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掲載日:2022年1月17日
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一般的に人が聞くことのできる音の周波数範囲は20Hz(ヘルツ)から20kHzとされています。
わが国では、周波数が100Hz以下の音波を低周波音と呼んでいます。その中で、周波数20Hz以下の音波を超低周波音と呼んでいます。
人の耳に聞こえるか聞こえないか程度の低い音なので、聞こえ方や感じ方の個人差が大きいという性質があります。
変動が比較的小さい例 |
送風機、ボイラー、ディーゼル機関、燃焼装置、車のアイドリング、 ダムの放流、建設機械 |
変動が大きい例 | 道路高架橋 |
変動が衝撃的、間欠的な例 | 機械プレス、破砕機、発破、ヘリコプター、航空機 |
低周波音の影響は2つあります。
・物的影響・・・窓や戸のがたつきなど建具等への影響
・心身に係る影響・・・不快感や圧迫感など
昭和の時代には工場等が発生源でしたが、工場や機械、橋りょう等の低周波音対策が進んできたため、平成に入ってからは、家庭用機器からの件数が増加してきました。
明確な発生源を特定することが困難なため、発生源の件数としては「不明」が最多ですが、空調用送風機、圧縮機、エネファーム、エコキュートといったコジェネシステムや給湯器を発生源とした苦情が増加しつつあります。
低周波音は波長の長い音なので、波長の短い普通の音や高い音を防ぐ防音壁では低周波音を防ぐことは難しいようです。
低周波音を防ぐには周波数分析が必要で、ある特定の周波数で音圧レベルが大きければ、その周波数の音圧レベルを抑えることで低周波音を防ぎやすくなります。
不快に感じるほどの低周波音は音圧が大きいので、剛性の高い壁などで発生原因を囲うと効果が高い可能性があります。
市町村では、騒音・振動についての相談を受け付けています。低周波音でお困りの場合は、市町村窓口に御相談ください。
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