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掲載日:2020年3月26日

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埼玉県の外出自粛要請等に関する知事メッセージ(3月26日)(テキスト版)

埼玉県として、県民の皆さまに申し上げます。この週末の不要不急の外出を自粛していただきますようお願いいたします。

県としてはこれまで、国や市町村と協力して、新型コロナウイルス感染症の蔓延を防ぎ、流行のピークを遅らせるために必要な措置を、常に先手を打つ形で進めてまいりました。
その一方で、経済や学校などの社会生活を停止させることの影響とのバランスも考え、どのような活動が可能なのか、あるいは抑制すべきなのかについては、専門家のご意見も踏まえ、検討してまいりました。

他方、昨日、小池都知事からは会見を行う直前に電話でお話をし、東京の感染状況についての懸念も共有したところであります。このグラフをご覧いただきたいと思います。東京都の感染者数は、このところ急激に上昇する傾向にあります。

埼玉県につきましては、まだ急激な拡大やクラスターが次々と生まれる状況、あるいは感染経路が不明な方が多く発生する状況にはありませんが、最初の感染者が発見された日をゼロ・デイとしたグラフ、比較してみていただくとわかるように実は埼玉県の状況と東京のこのあたりの状況が極めて類似をしております。また、東京都と埼玉県の間では頻繁に人や物が往来しており、東京の状況と埼玉県が無関係と考えることは難しいかと思います。
そして、スペインのケースを見ると、急激に発生する時期には数日間の間に数十倍に患者が拡大をしています。このような状況に至る前に対処することが肝要と考えています。

各地域からの報告ですが、先々週の週末から県内でも人出が増加していると聞いています。潜伏期間から考えると、若干人出が増えてきた時期と、東京都の感染者増加が重なってきていることも懸念されます。

このため、専門家の方々にも相談をさせていただき、爆発的な感染に至る前に不要不急の外出を自粛していただくことが、少しでも感染のピークを遅らせるために必要と決断をいたしました。県民の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、まずはこの週末の外出を自粛いただき、その後の状況を冷静に見極めたいと思います。なお、生活必需品の買い物、散歩やストレスのたまるお子様の公園での遊びなどは、自粛の対象ではありません。しかしこの場合でも、帰宅した際の手洗いや咳エチケットなどは必ず行ってください。
また、都市が封鎖されるような状態ではありません。冷静に判断いただき、商品の買い占めなどはお控えいただきたいと思います。

なお、昨日の専門家会合では、現在の埼玉県の感染状況を詳細にお示ししたうえで、学校の再開等について、必要な措置についてご指摘をいただきましたところ、月末までの期間に首都圏の感染状況も見極めつつ、4月以降の学校や県内施設等の再開については粛々と準備を進めながらも、4月の頭に判断を行いたいと考えています。また、各事業所においては、テレワークや時差通勤などに努めてください。その一方で、現在の埼玉県の陽性者発生状況から考えても、大規模イベントの自粛要請は、専門家の皆様のご意見も踏まえ、継続する必要があると判断しており、当面、4月19日までの自粛について引き続き要請するところであります。

改めて、県民の皆様には大変なご迷惑をおかけいたしますが、ご協力をお願い申し上げます。

以上です。

お問い合わせ

保健医療部 感染症対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4808

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