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掲載日:2024年4月9日
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訪問日
令和6年2月15日(木曜日)
訪問地域
利根地域(蓮田市、白岡市、宮代町)
訪問先
保湿ティシュをはじめ、品質にこだわり抜いた紙製品を製造する企業です。
保湿ペーパーは保湿成分をティシュに含ませることで、しっとりとした潤いとやわらかさを実現した、1993年に河野製紙が世界で初めて発売した特許商品です。
TBS情報番組で高品質な紙製品ランキングで2冠を達成するとともに、NHKの番組では保湿ティシュ発明秘話と製造工程が紹介されています。
高品質が認められ、国内おもてなしランキング1位の老舗旅館から大手コンビニチェーンまで幅広く商品への支持を獲得しています。
訪問先では、紙製品の製造工程を視察し、代表や社員の方々と意見交換を行いました。
紙製品の原料であるパルプの説明を受ける
こちらが31年前の1993年に世界で初めて開発した保湿ティシュです。
これはもう布ですね。この季節は絶対の味方ですよね。
こちらが保湿成分のついたトイレットペーパーです。これは日本で弊社しか作ることができません。柔らかいですよね。
これが形状記憶エンボスと言います。一般的に柔らかい紙は、このようなでこぼこのエンボスを入れようとすると、形状が記憶しづらいです。そこでやわらかい保湿成分がついた紙に、形状記憶させる技術を開発し、弊社が特許を取っています。
国内おもてなしランキング1位の老舗旅館と取引させていただいていますが、大女将が絶対に日本一のトイレットペーパーを使うべきだ、ということで、旅館の全室にこれを使っていただいています。
また、去年テレビのランキング番組でも1位を取りました。大手メーカーさんの名前が呼ばれる中、最後に弊社が呼ばれ、河野製紙ってどこの会社だと話題になりました。
実は私は昔、外務省にいたのですが、海外と日本の一番の違いで、絶対売れるのにと思ったのが紙製品です。海外と日本では、ティシュもそうですけど、トイレペーパーの質がかなり違いますよね。
輸出できないのかとお聞きしたところ、輸出は船なので、運賃が非常にかかり全然競争できないと言われたことがありました。
でもこの日本のクオリティを、海外に持っていったら絶対売れると思います。
ここまでの技術ができたので、海外でも完全に真似できないですし、真似しようとしてこないです。今、色々な輸出先を探しています。東南アジアを中心にまずは働き掛けていきたいです。
今日は入口から出口までしっかりと見せていただき、まさに神(紙)対応をしていただきました。
他を追随させないような企業精神や技術を持った企業さんがいていただけるのは非常にありがたいことだと思っています。
ぜひ、海外に行かず、この蓮田にいていただきたいと思います。
お弁当に添付されている醤油やソース、カップ麺の液体スープなどの液体小袋のほか、その内容物を充填する機械を開発・製造・販売している企業です。
液体包装市場において国内トップシェアを占め、充填機械の販売台数でも全国トップクラスを誇っています。
「包装フィルム・充填機械・オペレーションサービス」を総合的に提供するビジネスモデルを展開し、あらゆる食品メーカーのニーズに対応しています。
訪問先では、工場内を視察し、代表や社員の方々と意見交換を行いました。
液体包装フィルムの説明を受ける
御社のような非常にユニークなビジネスモデルの企業さんが埼玉県にいていただけるというのは我々としても心強い限りです。
取引先のメーカーさんの中でも色々なパッケージがありますが、こういった多様なニーズに機械を入れて対応することは、ご苦労されているのではないかと感じました。
多様なニーズに応えていらっしゃると思いますが、御社のポリシーはどのようなものでしょうか。
同業者は多いですが、お客様のニーズに、いかに細やかに応えられるか。それが結局競争力の差別化になってくるということですね。
昔あった金魚型の醤油刺しのようなものですと、バリア性が全くないので、1週間程度しか日持ちしません。我々のお客様は1週間だけでなく1年間保存出来るようにして欲しいなど様々なニーズがあるので、包装技術が多種多様ですね。
素人目に考えると、カップラーメンが1つの転機だったのかなという気はします。
むしろ、これは包装材料にとどまらず、流通段階の革命なのです。
我々の進捗はコンビニエンスストアの発展と一致する部分があり、コールドやチルド商品などクオリティが求められる食品の流通システムが出来上がると我々の製品が必要となります。
確かに流通するときに必要になりますね。
ただ、やはりプラスチックの海洋汚染問題がありますので、危機感は持っています。
今後はどのような発展形をお考えですか。
プラスチックの海洋汚染問題によって、ナイロンなど今使っている素材が使えなくなります。環境に対応するための材料を、もう一度選び直さなくてはいけません。
海に入っても、ある程度時間が経つと溶けてしまう、というような材料が求められます。完全に消える素材を使うことになるので、その中に液体を詰めるというのは、ものすごくハードルが高いのです。
それでも漏れない技術を確立する。そこは我々の、これからのチャレンジの一番の要です。
ぜひ、またその辺を勉強させてください。
長年放置されていた築50年以上の6戸の空き家をリノベーションした、「地元の人たちによる、地元のための、おいしく楽しい場所」です。
個性豊かな4つのお店とシェアキッチン、イベントスペースがウッドデッキでつながり、地域住民、出店者の「あったらいいな」を実現しています。
地元自治会による餅つきイベントや学生による作品展示など、地域住民が気軽に集える拠点として活用されています。
訪問先では、各店舗を視察し、代表や出店者の方々と意見交換を行いました。
コーヒーのバリスタ体験を行う
こういった形で、宮代町に人が来たくなるような場所がある。売りたいものより買いたいものがあるような場所ですから、すごく面白いなと思いました。
相当苦労されたと思いますが、お話を聞いていると、お好きで取り組まれていたのかなとお見受けいたしました。
今後は話題性だけではなく、持続的につなげていく必要があると思いますが、そのような展開はどのようにお考えでしょうか。
常にフレッシュな形で、お客様に足を運んでいただくにはどうしたらいいのかを考えています。月1回の定例会議で、各店舗のみなさんと意見交換しながら運営しています。客足が落ち着いてしまっているところもありますので、今は月1回、毎月6日を、「ロッコの日」として、同じテーマの下、各店舗で工夫してイベントを始めてみました。
宮代町は、東武動物公園とか新しい村とか、来た時にもうちょっと寄ろうという場所がありますよね。
駅から北に行くと、日本工業大学があり、西に行くと、東武動物公園があり、色々な拠点がありますのでそれをうまく結べれば良いですね。
自転車を使えば、駅から遠いROCCOにもどんどん周遊していただけるようになるのかなと思います。
「宮代もち処」の田端さんの店舗はこれまでも宮代町内で営業していたとのことですが、ROCCOに入って変化はありましたか。
直接お客様と触れ合って仕事ができるので、お客様から「この商品すごくおいしいよね」、という感想を耳にする機会が非常に増えました。そういう意味では仕事のやりがいをすごく感じます。おいしいと言ってくださったお客様が、リピーターとして何度も足を運んでくださるので、私たちも大変嬉しい気持ちになりますし、頑張ろうという意欲が上がります。
ロッコの裏に古い2階建の建物があるのですが、取得してリノベーションし、飲食店が入る予定です。食事とスイーツ、創作料理のお店で、夜も営業します。今、夜営業をしているのがNo.4のFusaFusaさんだけですので、夜も営業できるお店が他にもあると、相乗効果で、お客様により足を運んでいただけるかなと思います。
我々もしっかりと勉強させていただきます。
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