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ページ番号:27616

掲載日:2022年10月19日

平成26年4月臨時会 「福祉保健医療委員長報告」

委員長 田村琢実

福祉保健医療委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案1件であります。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
第86号議案について、「砒(ひ)素の調査はいつ行われたのか。また、報告があったのが、3月26日とのことであるが、その時点で議会に報告することは検討しなかったのか」との質疑に対し、「施工業者が3月13日から調査を行い、県に報告があったのが3月26日である。今後詳細な調査を行い、調査結果をもとに環境科学国際センターに分析を依頼する予定である。報告については、人体への影響等の科学的な知見を踏まえた対応とするために、関係機関との調整に時間がかかったものである」との答弁がありました。
次に、「土地所有者との契約の中で、土壌汚染についての特別な条項はあったのか」との質疑に対し、「URとの土地譲渡契約書に土壌汚染の際の対策費用に関する条項があるので、調査結果が出た段階で、協議してまいりたい」との答弁がありました。
次に、「砒(ひ)素の検出によって、補正予算中の残土処理搬出について、予算積算や処理方法について変更は発生しないのか」との質疑に対し、「現在詳細な調査を行っているところであり、結果に応じて、議会に報告しながら対応を検討してまいりたい」との答弁がありました。
続いて、討論に入りましたところ、第86号議案に反対の立場から、「2月定例会で疑義があるとして修正されてから、僅かしかたっていないのにもかかわらず、同じ内容の補正予算が提出されたことは理解しがたい。また、砒素が検出されたことに対する対策が必要な状況であるにもかかわらず、同じ補正予算を計上していることに納得できない。さらに、現在地に残す機能の詳細な説明もされていない。患者家族の声に応え、新都心への移転計画は撤回し、現在地での建替をすべきであることから反対である」との討論がありました。
一方、第86号議案に賛成の立場から、「この補正予算は、先の2月定例会において十分な審議を委員会で行ったものである。小児救急や総合周産期医療への対応は本県の喫緊の課題であり、多くの県民が予定通りの新病院を待ち望んでおり、賛成である」との討論がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案1件について採決いたしましたところ、多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、第86号議案について、附帯決議として、「県立小児医療センター新病院建設に関しては、予算執行等に不誠実な状況が見られた。今回、増額補正を認めるに至ったが、今後は、県民・県議会に対し誠実な対応を求める。
また、移転に伴うさいたま市岩槻区の現病院の機能保持のあり方について、現状において明確な方向性が示されていない。早急に方向性を示すことを求める」旨の提案があり、採決いたしましたころ、多数をもって附帯決議を行うことに決した次第であります。
以上で、本委員会の報告を終わります。

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