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掲載日:2022年4月26日

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専門家会議後の知事発言内容(4月26日)(テキスト版)

 

知事

お疲れ様でございます。

私の方から、まずは何点か報告をさせていただきたいというふうに思っております。今日は二つお話をさせていただきたいと思います。1点は先ほど第57回の埼玉県新型感染症専門家会議が行われました。これについては後程申し上げます。また2つ目は、全国知事会でのお話もありました。これはフルオープンで聞いていただきましたので、こちらについては省略をさせていただきたいと思います。

本日の新型感染症の専門家会合におきましては、県内の感染状況に対する先生方のご意見ですとか、あるいは学校での状況を、さらには、明日、経済に関するいわゆる戦略会議が行われますけれども、これを前にして、またゴールデンウィークを前にしての対策等についてご意見をいただきました。先生方からのお話については、おそらく岡部先生からお話を伺っていただいた方がよろしいかと思いますけども、若干私の方から取り上げておくのは二つぐらいですかね。1点が学校でのマスクについて、これから暑くなる中で、どのように対応したらいいかということについて、これはもう岡部先生から後程仕切っていただければと思ってますけれども、一定程度の常識の範囲でというんでしょうか、(マスクを)外していい、特に外での体育などのようなものがある場合には外していいのではないかというご意見があったので、我々としてはできればこれは教育の問題でございますので、国等で一元的にやっていただけると良いというそういった感想は抱かせていただきました。また経済、あるいはそのGo Toや飲食、こういったものについては、やはり一気に進めるというのはいかがかという話はございましたけども、要はバランスの問題であり、お客に来ていただきたいといったところも含めて、一気に押し寄せるような、いわゆるリスクの高いような状況は作るべきではないという話がありながらも、経済についてはしっかりと回していくということでよろしいのではないかといったお話がございました。

私の方からは簡単ですけども以上でございます。

岡部先生

こんばんは。川崎市の健康安全研究所の岡部といいます。私は、専門家としてお招きをいただいて、この会議ずっと、このところオンラインで出てたんですけども、今日伺ったのは何か別に特別なことがあるから伺ったのではなくて、たまたま宮城県の方から帰ってくる途中だったので、こちらの方が具合がいいかなということで、直接この会議室の中で会議に参加しましたということが前提なんですけども、埼玉県の今の状況を報告いただいて、これは首都圏共通ですけれども、幸いに、まだいわゆる第6波からのピークが落ちて、ただ高止まりというような状態ではありましたけれども、途中で持ち上がったのがまた少し下がってきてるというような状況があります。ただその感染者数だけで一喜一憂するのではなくて、一番大切なところはやはり重症の方がきちんと入院ができるような状態あるいはフォローアップができるような状態ということだということは常々申し上げているところですけれども、そういう点では、今のところ重傷者病棟であるとか、あるいは入院、それからフォローアップについて安心できる状況ではないか。つまり、いっぱいいっぱいのようなことではないというのがあることは、私だけではなくて医療系の専門家の方々がおっしゃっていることです。

ただし、連休という人が動くような状況ってのは、やっぱり感染症に関しては広がる大きな要素であり、そこは注意をしなくちゃいけないところですけれども、同じ委員の川名先生、私もそうだったんですけども、この間京都で学会があり行ってきました。その中で、官公庁なんかでも人が相当出てるんですけれども、ただ、その人々はやっぱりマスクをつけたりできるだけ近づかないようにしてみたり、真昼間ですから大騒ぎするような人もいなかったんですけれども、それぞれが注意をしていただいているような様子はよく見られました。お店でももちろんそうです。ですから、そういうような行動をしながら連休を送っていただければ、一方では、楽しみながら、あるいはできるだけ分散するような形でいけば、仮に感染者数がある程度増えるとしても、重症者数が増えないような状況であればありがたいので、ぜひそのところを、もうこれで全部大丈夫、安心ということではないというような形で連休期間を送っていただければな、というような感想も加えて述べさせていただきました。今の埼玉県内の状況は、先ほど申し上げましたように医療の部分では落ち着いてるとは言っていいと思うんですけれども、それを何とか落ち着きを維持できるように、ぜひご協力いただければと思います。

先ほどマスクの話がちょっと出ましたけれども、マスクが全く無い世界が来るわけではないと思うんですね。ただ、必要なところでマスクを着けて、そうではないところでは無理くり着けなくてもいいというようなことは、これからできるだけ、学校の話が出ましたけども、文部科学省とも、例えばさっき知事がおっしゃったように、学校の外での体育をやってる時に、マスクを着けながらサッカーやって、ボール蹴りをやってるというような風景はやらなくてもいいんじゃないか、そんなようなことも今、文部科学省とも話しているところですし、常識的にといいますか、そのリスクを判断しながら見ていただければと思います。そんなような話を先程現状を伺いながらの感想として申し上げました。

それから加えるならば、オミクロン株というのは、もういろいろニュースでも出てますけれども、そのBA1、BA2、あるいはBA4、5なんていうのも出てきてるわけですけれども、県内の状況あるいは国内の状況もそのBA2というものに置き換わってはいるので、ほぼ置き換わりつつあるので、確かに感染力等々については速いというようなことが、海外からの報告があるので、その点は注意をしなくちゃいけないところだと思います。ただ、それが重症度にどういう反映をするかということについては、明らかに重症度が高くなってるっていう報告はないので、一般の方がそれでびっくりする必要はないと思うんですけど、ただし、感染対策は共通なので、ぜひそのところはBA2だから何かことさらにやることもないけれども、ことさらに何か外してしまうということではなくて、きちんとしたことは継続してやっていただければ、ワクチンも同様です。できるだけワクチン、機会があれば接種を受けていただければと思います。

以上が、今日の私だけではなくて医療系の方々の共通した話だとして、聞いていただければと思います。以上です。

 

 

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