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掲載日:2021年7月27日
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大きさが5ミリメートル(5円玉の穴)よりも小さなプラスチックごみを「マイクロプラスチック」といいます。世界中の海などで見つかっており、近年、世界的な問題となっています。
マイクロプラスチックは2種類に分けられます。
一次的マイクロプラスチック |
マイクロサイズで製造されたプラスチック(レジンペレットなど) 洗顔料・歯磨き粉などのスクラブ材に利用されているマイクロビーズ等 |
二次的マイクロプラスチック | 大きなサイズで製造されたプラスチックが、自然環境中で破砕・細分化したもの |
埼玉県内の河川を流下するマイクロプラスチックについて調査をしました。
調査をした全ての地点でマイクロプラスチックが検出されました。破片状のものが全体の大部分(R1年度74%、R2年度90%)を占め、大きなプラスチックが砕けてできた「二次的マイクロプラスチック」が多いことが判明しました。
また、包装材等に使われるポリエチレン(PE)、日用品等に使われるポリプロピレン(PP)、食品用トレイ等に使われるポリスチレン(PS)が大部分を占めることが分かりました。
河川水中マイクロプラスチック調査結果(形状・素材)(PDF:157KB)
破片状のものが多いこと、生活用品に使われる種類のプラスチックが大半を占めていることから、私たち県民一人一人が、日常生活で使っているプラスチックが、主な発生源である可能性が高いと考えられます。
埼玉県が県民と協力して実施した新河岸川と鴨川の河川ごみ調査でも、流下するプラスチックごみの多くがプラスチック製食品容器包装や買い物レジ袋などの生活ごみであることが判明しています。
マイバックやマイボトルを利用して不必要なプラスチックの使用を減らし、分別してきちんと捨てることで、マイクロプラスチックの原因となるプラスチックごみを減らすことができます。
今回の調査で見つかった破片状のマイクロプラスチックは、屋外に放置されたり、ポイ捨てされたりした身近なプラスチック製品が劣化して砕けたものです。
屋外で使われるプラスチック製品(洗濯バサミ、人工芝マットなど)は、定期的に確認して劣化する前に交換しましょう。
地域のごみ拾い活動に積極的に参加して、ポイ捨てごみがマイクロプラスチックになる前に回収しましょう。
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