食品ロス専門家派遣事業
食品ロスの現状、事業者の取組やフードバンク活動など、食品ロス削減に向けた取組について広く知っていただくため、教育機関や消費者団体等に専門家を派遣し、講義・講演を行っています。ぜひご活用ください。
食品ロス専門家派遣事業チラシ(PDF:1,140KB)(別ウィンドウで開きます)
派遣対象
- 県内に所在する教育機関等
- 食品ロスに関する基本的な知識を有する団体等
- その他、埼玉県環境部資源循環推進課長が適当と認める教育機関・団体等
派遣講師
希望の団体から講師を派遣いたします。
コープデリ生活協同組合連合会 サステナビリティ推進部
もったいないを合言葉に、食品関連事業者の立場から食品ロス削減に取り組んでいます。
特定非営利活動法人フードバンク埼玉
平成23年3月から「フードバンク埼玉」の活動を開始し、食品ロスの削減や生活困窮者の支援に取り組んでいます。
派遣手続
- 「食品ロス専門家派遣事業」申込書(様式1)に必要事項を記入し、ファックス又はメールで提出先まで送付ください。講師派遣日程等について調整させていただきます。
- 講師派遣に係る費用は無料です。
- 講義終了後、「食品ロス専門家派遣事業」結果報告書(様式3)に必要事項を記入し、ファックス又はメールで提出先まで送付ください。
提出先
提出書類の様式
講義の概要
講義の概要をご紹介します(特定非営利活動法人フードバンク埼玉の過去の講義資料)。
フードバンク活動とは、品質に問題がないにもかかわらず、包装の破損などの理由から流通ルートから外されてしまった食品などを食品関連事業者から無料で譲り受け、福祉施設等に無償で提供する活動です。

日本の食品業界には3分の1ルールと呼ばれる商習慣が存在します。これは製造日から賞味期限までの期間を3等分し、製造日から3分の1までの期間を小売に納品できる期限に、3分の2までの期間を小売が販売できる期限にするものです。食品ロスの大きな要因になっていると考えられています。
受講した学生さんの感想
- “フードバンク”というものを詳しく知らなかったので、詳しく知るためのいい機会となりました。また、もっと“フードバンク”というものが広がっていくといいと思いました。
- 食べ物に困っている人々がいるという事実を知り、食べ残しや賞味期限が切れてしまって食べられなくなってしまうことが、とてももったいないと感じました。
- フードバンクはとても重要な役割を果たしているということを知りました。名前は聞いたことがあっても活動内容は知られていないと思うので、広まっていけばいいと思います。
- フードバンクやフードドライブについて、初めて知ることができました。寄付した食品が災害に遭った人達や経済的に困窮している人達の役に立つことが分かり、是非参加してみたいと思いました。
- この「フードバンク」のような取組を、より広範囲に周知する必要があると思いました。食べ残したものがその後どうなっていくのか、義務教育から食育の一部として学習させることが重要だと思います。
- ムダなものは買わないという意識を一人ひとりが持つことだと思いました。消費者が最低限のものを買えば、需要が減り、企業など供給側も生産量を減らすことができると感じます。