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掲載日:2026年8月31日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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さいたま市内(令和8年7月6日)

訪問日

令和8年7月6日(月曜日)

訪問地域

さいたま市内

訪問先

さいたま市立大和田小学校(見沼区)

見沼区の2校(大砂土東小学校・大谷小学校)の過大規模校解消及び大和田特定土地区画整理事業による今後の人口増(見込)に対応するために設置し、さいたま市の105番目の小学校として令和8年4月に開校しました。

文部科学省の「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方」を踏まえ、廊下も階段も体育館も校庭も、あらゆる空間が学びの場であり、教育の場、表現する場、心を育む場になる、という視点で、多様な学習を展開できる教室環境を整備しました。

学校、保育園、学童(放課後子ども居場所事業)が一体となった複合施設であり、地域に開かれた学校として幅広い利用が可能で、災害時には防災拠点として地域を支える施設でもあります。

屋内温水プールは、令和8年9月から近隣小中学校や地域の方々の利用が開始される予定です。

訪問先では、代表委員の児童と交流し、学校内の視察、施設の基本方針の策定や設計を行ったさいたま市教育委員会及び学校長と意見交換を行いました。

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さいたま市立大和田小学校の校舎見学

 

 

知事

今回とても強く感じたのが、子供たちの交流に対する工夫でした。これまでおられた学校の環境が分からないので、比較ができませんが、移られた子たちの変化があったら教えていただきたいです。

馬場校長

まず、学習面に関しては、空間のおかげで固定的な学習にはならず、課題に応じていろんな場所で、子供たちがいろんな友達と学ぶというように、学びのスタイルに変化が生まれています。それに伴って、子供たちが今まで以上に目を輝かせ、楽しみながら学習に取り組む姿が見られています。

友達関係に関しては、前の学校の友達とつながり、ここでもさらに友達のつながりが広がるというような、良い形で関係の広がりが見られていますが、不安を抱えている子もまだいることも考えられるので、その辺は注意深く見守っていきたいと思います。

知事

今までは、ある程度囲まれていて、皆が一緒になるときは特別な場所がありましたが、今はその境界がないですよね。教える側にとって、戸惑いはありませんか。

馬場校長

教員にとっては、壁がないおかげでいろいろな子供の姿を見ることができて、いろいろな子供の情報も共有できるようです。勉強だけでなく生徒指導面に関しても、全員で見ることができるため、昔よりも今の方が子供たちと向き合いやすいと教員は言っています。

知事

先ほどプールや図工室などの地域への開放や、屋内温室プールの近隣校との共有について話がありましたが、おそらくあらゆる公的施設の中で最も敷居が高いのが学校だと私は思っていました。その辺りの工夫や、予想されるアレルギー反応への対応はどのように行われるのでしょうか。

竹居教育長

学校運営協議会で生涯の学びの拠点にするためにどのようにしたらいいか話し合いをします。この学校を地域のコミュニティの核とすることをまず御理解を頂いて、そのためには自分たちでルールを決めて、愛着を持って運営できるように話し合いを続けていきます。他の地域での先進例もお話しながら、さいたま市初ですが進めていきたいと思います。

 

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アンテナ技研株式会社(見沼区)

用途や周波数によって大きく変わるアンテナの設計、開発、製品化を行い、要望に応じてオーダーメイドでアンテナを開発している企業です。

細かい仕様に合わせ、少量多品種に対応可能な高い技術力で、国防、航空宇宙、交通インフラ等を支えています。小惑星探査機「はやぶさ2」のローバー(探査機)に搭載したアンテナを開発しました。

