ここから本文です。
ページ番号:276379
掲載日:2025年12月18日
埼玉県教育委員会は、教職員(さいたま市を除く)等で構成される、埼玉県災害時学校支援チーム(D-EST埼玉)を設置しました。災害時学校支援チームは、県内及び県外において大規模災害が発生した際に、被災地域等からの要請に基づき、被災した学校における教育活動の早期再開に向けた支援のために、埼玉県の教職員等を被災地の学校等へ派遣するものです。
令和6年能登半島地震では、学校の校舎やグラウンド等が被害を受け、教職員も被災者となる中、多くの学校で避難所が開設され、学校再開に必要な人員が不足しました。
こうした背景の中、国(文部科学省)は、今後の大規模災害に備え、被災地での速やかな学びの確保を図るため、「被災地学び支援派遣等枠組み(D-EST)」の構築を目指しています。本枠組みの一環として、埼玉県教育委員会においても令和7年10月21日に災害時学校支援チームを設置しました。
本取組は、他県でも広がりを見せています。
埼玉県災害時学校支援チーム(D-EST埼玉)のチーム員として、大規模災害時の学校運営や災害に対する知識や技術を身に付け、学びの継続や学校の早期再開に向けた支援を行うことのできる教職員を育成するため、さいたま市を除く小中学校等、県立学校及び事務局職員からチーム員候補者を募集し、養成研修を全3回に分けて実施しました。第1~2回目はオンライン研修、第3回は「能美防災そなーえ埼玉県防災学習センター」で実地研修を行いました。
第3回では、公認心理師協会の方や被災地支援の先進県である兵庫県の「震災・学校支援チーム(EARTH)」の方にお越しいただき、被災地における児童生徒等の心のケアや学校現場での行動・考え方などのノウハウについて、ロールプレイングやグループワークを行うとともに、「能美防災そなーえ埼玉県防災学習センター」の施設内にある地震体験や消火体験など、災害及びその対応についても学びました。
| 研修内容 | |
| 災害に関する教育 | 災害の基礎知識 |
| 防災体験学習 | |
| 災害対策 | D-ESTの実際(兵庫県震災・学校支援チーム(EARTH)員による学校支援概要説明) |
| 基本的な支援の考え方(スフィア基準) | |
| 災害ボランティア基礎知識 | |
| 学校教育応急対策 | |
| 被災した学校における教育活動早期再開にむけた演習(ロードマップ作り) | |
| 心のケア | 心のケア基礎知識 |
| 心のケア演習 | |
| 心のケア演習 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
| 防災体験学習 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
| 被災した学校における教育活動早期再開にむけた演習(ロードマップ作り) | ||
![]() |
![]() |
![]() |
|
受 講 者 の 声 |
|
※県内教職員向け広報誌や県教育委員会SNSにも掲載しました。
|
|
![]() ![]() |
|
|
![]() |
|
|
![]() |
埼玉県災害時学校支援チーム(D-EST埼玉)は、チーム員数150名を目標に、次年度以降もチーム員を募集してまいります。県内及び県外において大規模災害が発生した際に、チーム員が被災した学校における教育活動の早期再開に向けた支援のために尽力できる体制を整えてまいります。