ページ番号:223393
掲載日:2023年11月21日
ここから本文です。
訪問日
令和4年7月15日(金曜日)
訪問地域
県央地域(桶川市)
訪問先
「市場の適正化こそが我々の役目でありお客様のためになること」との想いで営業を展開し、埼玉全域をカバー、業務用食品卸業で「埼玉県シェアNo.1」の地域密着型食品卸会社です。
より幸せで、より豊かな食空間を創造することで世の中にわくわく、ウキウキ、いきいき、ドキドキを増やしていくことをビジョンに掲げ、「食空間創造企業」として本県食産業に貢献しています。
「食空間創造企業」としての機能の充実を図る新社屋(平成31年3月完成)は、粋でカッコよく、食品を扱う企業として安心・安全・ローコストを実現し、魅力的なオフィスで働き方改革も推進しています。
「食空間創造企業」として県内企業等と食にまつわるプロジェクトを展開し、「オール埼玉らーめん」や「幸塊(さいたま)バーガー」を誕生させるなどお店の話題性喚起や新規顧客獲得、リピート促進などに貢献できるよう飲食店をサポートしています。
知事は、訪問先で倉庫やオフィスなど新社屋を視察し、代表や社員と意見交換を行いました。
出荷のシステムについて説明を受ける
とてもきれいな、そして働く方も気分がいいのではないかというオフィスを拝見させていただきありがとうございます。特に、最後の出荷のところのロータリーは、すごいなとびっくりしました。
仕事も含め、とても遊び心あふれる取組は、社員の皆さんと一緒に考え、おやりになっているのでしょうか。
この建物を作るときにはプロジェクト立ち上げ、5年前からいろいろな形で社員と話し合ってきました。
その中で我々は、この建物を作る上でもコンセプトを決めて、それが、粋でカッコイイ、これが働くスタイル、そして安心安全、ローコストでやれるような形で考えていこうということでプロジェクトチームと一緒になって進めました。
桶川市では、昨年2月から、小学校の学級閉鎖をきっかけに、県内でもいち早く新型コロナウイルス感染者に係る在宅療養者応援物資の配付事業を始めました。現在、在宅療養者応援物資の食料については、主に関東食糧さんにお願いし、臨機応変かつ速やかに対応していただいています。
それぞれのオペレーションが全て大切ですが、食に対する声は大きいですね。
食が一番重要ですし、元気にもなってきます。メディカルケアでは、えん下機能が弱くなっている方たちのために、特殊なものを扱っています。
高齢者施設に行くと食事がおいしいですよね。
私たちが学生の頃よりも、メーカーさんの努力でかなりおいしくなってきています。利用者の方が喜んで食べてくれているよという声もいただきます。いろいろな方のメニューに応えられるように、お客様の声を聴きながら、ラインナップを増やしているところです。
何年か前に県内の高齢者施設に行ったとき、イメージと違ってとてもおいしいと思いましたが、その理由がここにあったのですね。
令和4年2月から桶川市内で、移動スーパーを運行しています。
冷蔵機能を備えた軽トラックに肉、魚、野菜などの生鮮食品やパン、総菜、調味料といった購買頻度の高い約650品目を積載しています。
スーパーなどの小売店が近くにない「買い物空白地域」全32か所(集会所、自治会館、高齢者福祉施設等)を、1か所当たり週1~2回程度で巡回し、買い物が困難な住民から好評を得ています。
移動スーパーの運行により「歩いて買い物に行く」「商品を見て選ぶ」など高齢者の介護予防効果にも期待が高まっています。
販売スタッフの声掛けによる高齢者への見守りや地域の人々が集まる、会話が弾む場所として、コミュニティの構築へも貢献する取組です。
知事は、移動スーパーの市内拠点店舗の店長や本社担当責任者、移動スーパーを利用している県民と意見交換を行うとともに、原集会所に運行中の移動スーパーを視察しました。
移動スーパーに買い物に来た県民とふれあう
移動スーパーだと、価格を上乗せしている事業者があるように聞いていますが、こちらは同じ価格でしょうか。
店舗と同じ価格です。
移動スーパーはコストもかかると思いますが、我々としては本当にありがたく思っています。
移動スーパーとオンラインデリバリーとは、客層が重なっているのでしょうか。どういった違いがありますか。
客層はかなり違ってきます。移動スーパーに来る方は、単に物を買いたいというだけでなく、販売員やドライバーとの会話を楽しみに来る方もたくさんいらっしゃいます。
また、自分で商品を見て、触って買い物をしたいというのが移動スーパーのお客様の特徴です。
移動スーパーは、井戸端スーパーですね。
区長さんにお聞きしますが、周りの評判はどうでしょうか。
このあたりは高齢化が進んでおり、買い物に出掛けるとなると、開店する時間に買い物に出掛けても帰ってくるとお昼過ぎになってしまう場所です。
高齢者にとって、食品を自分で見て選んで買える移動スーパーは好評で、皆、ありがたいと言っています。世間話をしながら移動スーパーを待っていて、コミュニケーションの場にもなっています。
是非、今後も地域の要望に応えていただき、長く事業を続けていただきたいと思っています。
明治から代々受け継がれてきた和竿作り。三代目が編み出した、あわびなどの青貝を竿の曲面に埋め込んで飾る独自の技法、螺鈿蒔絵塗り(らでんまきえぬり)で昭和56年に特許を取得し、市場での優位性を確立しました。
4代目となった野本公敬(のもと きみたか)氏は、「お客様の要望を聴く」ことを唯一のこだわりとし、工房制作の傍ら、全国の百貨店を回り対面を通じてオーダーメイドの製品を受注しています。
カーボン竿が登場し、釣り竿の素材が競争の時代の中にあってもお客様の声を形にし、和竿独特の「感度と粘り」が再評価されています。
旭信の釣り竿は、桶川市のふるさと納税の返礼品にもなっており、高額寄付者への返礼品にもかかわらず全国の多くの人から選ばれています。
知事は、工房での作業工程や実演を視察し、代表や後継者、従業員等と意見交換を行いました。
旭信竿の特徴について説明を受ける
新型コロナウイルス感染症でデパート販売が減少したとのことですが、釣りをされる方は増えたのではないという印象があります。いかがでしょうか。
コロナの影響で少なくなったのは、密になってしまう乗合船の釣り客です。
一方で、防波堤で釣りをする方や、砂浜からの投げ釣りは増えました。去年あたりから釣りブームで、クロダイの釣り竿が売れています。
デパート販売は減少しましたが、通販やふるさと納税の返礼品として売れています。
最近は、若い方や女性の方が釣りを始められているように見受けられます。日本人は、小さい頃に釣りに親しんだ方が多いように思います。
日本は島国で海や川は身近です。また、知事のお話のように、最近、釣りをする若い方が多くなってきており、今後が楽しみです。
これだけのものが桶川にあるのはすばらしいことです。コロナに負けず是非、頑張ってください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください