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掲載日:2025年12月5日
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慢性腎臓病(CKD)は、「腎臓の障害」もしくは「腎機能の低下」が3か月以上持続している状態を言います。
腎臓は、毎日150ℓもの血液をろ過して老廃物を尿として体外に排泄し、体の中をきれいに保つ臓器です。
現在、慢性腎臓病の患者数は約2,000万人(成人の5人に1人)*いると推計されています。腎臓の機能を悪化させないため、日頃の予防が大切です。
*出典:日本腎臓学会編「CKD診療ガイド2024」,東京医学社,2024年6月,1ページ
慢性腎臓病予防の動画は、以下からご視聴できます。
チラシを是非御活用ください。
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「うららか広場イベント」において、来場者に慢性腎臓病(CKD)チラシを配布しました。
NACK5で放送中の番組「Smile SUMMIT(スマイルサミット)」で、慢性腎臓病(CKD)予防について専門の先生からお話しいただきました。

(トーク一部抜粋)
○腎臓は腰のあたりに2つあり、握りこぶしほどの大きさで、体内の老廃物を取り除き排出するほか、血圧や骨の健康も保つ大切な臓器です。慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下したり、おしっこに蛋白が出るなど尿の異常が3ヶ月以上続いたりする状態を言います。
〇早期には自覚症状がほとんどなく、「気づかれにくい病気」ですが、尿の泡立ちやむくみで気づくこともあります。日本人の約5人に1人が該当し、進行すると人工透析が必要になったり、心筋梗塞や脳卒中といった重い病気のリスクが高まったりするため、早期の予防や治療が非常に重要です。
〇予防には、塩分を控える、食べ過ぎに注意する、適度な運動をする、禁煙するなどが大切です。また高血圧や糖尿病などがある方は、慢性腎臓病の予備軍です。早めに医療機関を受診し治療を開始しましょう。まずは定期的な健康診断で自分の健康状態を知り、腎臓病の疑いがあれば放置せず、かかりつけ医に相談してください。

(トーク一部抜粋)
○慢性腎臓病(CKD)は糖尿病、高血圧、腎炎など様々な腎臓疾患の総称で、蛋白尿の有無や腎機能(eGFR)の低下により診断します。国民の8人に1人はCKD患者と言われ、透析に至る危険性が増加します。治療や予防には薬物療法の他、食事や生活習慣の是正など総合的な取り組みが必要です。
〇高血圧、糖尿病高コレステロール、高尿酸、というような生活習慣病と腎臓病との関わりは年齢が上がるほど重要になってきます。生活習慣病を予防していくことが、すなわち慢性腎臓病の予防に繋がるということになります。
〇腎臓病の原因や状態は個人で異なります。例えば、厳密な血圧管理が有効な場合もありますが、血圧を下げすぎるとかえって危険なこともあります。また、タンパク質制限や塩分制限することが必要な病気である一方で、不利益をもたらす場合もあります。
〇腎臓病の疑いを指摘された時などは決してそのままにはしないで、まずは、かかりつけ医の先生と相談されることを強くお勧めしたいと思います。
イオン「第11回埼玉フェア」において、ミニ講演会「腎臓メンテナンスで健康を!-慢性腎臓病の予防-」を開催しました。あわせて、骨密度チェックや「美味しい塩活レシピ」の配布を行い、来場者に慢性腎臓病の予防について周知啓発を行いました。
