ページ番号:288749
掲載日:2026年10月23日
ダイバーシティ講演会
「こどもも大人も幸せになるためのジェンダー教育ー学校と社会の男性性を問い直す」
| 日時 |
令和8年9月19日 (土曜日)13時30分から15時30分まで
|
| 場所 |
当センターセミナー室 |
| 参加者 |
会場 58人
|
内容
学校や社会に根付く「女らしさ」「男らしさ」といった固定的な性別役割意識について考える講演会を開催しました。
講演では、講師ご自身の教育現場での経験を交えながら、こどもの言動や目の前の現象を、個人の性格や心の問題として捉えるだけでなく、その背景にある社会の仕組みやジェンダーによる構造的な問題にも目を向けることの重要性についてお話しいただきました。
また、社会学やジェンダー研究などを通じて、私たちが「あたりまえ」と考えている価値観を問い直すことの必要性についても学びました。
講演の最後には、男性の特権や家父長制社会のあり方を問い直す言葉が紹介され、講師自身もその重みを受け止め、これから何ができるかを考えながら前に進んでいきたいと締めくくられました。
性別による固定観念を個人の意識の問題にとどめず、社会の構造にも目を向けながら、こどもも大人も一人ひとりが自分らしく生きられる社会の実現に向けて考える機会となりました。
講師:星野俊樹さん(ジェンダー教育実践家)
1977年生まれ 兵庫県出身(尼崎)東京育ち、ジェンダー教育実践家 元小学校教員(教員歴20年:公立、私立)、出版社で編集者を経て、通信課程で教員免許取得。公立小学校、私立小学校の両方の勤務経験あり。
【著書】「とびこえる教室—フェミニズムと出会った僕が子どもたちと考えた『ふつう』」(単著、時事通信出版局、2025年)、「これからの男の子たちへ」(著者との対談相手として、大月書店、2020年)、「差別のない社会をつくるインクルーシブ教育」(分担執筆、学事出版、2022年)
参加者の声
- 「個人的なことは政治的なこと」その前提を講演の中身でしっかりわかりやすく論じられていて、自分ごととして考えることができました。理論の押し付けではなく、具体的な例や学術論文をもとにお話されていて、とてもわかりやすかったし、腑に落ちました。来て良かったです。(40代・女性)
- ご著書を拝読して是非直接お話を聴きたいと参加しました。教員でいらっしゃっただけに大変わかりやすく、たくさんの気づきをいただきました。身近なことを構造的にみて、社会変革に向けて、自分なりの行動につなげていきたいと思いました。(60代・女性)
- とても素晴らしい時間でした。ありがとうございます。大人と子ども、男と女、誰にとって都合が良いのかという視点を大切にしていきたいです。(40代・女性)
- ジェンダーについて日頃なんとなく考えていたことを、星野さんが言語化してくれたことでより深く自分に落とし込むことができました。(60代・男性)
- 女らしさ、男らしさというのは、環境によってつくられるものだというのを知った。家族や学校から性のあり方を見つめ直さなければならないと思いました。(20代・女性)
- 知っていたつもりになっていたこと。もっと複雑でありのままで受け止めなければいけないと感じた。(40代・男性)
- 教育の場での男女不平等について、とても学びが多く、特に学級通信の宇宙飛行士にも母にもなりたい生徒の言葉に涙がでました。私たち大人が簡単に社会に絶望せず、ジェンダー平等に全力で取り組まなければと思いました。(30代・女性)
- 構造的な問題に目を向けないといけないということに、非常に納得しました。ありがとうございました。(50代・女性)
- 児童・福祉施設の中で男性の役割を考えさせられ、ジェンダーについてもどのように考えたらよいのかわからないまま歳を重ねてしまいました。お話を伺い、何度となく涙がこみ上げてきました。また機会があればお話を伺いたいです。応援しています。(60代・男性)
- とても分りやすい内容でした。ジェンダー平等が戦争や飢餓、不平等につながらない世界になってほしいです。(60代・女性)
- 図書を拝読し、実際生でお話を伺いたいと思い、今回参加しました。ソフトな語り口でありながら、強い志を持って話される星野さんにこれからの教育の変化が期待できるにではと思えました。性差を意識すること、当たり前とされていることの問い直し、心に留めて自分のできることを見つけていきたいと思いました。(60代・女性)
- ジェンダー不平等の現実に声をあげられる男性になるよう努力したいと思いました。(50代・男性)