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掲載日:2023年11月21日
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訪問日
令和2年11月6日(金曜日)
訪問地域
県央地域(上尾市、伊奈町)
訪問先
障害者(精神)の就労支援、生活支援を行い、障害者の「働きたい」「自分の力を発揮して充実した暮らしを送りたい」という希望を実現するための施設を運営している法人です。
就労移行支援事業や就労継続支援B型事業、障害者生活支援センター、グループホーム、障害者就労・生活支援センター等を行い、上尾地区の障害者就労・生活支援の大きな力となっています。
就労継続支援B型事業所グリーンドアは新たな建物で5月からスタート。併設する障害者生活支援センター杜の家は障害者が交流・活動・相談するスペースとして利用されています。
多機能型事業所「プラスハート」では新型コロナウイルス対策を行いながら障害者の就労につなげる活動を行い、成果を上げています。
知事は、利用者の就労訓練や交流の様子等を視察した後、理事長や職員、利用者の方々と意見交換を行いました。
生産しているしいたけやきくらげはおいしくて大人気
皆さんがそれぞれ頑張っているお話を伺って、仲間や友達同士がこうして集まれる所があることは大切だと実感しました。きれいな施設環境で利用されている方にも喜ばれていると思います。
あげお福祉会は、当事者、特に家族が声を上げて、市役所や社会福祉協議会、医療従事者などに働き掛け、官民一体となってつくってきました。皆さんのおかげです。
活動の推進力はどういったところにあるのでしょうか。
精神障害メインで活動しているところは全国的にもここが初めてだったと思います。現場の職員の熱意がすごくて、当事者目線で取り組んでいるところはすばらしいです。
経営的には厳しいところもありますが、ニーズに応えられるよう街頭募金をしたり、地域の方に活動を知ってもらうよう努めてきました。
こうした施設は全国的にも厳しい状況と聞いています。そんな中、こちらの周りの皆さんも含めたネットワーク、人のつながりに大変感心しました。今後もそうしたネットワークを盛り上げていっていただきたいと思います。
1928年の設立以来、交通インフラの安全・正確な運行を担う技術を柱として、安心・快適な社会生活に貢献している企業です。
上尾工場は、鉄道の安全運行に欠かせない鉄道信号現場機器を生産しています。
主な生産品目は、線路の分岐点でレール転換を行う電気転てつ機、電気踏切しゃ断機、運行管理システムなどに活用される各種制御リレーなどです。
加工・組立の作業現場では、僅かな変化も見逃さない「アイキャッチ活動」や、「初めて」・「変更」・「久しぶり」の時にはより注意深く作業する「3Hの視点」の実践など品質向上に取り組んでいます。
知事は、工場を視察した後、副社長や役員、社員の方々と意見交換を行いました。
品質向上の取組について説明を受ける
鉄道に万が一のことがあってはならないと、品質管理を徹底し、県民の安心、安全が守られていることを実感できました。
びっくりしたのは、工場内の部品などがとてもきれいに整理整頓されていることです。
改善提案制度があって、いわゆる5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)など、ボトムアップで取り組んでいます。
職場環境は品質にも直結するので、大事にしています。
製品は海外でも使われているそうですが、海外だと鉄道の仕様自体が古いため、新しいものを入れるというのは非常に御苦労があるのではないでしょうか。
今まさに海外で動かしているプロジェクトが、50年、60年前の古いシステムに最新のシステムを載せていく、切り替えていくというもので非常に大変です。新しく地下鉄を掘る作業よりもある意味難しいです。
日本の質の高いインフラを輸出するということで、グローバルスタンダードと歴史の中で培ってきた技術に葛藤しながら取り組んでいます。
グローバルということでは御社には冠奨学金にも御協力いただいています。県としてもできることをしっかりやってまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
歯科医療機器等を伊奈町の本社工場で生産し、国内だけでなく海外にも輸出するなど、歯科医療業界に貢献する企業です。
歯科用医療機器(歯科用治療ユニット)を筆頭に、医科用医療機器、動物用医療機器も生産しています。
製品開発・設計から製造までトータルにものづくりを行っています。
2018年に発売された「シグノT500」は、世界三大デザイン賞の一つ、レッドドットデザインアワード2019にて、最高位のベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞するなど、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた製品開発を得意としています。
知事は、工場を視察した後、社長や役員、社員の方々と意見交換を行いました
歯科用治療ユニットの説明を受ける
歯医者さんの椅子に座って楽しい思いをしたのは初めてです。
ものすごい内製化率で、コストや技術、人という点で大変な御苦労があると思いますがいかがでしょうか。
グループの「モリタ」は1916年に京都で歯科用機器の輸入商社としてスタートした会社で、外国のものを見ながら機器も作り始めて発展してきたところです。
技術を中に蓄えるというのはメーカーの宿命です。内製化率はまだまだと思っていて、これからも高めていきます。
県の多様な働き方実践企業に認定されていますが、職場はどうですか。
子供の発熱など保育園からの呼び出しもかなり多いですが、そんなときでも職場の方が「休んで大丈夫だよ」と、子供のことも心配してくれたり、フレキシブルに対応してくれるので働きやすいと感じています。
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