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掲載日:2020年10月15日

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新型感染症専門家会議後の知事発言内容(10月15日)(テキスト版)

知事
  
お疲れさまでございます。

   今日は久しぶりでありますけれども、第15回の埼玉県新型感染症専門家会議を開催をさせていただきました。今回の会議におきましては、現状の埼玉県の様子を報告をさせていただき、その上で、この年末にかけてですね、様々なイベントが予定をされているところ、埼玉県におけるイベントの取り扱いについて、先生方のご意見をいただくということをいたしました。
   これはこれまでと変わった訳ではないんですけれども、国が1万人以上と1万人以下に分けて5千人までもしくはその半分、キャパシティの半分までと、こういった取り決めをしているのに対して、埼玉県では、プロスポーツ等のイベント、さらにはそれぞれの、これまでもスーパーアリーナでもありましたけれども、そういったイベントにつきまして、これまでは国の基準に加えて、段階的にそれを上げていくこと、そして主催者等がそれを判断をして、それを判断をした上で、不安がある時にはきちんと止めるとこういったその条件をつけた上でやらせていただいておりましたけれども、ここで段々と人数が正直増えてきたものですから、もちろん、例えばですけれども、スーパーアリーナでいえば、1万1,250人までが論理的には入れる訳ですけれども、今のところ、そこまでには至っていません。
   また、西武球場であれば、3万5,000人位が入れるはずですけれども、今のところ8千人程度ですけれども、徐々にそれが増えてきているということもありますので、そういった、今、途中経過ではありますけれども、専門家の先生方にこれをお伺いをさせていただいたというのが2つ目であります。
   3つ目は浦和競馬で、今のところ300人程度の屋内席までがこれまで入ってところでございますけれども、それに対して、指定席のみならず一般席も開放した上で、ただし、上限としては、全体が約3万人、入るんですが、4,961人に留めること、それからもう一つバスについても、定員70名のところに20名に変更してますけれども、これを3密解消の手立てが取れる範囲で増やしていくことについて諮らせていただきました。ここまでについては、審議事項でそれぞれの先生方からご意見をいただきながらも、全体として了承いただいたということであります。
   最後に報告事項として、新型コロナウイルス感染症の専用施設に関わる病床整備計画。今日から公募が始まりましたけれども、この点と、それから、以前皆さんにはご報告をさせていただいた、次のインフルエンザ流行期に備えた体制整備、のいわゆるその1,200の診療検査医療機関、この件について報告をさせていただいて、ご意見をいただいたというのが今日の全体の流れてございます。私の方からは大まかなところ以上でございます。

岡部先生
   こんばんは。
   専門家の方の意見としてですけれども、大体、現在の埼玉県の状況、埼玉県だけではなくて、今日、実は分科会、午前中にやっていたんですけれども、そこで見て、全国的にも一度上がったものが、9月、10月で下がったのが、今、横ばい状態だというようなところがあります。全国でも自治体によってかなり違って、かなり低いまま発生が収まってる自治体もあれば、一度下がったものをポーンと上がってるようなところもあります。それが自治体によって対象が違ってくるというところだったんですけれども、埼玉県、それから関東首都圏で、埼玉、千葉、神奈川県、それと東京都、同じような形で1度下がってるものが横ばいになって、それから、また、ちょっと上がってる状況があるので、専門家の方としては、R nought(Rノート)、再生産数がちょっと1を超えてるところがあるので、もちろん冷や冷やする状態ではないけれども、気を緩まさないように、基本的な3密であるとか、手を洗いましょうとか、あるいは特に換気に気を付けてください、ということは注意深くやっていく必要があるというようなことがあります。その中で、やっぱり、イベント、その他にも、Go Toのことも話があって、だんだん、空港も少しずつ開けているという中で、一気に上げるのは慎重にした方がいい中で、今回のイベントの話もこちらで出てきているので、そういう注意をしていただきながら、それは主催者も注意しなければいけないし、観客の方のどうしても協力も必要なので、そういうような形で見ていくことが必要だろうというふうに思います。
   それから、この間も申し上げたんですこれども、イベントと言ってもいろいろと種類がある中で、今日はサッカーと野球と競馬、あとスーパーアリーナの使い方というのもありましたけれども、基本的にゲームの最中とか応援してる最中で、ああいう広いところで感染するリスクというのは極めて低いというふうには思うんですけれども、その後の動きですね、その後で3密になっちゃうか、ならないかというのが、感染の拡大を防ぐ、ひとつのきっかけになると思いますので、その辺も含めて、おいでになる方のご協力がたぶん必要で、そういうようなことに対して、イベントの最中にアナウンスをやっていくことが必要だろうというふうには思いました。
   それから報告事項で、仮にせよ病棟や何かを建設していただくというのは、確かにそこに行く医療関係者の人の配置っていう問題はありますけれども、しかし、全体のところから、今、軽症者のことはお家で見る、あるいは宿泊施設で見るという中で、やっぱり重症の方は入院をしてみなくちゃいけない、あるいは重症になりそうなリスクの高い方は、やっぱり医療のところで、つまり入院の形で見る必要があるので、そういうときに、仮設とはいいながら病床を確保していただき、大変ありがたいことだというふうに、私たちは思っております。
   以上です。

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