながらしっかりやっていくことが大事です。
多種多様化する排出事業者のニーズに対応するため最新機器を備え、24時間365日稼働している、環境にも配慮した産業廃棄物のリサイクル施設です。
災害時にも廃棄物の受入れが可能となるよう関東最大級の保管施設を整備しています。
また、地元小学校への椅子の寄贈や親子での社会科見学会を実施するなど、産業廃棄物処理業界のイメージアップに積極的に取り組んでいます。
知事は、会社の概要について説明を受け、最新の廃棄物処理施設を視察した後、社長や社員の方々と意見交換を行いました。
廃棄物の処理フローについて模型を見ながら説明を受ける
すばらしい施設を拝見し、地球環境を守っていくための未来へのプレゼントとして作っていただいたような気がしました。
全国的に見てもこれだけの投資をする会社はそうはないのですが、排出事業者として信頼を得るために取り組んできました。
新型コロナウイルスへの対応では、那須にある焼却場から埼玉県の療養者用ホテルに廃棄物を引き取りに行かせていただきました。またお声が掛かればお手伝いできます。
療養者用のホテルもまた増やしています。御迷惑をお掛けしますが、県民の安心のためにも御協力をよろしくお願いします。
新型コロナウイルスの感染が広がる中、従業員の皆さんの就業スタイルは変わってきていますか。
密を避けるという意味で、なるべく時差出勤、テレワークの試行、部屋の中で飛沫が飛ばないような工夫などをしています。
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