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掲載日:2022年4月5日

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定例記者会見の知事発言内容(4月5日)(テキスト版)※抜粋

新年度に入って初めての会見となります。県庁も1日から新たな体制でスタートを切っております。新型コロナウイルス感染症等、様々な課題は山積していますけれども、ワンチームで、今年度も全力で取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて、まず私の方から、何点かご報告をさせていただきたいと思います。まずは新たな「埼玉県5か年計画」についてであります。今回始動させました5か年計画につきましては、昨年12月定例会でご議決をいただいた後、冊子とともに、デジタルブックで公開をしており、すでに3月31日に情報提供をさせていただいたところであります。新しい年度となり、県政運営の基礎となる新たな総合計画、「埼玉県5か年計画 日本一暮らしやすい埼玉へ」がスタートいたしましたので、改めてご紹介をさせていただき、私の決意を述べたいと思っています。計画の副題は、「日本一暮らしやすい埼玉へ」といたしました。これは「あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる社会」を目指すという、私のかねてからの思いを込めたものでございます。人口減少や急速な少子高齢化、地域活力の低下など、時代の大きな転換点に埼玉県は立ちつつありますが、それでも本県は持続的な発展、成長を行わなければならず、中長期的な視点を持って、具体的な事業展開を図ってまいります。

次のパネルですが、計画では、「日本一暮らしやすい埼玉へ」向け、2040年を見据え3つの将来像の実現に向けて、「12の指針」と「54の分野別施策」を体系的に位置付けております。ここは、すでに、御説明させていただいた通りですが、ちょっとだけ繰り返すと、まずは将来像「安心・安全の追究」では、危機管理・防災体制が再構築され、あらゆる危機による被害を最小限に抑えられるレジリエントな社会を目指してまいります。特に、新型コロナウイルス感染症については、引き続き、強い危機感と緊張感を持って、対策を強化してまいります。検査・医療提供体制の確保やワクチン接種を着実に進めるとともに、感染症専門人材の育成をはじめ、今後の備えを万全にしてまいります。次に、将来像「誰もが輝く社会 エンパワーメント」としてありますけれども、そこでは、すべての県民が互いに人権を尊重し、高齢者や女性など誰もが意欲と能力に応じて、生き生きと活躍できる社会などを目指してまいります。特に、働きやすい環境の整備に加え、社会全体で働き方を見直すことなどを通じて、女性の活躍の推進、また、「LGBTQへの支援」として、誰もが暮らしやすい環境づくりを進めてまいります。最後に、将来像「持続可能な成長」、サステナブルな成長でありますが、持続可能なまちづくりが進むとともに、誰もが安心して円滑に移動できる社会などを目指してまいります。特に、超少子高齢化社会に対応をするための施策としては、コンパクト・スマート・レジリエントの要素を備えたまちづくりに市町村や民間企業等と一緒に取り組む「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」の推進が不可欠であります。例えば、いま、働き盛りの方が高齢者になったとしても、地域で歩いて買い物に行ける、交通難民にならない、相互に見守りができる、そういったことがすぐそばで完結をするまちづくりのため、今から取り組む必要があると考えています。これらの施策を実現していくことで、新しい時代を力強く切り開いてまいります。

次に、「将来像の実現に向けた基本姿勢」でありますけれども、様々な施策に横串を刺す、すべての施策を貫く横断的な視点として、2つの基本姿勢を反映いたしました。1点目は「埼玉版SDGsの推進」であります。全庁が一丸となって 、全ての施策で SDGsの基本理念やゴールをリンクをさせる、それがSDGsであります。また、県民・企業 なども巻き込んで、SDGsに関する好事例を示すことによって、横展開を図っていくなど、全県的な推進体制を構築いたします。2点目は、「新たな社会に向けた変革」であります。今年をポストコロナ元年とし、埼玉県をさらに成長をさせていきます。まずは、コロナ禍で一気に進んだテレワークなどをはじめとした新しい働き方・暮らし方の更なる定着は加速を進めます。また、昨年度策定をさせていただきました「DXビジョン」と、それを実現する工程である「DXロードマップ」により変革を加速し、官民問わず様々な分野、社会全体でデジタルトランスフォーメーションを実現してまいります。

大切なことは、これらの計画を作ることではありません。そこで、定められた各施策を真摯に実現に移すことであります。この計画をもとに編成をした、令和4年度当初予算が成立したところであり、先人が築き上げてきた埼玉県をさらに成長させ、未来に引き続き、変化する埼玉県をさらに前に進め、日本一暮らしやすい埼玉の実現を図ります。そのためにも、「ワンチーム埼玉」で全力で取り組んでまいります。

