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掲載日:2024年8月19日
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訪問日
令和6年7月10日(水曜日)
訪問地域
南部地域(戸田市、蕨市)
訪問先
校舎の建替えを機に令和3年4月に小学校、中学校施設一体型の学校としてリニューアルした学校です。
最新テクノロジーを活用して幅広い分野で新しい価値を創造する人材育成を目指すSTEAM(科学、技術、工学、芸術・デザイン、数学)教育を展開しています。
小・中学生どちらも利用できる教室「STEAM Lab」を設置しており、ここではハイスペックPC、動画編集・デザインソフト、3Dプリンターなどを配備しています。
PBL(総合的な学習の時間)の成果物として、ランドセルに傘を固定するパーツや医療従事者向けワッペンなどを制作した児童もいます。
訪問先では授業風景や学校施設を視察し、校長や教員の方々と意見交換を行いました。
STEAM Labでの授業の様子を視察
施設もそうですが、こどもたちが生き生きとした笑顔を見せ、新たなことに積極的に取り組んでいる様子を見て、彼らがデジタルネイティブの世代であることを改めて感じさせていただきました。ありがとうございました。
このような教育の展開に当たり、発想を転換された経緯をお聞きしたいです。
まず、戸田市の教育長がリーダーシップを取って、我々に様々な情報を提供してくれています。その上で市の校長会の中で研修を行い、それぞれの取組について情報交換をしています。これを踏まえて、ICTを活用した教育を実践しています。校長が変われば学校は変わります。
校長が変わると学校が変わるという話ですが、校長の指導を受ける立場ではいかがでしょうか。
校長に音頭を取っていただきましたが、ICT教育においては1人1台の端末は文房具であるということを常に発言しておられました。
現場でも細かいことですが、黒板を使って連絡をしてこどもたちには紙と鉛筆で転記させていたものを、今はタブレットに入れていますし、若い教員たちからもタブレットを使うとこのようなことが楽ではないか、という意見がどんどん上がってきています。
インテル、リコー、アドビなどと連携されて、新しいアプリなどの情報が入ってくると思いますが、いかがでしょうか。
連携先から提案していただけますが、そのアプリなどを使用すると、格段に使い勝手はよくなります。ただ、使用するものが広がり過ぎないよう、どれを選択してこどもたちに提供するかがこちらの腕の見せ所です。
丸井グループが障害者雇用の促進と安定を図るために設立した特例子会社です。
障がいのある方が働く「特別な会社」ではなく「さまざまな個性が集まり、お互いを理解し、共に成長する会社」を目指しています。
丸井グループ各社で使用する事務用品等の入出庫管理、ネット通販用商品の入荷処理、名刺、社員証作成などの事務関連業務、出納業務の一部などを担っています。
各担当に障がいのある社員がリーダーとして配置され、障がいの種別にかかわらない混成チームで業務を運営しています。
訪問先では施設を視察し、社長や社員の方々と意見交換を行いました。
施設での作業について説明を受ける
インクルージョン配置の積極的な推進ということで、御社の特徴は、グループ会社全体と特例子会社での取組という2つのルートが一緒になってインクルーシブな社会を作るということだと思います。2つのルートがあった方が取り組みやすいということでしょうか。
特例子会社はサポートを手厚くしており、障がいの種類にもよりますが、どちらかというと集中した作業に向く方を対象としています。グループでは社会人を経験した精神障害の方など、これまでの経緯が違う方々もいて、配慮すべきところが異なります。2つのルートがあった方が職場の選択肢を多く提供できるのかなと思います。
障がいをお持ちの方は、それぞれできることとできないことがあると思います。Aさんがお休みの時にBさんでは代替が利かないということも考えられます。人員配置や作業工程をどのようにしておられますか。
一部の慣れている方でないと難しい業務はあります。極力皆さんがどの仕事もできるようになれればと思っていますが、それぞれ特性がありますので、その人でないとダメという仕事はあります。
シフトを事前に工夫するとか、周りのサポート体制を充実させてシフトに反映するのが理想だとは思いますが、なかなかそこまでは行っていないのが現状です。
障がいのある方は増えてはいますが、働く場所も増えています。障害者の雇用についてはマッチングをちゃんとしていかなければと思います。
採用される方は中途採用の方が多いですか。
新卒の方が多いです。マッチングはもちろん大事なことで、入社することが全てではなく、入社してから長くお勤めいただくことが大事だと思います。長くお勤めいただけるように、企業側と学校側できちんとしたマッチングをすることがすごく大事だと思います。
創業以来、自動車部品、半導体関連部材、文具メーカーなどさまざまな業界のニーズに応じた極めて高精度な自動切断機を製作しています。
全ての見積りには厳密な原価管理がなされ、1 台 1 台を適正価格で製造販売することで、決算の半年前から利益予測ができる体制を整えています。
最新の CAD 技術を導入し、設計を 3D 標準化するだけでなく、全社員がパソコンを保有し、3D 設計図を共有することで、作業の効率化と知識の共通化を図っています。
顧客に定期自主検査を推奨することで「止まらない工場」の実現に貢献するとともに、動力シャー(電動ギロチン)講師を社内育成し、顧客が特別教育を簡単に受けられる体制を完備しています。
訪問先では工場を視察し、社長や社員の方々と意見交換を行いました。
自動切断機での作業について説明を受ける
先ほど見せていただいた切断機の説明で「省人化」ということがありましたが、人を減らすというのはなかなか難しいのではないかと思います。そこはどうされていますか。
切断して違う重さの製品が出た時には作業をやり直さなければいけません。後の工程にもう一度手間がかかってしまいます。すべて同じ重さの製品を作ることによって、後の工程がなくなります。本当に人を1人減らすのは難しいですが、後の工程の時間がなくなり、人の配置をなくせるという意味で「省人化」は可能であると思います。
海外にある製品の修理という話がありましたけれども、遠いところだと代理店を使って補修していただくこともあります。自前だとコストがかかると思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。
中国では現地法人が対応しています。アメリカでは機械商社と連携してメンテナンスの仕方などを説明しています。東南アジアでは進出企業で保全を担当している方々と連携を取って、彼らが自前で機械を保全できる環境を作っています。
見積りを提示したものが6割採用されていると伺いましたが、やはり説得力があります。具体的な形で顧客に提案できていることが大きいと思いますが、潜在的な需要の把握や、販路拡大という部分ではどのように対応されていますか。
もともと4,000社で納品実績があったということが一番大きいです。納品して15年から20年くらい経つと、機械の気になるところが出てきます。4,000社くらいの規模があると絶え間なくどこかの会社とお付き合いができますので、「新しい機械ができましたがどうですか」というような話をさせていただいてます。
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