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掲載日:2021年8月27日

令和3年8月臨時会「福祉保健医療委員長報告」

委員長 岡田 静佳

福祉保健医療委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第106号議案のうち福祉部関係及び保健医療部関係の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、福祉部関係では、「高齢者・障がい者入所施設及び通所施設の職員に対するPCR検査については、さきの6月定例会でPCR検査の在り方を見直すよう、附帯決議がなされたところである。今回、契約を変更し、単価が大幅に減額されたとのことであるが、以前の委託先と比べて検査方法や検査精度に違いがあるのか」との質疑に対し、「検査方法については、委託先を変更した後も従前と同じ個別PCR法で実施している。検査精度については、国が示している検査手順に沿って行っているため、問題ないと考えている」との答弁がありました。
次に、保健医療部関係では、「酸素療法や抗体カクテル療法を新たに委託して取り組むとのことだが、先日、県が健康観察を委託している『埼玉県宿泊・自宅療養者支援センター』が安否確認など適切な業務を遂行していなかったため、自宅療養中の患者が亡くなったという報道があった。県では、委託先の業務量や人員体制を把握していたのか。また、業務委託の適切な管理について、今後どのように改善するのか」との質疑に対し、「業務のひっ迫状況を確認するため委託先には日報の提出を求めていたが、本年7月下旬以降、感染者の急増を理由に日報の提出が滞っていた。そのため、頻繁に連絡したり、直接訪問して状況を聞き取ったりしたが、日報は提出されず、業務状況を確認できなかった。改善に向けて、患者の健康状況を簡便に把握できるクラウドシステムの導入準備を進めているほか、委託業務を切り分けて複数の事業者に委託することで負担を分散していく」との答弁がありました。
次に、「若年層のワクチン接種が遅れている。希望する県民のワクチン接種はいつ頃終わる予定なのか。また、接種が遅れている市町村について、接種を早めるよう指導しないのか」との質疑に対し、「ワクチンは、新型コロナウイルスの感染収束の鍵と認識している。本年9月末までには12歳以上の人口の8割に当たる方の2回分のワクチンが分配されるので、接種のペースを更に上げて、11月までには希望者の接種を終わらせたいと考えている。また、接種が遅れている市町村については、接種のペースを上げるために、好事例の紹介や接種体制の確保などの支援に取り組んでいく」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

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