次に、先週の会見でもご案内をいたしましたが、「観光応援キャンペーン」と「Go To Eat食事券の販売再開」について改めてお知らせをいたします。まず観光応援キャンペーンです。コロナ禍で疲弊した観光関連事業者の支援と、多くの方に本県の魅力を知っていただく契機とするため、埼玉県をお得に旅行できる観光応援キャンペーンを4月から実施しています。4月2日の宿泊分から28日の宿泊分までが対象となっていますが、多くの問い合わせや予約が殺到しています。観光客の方には、感染対策を徹底し、安心安全に埼玉県を旅していただく必要があります。県内の観光事業者においては、様々な感染対策がなされています。例えば、宿泊施設においては、サーマルカメラ等による検温の実施や、こまめなアルコール消毒等が行われています。観光バス事業者では、バス乗車時の検温や体調チェック、手指消毒、車内の飲食の自粛、座席や乗り降り時の間隔の確保等を行っています。一方で、旅行される皆様にもお願いがあります。ぜひ、「新しい旅のエチケット」の順守をお願いします。これは、手洗い・消毒や車内や食事での控えめの会話、さらには、空いた時間あるいは空いた場所をご利用いただくこと等であります。さらには、ワクチン・検査パッケージのご協力もお願いします。現在、県が、実施している「旅して!埼玉割り」の観光応援キャンペーンにおいては、ワクチン・検査パッケージが必要となっています。是非こうした感染対策を徹底の上、埼玉の春を巡っていただくとともに、本県の魅力を知っていただきたいと思います。

次に、「Go To Eat食事券の販売再開」であります。新型コロナウイルス感染症の拡大により、令和4年1月13日からGo To Eat食事券の予約販売は停止しておりました。この一時停止していた食事券の販売を、今日4月5日火曜日から再開をし、4月30日今月いっぱい、土曜日まで販売を行います。今回販売するのは、令和4年1月5日から31日までの予定で販売を計画していた券、これ先ほど申し上げた13日で一時停止しましたので、その販売した分を除いた約67万7,000冊となります。食事券の購入は、専用のウェブサイトでの予約後、ローソンでお支払い・発券をしていただきます。ウェブサイトが利用できない方は、受付専用ダイヤルからの予約も可能となります。利用期限が決まっています。利用期限が5月31日までと決まっていますので、使い残しがないように、使い切れる範囲でのご購入をお願いいたします。Go To Eat食事券を利用できる店舗は、感染防止対策を徹底をしている「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証を受けている県内飲食店約9,200店舗であります。この認証店舗では、アクリル版の設置、もしくは座席間隔の1メートル確保、食事中以外のマスク着用を推奨、換気や手指消毒の徹底を図っています。認証後も抜き打ちでモニタリング検査を実施し、感染防止が不十分な店舗は認証を取り消していますので、取組状況を確認しています。ぜひ安心してご利用をいただきたい。改めての皆様へのお願いですけれども、この認証がついた飲食店は、お客様、来られるお客様の命と安心を守るための店舗でもありますので、この認証をついた店舗をご利用いただきたいと思います。

最後に、ねんりんピックの埼玉県開催決定であります。令和8年度に、ねんりんピックが本県で開催されることが正式に決定をいたしました。なじみのない言葉かもしれませんが、このねんりんピックは全国健康福祉祭を正式名称とし、全国から60歳以上の高齢者が集まる地域や世代を超えたスポーツ、文化、芸術の祭典であります。毎年、観客を含め、約60万人が交流し、経済効果も約100億円に及ぶ大きな祭典であります。「人生100年時代」を迎えようとしている中で、多くの高齢者の方々が生きがいを持って社会参加している姿を全国に知っていただく絶好の機会であります。開催時期となりますが、令和8年10月から11月の頃で、開催期間は4日間を予定をしています。本県で開催された、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーを次世代にしっかりと引き継ぐため、全国から参加する高齢者と、地域や世代を超えた交流を通じて、子供から高齢者まで誰もが楽しめる機会を作って、共に助け合う、共生社会を広げていく、そんな機運を高める大会としたいと考えています。 また、全国からお見えになる方々には、本県のアニメ、和文化、グルメ、地酒、伝統工芸品など、多彩な地域資源と、埼玉県が誇るおもてなし・ホスピタリティに富んだ歓迎をさせていただき、来県者や県民双方にとって気持ちよく心に残る大会にしたいと考えています。大会の内容につきましては、今後関係者と協議をしながらになりますけれども、作り上げて参りたいと考えています。

私からの報告は以上であります。よろしくお願いします。

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