また、列車無線用のアンテナや高速道路のETCレーンに搭載するアンテナの開発等、交通インフラにおいても開発した製品が使用されています。

さらに、蓄積したアンテナ技術を応用した自社開発品として、社会インフラの老朽化対策、及び防災・減災に対応する遠隔監視用レーダを開発しています。

訪問先では、遠隔監視レーダやアンテナ開発SIMのデモンストレーション等を視察し、代表者や社員の方々との意見交換を行いました。

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アンテナ技研株式会社における意見交換

知事

今、どの業界もなかなか理科系人材が採れない中で人を採るのは大変なことだと思いますが、どのように対策されているか伺いたいです。

藤原代表取締役

私が就任した当初は新卒採用を何とかやっていましたが、なかなかそれでは採れず、コロナが明けて変わってきたのは、「新卒派遣」の方々が入れ替わり立ち替わり入って、うちに合う方が出てきています。また、雇用市場の流動性が高くなっていて、30歳前半や20代の転職組で高度なスキルを身に付けたいという方が増えていると感じています。

知事

県内には多くの協力会社があるという話もありましたが、特殊な産業ですので、県内企業と付き合う上で気を付けているところは何でしょうか。

藤原代表取締役

昔は小さいところと付き合っていましたが、最近は廃業が増えたため、大手のメーカーとも付き合わなければいけません。そうなると、なかなか少量多品種をやってくれるところがないため根気よく探しています。

数が出る以上は1社購買というわけにはいかないので数社で購買するような形で、品質をきちんと守ってもらえるかを予め提示させていただいています。ただ、情報が漏れてはいけないことを確約してもらえるようなところなので、少しずつ大きな会社を探して、縮小レベルでもやってもらえるところを探しています。価格的には要求されてきますが、その辺はお客様と相談して値段に転嫁し、従業員の雇用を守っています。

知事

MIMO(マイモ)レーダーを興味深く拝見させていただきました。下水道の点検には使えるのでしょうか。

藤原代表取締役

基本的には、土に埋まっているものを電波で見るのは難しいと思います。2~3メートルのところに埋まっている管であれば水が漏れると振動を受けるので、その振動を光ファイバセンサー等で検出することは不可能ではないと思います。

 

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株式会社金子製作所(岩槻区)

チタンやインコネル等の難削材等の5軸加工という複雑形状部品加工を得意としている企業です。

自社イメージキャラクターの「カロネコ」を企業パンフレットやノベルティに載せることで、企業イメージと認知度向上を図り、高卒者の採用につなげています。

会社全体の平均年齢は35.4歳と若い社員が多く在籍しています。また、カフェの設置等、職場環境の改善にも取り組み、社員の女性割合は39.8%と女性社員も活躍しています。

埼玉発世界行き奨学金制度のスポンサーとして「カロネコ奨学金」を設け、美術・デザインの知識・技能を習得するための海外体験活動を支援しています(令和8年5月29日県感謝状贈呈)。令和4年度には「埼玉グローバル賞」を受賞しました。

訪問先では、金属の切削加工の工程など、工場内を視察し、代表者や社員の方々と意見交換を行いました。

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株式会社金子製作所の工場見学

 

知事

どの業界もそうですが、人を採るのが大変だという話を伺いますが、御社はどうでしょうか。

秋山取締役副社長

創業以来、中途採用を中心に行ってきました。定着率を上げるため求人支援サービスに登録して優秀な学生にきてもらったりしましたが、私どもが第一志望ではなかったり、受験して公務員になってしまったりしていました。それから大きく方向転換して、近隣の商業高校や工業高校の生徒に入社いただくようにしてきました。

知事

 教育体制はどのようにされているのでしょうか。

金子代表取締役社長

私たちの職場は、生産技術や現場のプログラマーなど核となる人間がいれば、あとは商業高校を出た人であっても「同じ人間がやっているならできないはずはない」ということで育てながら技術伝承をしています。

知事

最近は(調達方法が)モジュール化しているので、共通の部品では今までよりもたくさんできるのではないでしょうか。モジュール化、大規模化して大手が色々とやっていくところもあるのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

金子代表取締役社長

開発段階で試作を何年も前から年間1台ずつやっているので、そのノウハウも生かしながら役割分担する。私たちが入り込む余地は必ずあると思います。

 

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お問い合わせ

企画財政部 地域政策課 地域振興担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

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