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掲載日:2023年12月6日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋政雄議員)

 県北地域にも高度医療を

Q 高橋政雄議員(自民

先日、決算特別委員会で熊谷にある循環器呼吸器病センターを視察しました。循環器呼吸器病センターでは、昨年度末に新館棟を開設してカテーテル治療と外科手術の両方に対応可能なハイブリッド手術室を新設するなど、最新の医療に対応できる施設の整備を行っています。ハイブリッドとは車のことじゃないよ。ハイブリッド手術室とは、最良の治療を行うために最先端の技術と科学の融合をもって設計された手術室のこと。手術は日々進歩を続けているとのことです。これ、自分で調べたんですよ。
昨年度策定された地域医療構想を見ると、県北地域では2025年に向かって高齢者の増加が見込まれ、今後医療需要が高まっていくと思う。そんな背景の中、新しくなった循環器呼吸器病センターには県北の高度医療を担って是非に頑張っていただきたい、大いに期待をしているんです。
そこで、県北地域の高度専門医療の核となる同センターでは、今後どのような高度医療に取り組んでいくのでしょうか。また、県北の医療の要としてのこのセンターを県北・秩父地域の皆さんのためにもどのように発展、整備していきたいのか、病院事業管理者にお伺いします。

A 岩中   督   病院事業管理者

まず、循環器・呼吸器病センターで今後どのような高度医療に取り組んでいくのかについてでございます。
センターでは3月に竣工した新館に、ハイブリッド手術室を設置しており、ここでTAVI(タヴィ)というカテーテルを用いて心臓の大動脈の弁を置き換える新たな治療を開始いたします。
これまで、大動脈の弁の治療は胸を開いて手術を行うため、高齢の方へは適用が難しいものでした。
センターでは本年11月2日にTAVIの実施施設として県北地域で初めて認定を受け、これにより高齢の方へも治療が可能になります。
また、これまで不整脈の治療ではペースメーカーを手術で体に植え込む方法などが主流でした。
このたびセンターでは、本年9月1日に保険収載されたカテーテルを用いて心臓の中に小さなペースメーカーを留置する新たな治療を開始する予定です。
県北地域でも、さらに高齢化が進むことから、こうした体への負担が小さい、新たな治療法の選択肢を増やせるよう努力してまいります。
次に、循環器・呼吸器病センターを県北・秩父地域の皆さんのために、どのように発展整備していきたいのかについてでございます。
センターでは改めて地域の医療ニーズの把握と、果たすべき役割について秩父を含む地域の医師会と意見交換をいたしました。
その中では、専門領域の高度な治療をさらに頑張ってほしいという要望に加え、救急の受け入れを充実してほしいとの要望が出ており、救急告示の指定を受けるため、現在、医師の確保に努めています。
さらに、地域医療機関では対応困難な心臓疾患や呼吸器疾患などの合併症をお持ちの方の透析治療にも力を入れていきます。
今後も、地域の医療機関と連携しながら、高度な専門医療の充実に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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