トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成29年12月定例会 > 12月14日(木曜日) > 齊藤正明(自) > 平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(齊藤正明議員)

埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:119118

掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(齊藤正明議員)

いじめ・不登校等問題

Q   齊藤正明議員(自民)

平成23年度に起きた滋賀県大津市でのいじめ自殺事件を受け、平成25年度にはいじめ防止対策推進法が成立し、それから徹底調査が行われ、県内公立小学校での認知件数は、平成26年度の1,389件であったのが、平成27年度は2,860件、平成28年度は6,708件と倍々で伸びております。一方、年間30日以上欠席する不登校の児童生徒は年々増加し、平成28年度公立の小学校は1,714人、中学校4,617人、高校で2,210人にも達しています。また、公立小中学校の長期欠席者は1万247人、このうち不登校の児童生徒5,691人と年々増加し、1,000人当たりの不登校児童生徒は10.2人にもなっています。さらに、公立高校の中途退学者は、全日制、定時制、通信制を合わせて1,521人となっています。
そこで、教育長にお伺いします。埼玉県は平成28年度の小中学校等のいじめ認知件数の割合は全国何位か、同じく小中学校の不登校者数、長期欠席者数の割合、高校の中途退学者数の割合はそれぞれ全国第何位か。
2点目として、以上の現状を踏まえ、今後の具体的な防止策についてどのように考えているか。

A   小松弥生   教育長

文部科学省の調査では、問題行動等に関する都道府県ごとの数値を国立、公立、私立の合計で公表しており、それをもとに全国の順位を本県で算出いたしました。
いじめの1,000人あたりの認知件数は、小学校では17.9件で少ない方から12位、中学校では11.7件で7位となっており、それに高校と特別支援学校を合わせると12.2件で11位となります。
1,000人あたりの不登校者数は、小学校では2.9人で少ない方から2位、中学校では24.5人で6位となっております。
この順位は、10年前の平成18年度における、小学校27位、中学校40位と比べ、大きく改善しております。
1,000人あたりの長期欠席者数は、小学校では8.9人で少ない方から22位、中学校では36.9人で18位となっております。
高校における100人あたりの中途退学者数は1.1人で少ない方から13位となっており、一番順位の低かった平成16年度の46位から大きく改善しております。
次に、「今後の具体的な防止対策についてどのように考えているか」でございます。
いじめ、不登校、長期欠席、中途退学等の生徒指導上の諸課題の解決のためには、主に次の3点が重要と考えております。
1点目は、組織的な対応の徹底です。教員が初期の段階で問題に気づき、それを学校組織全体で解決に導くため、管理職や教員を対象とした研修の充実に取り組んでまいります。
2点目は、教育相談体制の充実です。児童生徒に寄り添い、しっかりと悩みを受け止める力を教員に身につけさせるとともに、必要に応じてスクールカウンセラーなどの専門家とも連携を進めてまいります。
3点目は、児童生徒に、自分が役に立っている、必要とされているということを実感させる取組の充実です。様々な体験活動の充実を図るとともに、社会性やコミュニケーション能力を育てる取組を進めてまいります。
すべての児童生徒のより良い発達を目指すとともに、学校生活が一人ひとりの児童生徒にとって有意義で興味深く、充実したものとなるよう、引き続きしっかり取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?