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掲載日:2023年11月21日
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訪問日
令和2年2月6日(木曜日)
訪問地域
北部地域(熊谷市、深谷市、本庄市)
訪問先
平成31年4月に、県内8番目のコミュニティFMとして開局したFMラジオ局です。
熊谷市及び行田市を放送エリアとし、両市内の催しや暮らしに役立つ情報を朝7時から夜10時まで、すべて生放送しています。
また、凶悪事件や、人命に危害を及ぼすような犯罪・自然災害が発生したときは、行政との協定に基づき緊急放送を実施しています。
知事は、会社の概要について説明を受け、放送スタジオを視察した後、役員や社員の方々と意見交換を行いました。
コミュニティFMの放送局を視察
災害時、FM.クマガヤさんは地域に密着した情報を放送されていますが、放送のためにどのような情報が欲しいとお考えでしょうか。
きちんと根拠が取れたものが欲しいです。
私たちの情報元は、行政からの公式なもの、リスナー(視聴者)から寄せられるもの、パーソナリティやスタッフが実際に現場で見てきたもの、SNSから収集したものなどいくつか種類があります。
県が公式に発表しているものは根拠がしっかりしていると思いますので、そういったものを迅速にいただけるとすぐに放送できます。
昨年の台風19号のとき、インターネットやSNS上には「確実に事実と異なる情報」が流れていることがありました。
私たちも、SNSによる情報の取扱いは慎重にならないといけないと感じています。
皆さんが正確な情報を選んで放送していただくことで、不確かな情報の氾濫を少なくしていくことができると思います。
渋沢栄一翁が生まれた地域に建ち、渋沢翁の心を受け継ぐ「ふるさと教育」を推進している小学校です。
昨年の夏休み中、学校に隣接する渋沢栄一記念館において、希望する児童(5,6年生)が受付や「おもてなしガイド」に取り組みました。
また、児童全員が渋沢翁の考えをまとめた「夢七訓(ゆめしちくん)」を暗唱できます。
知事は、学校での取組について説明を受け、授業を視察した後、教員の方々と意見交換を行いました。
渋沢栄一翁の教えを教育に生かす小学校を視察
渋沢栄一翁が全国的にブームになっていますね。
今日は子供たちが渋沢翁をものすごく誇りにしていることがよく分かりました。とても嬉しいことです。
夢七訓は、入学してすぐに覚え始めるのですか。
毎日、授業前の「朝の会」で暗唱をしています。5月頃には覚えてしまいますね。
2、3学期はふるさと教育に関する俳句や物語、論語を暗唱しています。
学校行事で渋沢翁ゆかりの場所を訪問することもありますか。
ゆかりのある場所で、自然に遊んだり学習しています。地元の「渋沢栄一生誕祭」などのイベントにも参加しています。
深谷市内の中学生は「立志式」でみんなの前で自分の志を語るとお聞きしています。志を語ることは、とても難しく、勇気がいることです。
渋沢翁のような立派な人物を見本としていることが、子供たちの勇気を後押ししているのだと思います。
昭和50年創業で、深谷ネギや地元野菜をたっぷり使った旬の料理を提供する割烹店です。
同店で提供している「煮ぼうとう」は、渋沢栄一翁も好んで食したと言われています。
また、同店が提案した「ふかやカレーやきそば」は地元商工会議所主催のご当地グルメコンテストでグランプリを獲得し、現在、市内の多くの飲食店で各店オリジナルの「ふかやカレーやきそば」が提供されています。
知事は、昼食として「煮ぼうとう」をいただいた後、役員の方々と意見交換を行いました。
渋沢栄一翁が好んで食したと言われる地元の名物料理をいただく
(煮ぼうとうを食して)おいしいですね。特に野菜がすごくおいしいです。
昔から、煮ぼうとうには野菜がたくさん入っていたのですか。
地元の野菜は甘みやうま味が強く、煮ぼうとうに適しています。
昔から野菜はたくさん入っていました。種類は多くありませんが、その時期に取れる野菜がたくさん入っていました。
なるほど。煮ぼうとうは麺と地元野菜が主役ですね。
(カレー焼きそばを試食して)カレーと焼きそばを組み合わせたのは何故ですか。
カレーはみんなが好きですし、B級グルメと言えば焼きそばかなと思いました。
また、この地域では焼きそばにジャガイモを入れるという食文化があり、カレー焼きそばにもじゃがいもを入れてみたところ、好評をいただいています。
私の地元にも「ソース焼きうどん」というB級グルメがあり、地域の若手の人たちがとても頑張って盛り上げています。
ふかやカレー焼きそばも若手の方々にぜひ盛り上げてほしいですね。期待しています。
野菜の安定供給、遊休農地の解消、雇用の安定を経営理念として掲げ、平成17年に設立した農業生産法人です。
大型トラクタ、乗用管理機、ねぎ収穫機など農業用機械導入による省力化や、農場の情報把握、農薬・肥料の管理にIT技術を活用することで農場の規模拡大を進めています。
また、安全・安心な野菜を提供するため、鶏糞などのバイオマス資源の活用・化学肥料の低減に取り組み、農場管理等に関する第三者からの認証である「JGAP」「ASIAGAP」を取得しています。
知事は、生育状況や作業工程の進捗状況をアプリで把握する仕組みや、機械化を進めている農場での作業状況を視察した後、役員、社員の方々と意見交換を行いました。
省力化やIT技術の活用により農地面積の拡大を目指す農業法人を視察
当社では、従業員が将来独立したときに一人でも経営できるように、いろいろな業務を担当してもらっています。
社員の皆さんは若い方が多いですよね。実際にファームヤードを独立された方はいますか。
深谷市内でも4,5人いて、それぞれ農業を続けています。
すごいですね。
埼玉県産野菜は東京都に近いこと以外にも付加価値を付けられる可能性があると思います。何か考えていきたいですね。
昭和元年に東京都で創業し、昭和25年に本庄市に移転して70年になる豆腐店です。
当社の豆腐は、原料にこだわり、職人が一つ一つ丁寧に製造しており、付加価値の高い商品を少量生産で百貨店等を中心に納入することで「三之助とうふ」としてブランド化されています。
知事は、会社の概要について説明を受け、工場内を視察した後、役員や社員の方々と意見交換を行いました。
原料・製法にこだわり、高いブランド力を持つ豆腐店を視察
(油揚げや豆腐を試食して)できたての油揚げもお豆腐も大変おいしいです。
当社の油揚げは国産のこだわった揚げ油を使っていますので、香りが良く、一般的に必要な「油抜き」をしなくても食べられます。
また、当社の豆腐は、豆腐が苦手だった子供が喜んで食べるようになる商品です。
こだわりの商品だということが大変良く分かりました。
販路拡大に苦労されたこと、工夫されたことはありますか。
商品の知名度がすでにあるので、先方からの引合いがきっかけの案件が多いです。
どこにでも卸すのではなく、少量生産の希少性とお客様の求める品質を守ることでブランド力を蓄えられていることのおかげだと思います。
ブランドを守りつづけることも大変なことです。
本日はありがとうございました。
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