トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和5年9月号 > モシモのとき、私たちは助け合えるか 関東大震災から100年
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掲載日:2023年10月1日
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広報課からみなさまへ
災害は、ある日、突然起こる―。その脅威はとても大きなものですが、日頃から備えることで被害を減らせることを私たちは知っています。家族で、近所で、地域で備え助け合えば、被害をもっと減らせることも。共に助ける、みんなで助かる「ミンナ防災」へ、歩みを進めましょう。
地震発生!! 家屋倒壊、火災、液状化現象などが同時多発的、複合的に発生し被害が拡大する中で、公的機関による救助や支援の手が届くまで、共に助け合うことが大切です。
【問合せ】県危機管理課
電話:048-830-8148
若い世代向けの防災啓発の一環として、県では「ドウガ防災」を制作し、YouTubeで配信しています。ぜひご家族でご覧ください!
大地震により家屋は倒壊。自分は無事でしたが、助けを求める人の声が聞こえ、振り返れば迫る火災!
―このような状況でも、ミンナで協力できれば「助かる命」があります。
平時には隣近所や地域の人たちミンナで災害に備え、災害時にはミンナで協力して助け合う、「共助」の活動です。
近所の人に挨拶したり、住んでいるまちを散歩したり、「こんなことが?」と思うようなことも防災につながります。「いざという時に助け合うために、今あなたができること」をガイドブックとしてまとめました。これを読んで、「ミンナ防災」を始めてみませんか。
ガイドブック「ミンナ防災」はこちら
▲PDF版をWEBからダウンロードして、印刷してご活用いただけます(別ウィンドウで開きます)
地域の自主防災組織については
【問合せ】各市町村防災担当課
「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えに基づき、地域の人たちが自主的に防災活動を行う組織で、「ミンナ防災」の要となる存在です。
物資や資機材の整備、
災害時対応計画の作成や防災訓練の実施など
災害に備える活動
避難誘導や救出、初期消火など地域を守る活動
自主防災組織の活動の第一歩として
オススメの活動を三つ紹介しています
食は、体だけでなく「心の支え」にも。炊き出し訓練にも挑戦してみましょう。道具や食材は?役割や手順は?地域で力を合わせて取り組めば、連帯感もアップ!
県に登録している協力企業・団体などが、地域の自主防災組織による炊き出し訓練に必要な資器材の提供や技術指導などで力強く応援、サポートします。
★炊き出しに使用する燃料はLPガスを想定しています
出動の依頼・応援隊への登録など詳細はこちら
非常食レシピも公開中!
「炊出訓練応援隊」については
【問合せ】県化学保安課
電話:048-830-8439
避難所は、災害時に避難してきた人たちを受け入れ、安全を守る重要な施設です。避難所生活の基本は、避難者や地域住民による「自主運営」。開設後はなるべく速やかに運営体制を整え、それぞれの役割を決め、ミンナで協力して避難所を運営していくことが重要です。
総務…災害対策本部との連絡、マスコミ対応
被災者管理…名簿の管理、入退所者の管理
情報広報…情報の収集、管理、提供、掲示板管理
施設管理…施設の管理、防火・防犯
食料物資…食料・物資の管理、配給
救護…負傷者等への対応、要配慮者の対応
衛生…トイレ、生活環境の管理
ボランティア…ボランティアの受け入れ、調整
★あなたにもできる役割がきっとあります!
県では、新たな地域防災活動の担い手の育成を目指し、若い世代向け防災講座を実施しています。講座を通じて災害について考え、防災活動に取り組む若い人たちを増やしています。
今後30年以内の発生確率 70% 出典 内閣府「防災情報のページ」
大地震は、きょうあす、発生するかもしれません。モシモのときの行動を、ここでイメージしてみましょう。
★テーブルの下にもぐり、頭部を保護(屋外ではバッグなどで頭部を保護)
★身をかがめて、落下物などに備える
出典 兵庫県「阪神・淡路大震災の死者にかかる調査について」
\揺れが収まったら/
★倒壊や火災などの危険がないか確認
★非常持出品などを準備
★玄関外に安否状況を掲示
★隣近所で声を掛け合い、安否確認を行う
★動ける人で協力して、119番通報や初期消火、救出活動、避難誘導などを行う
★避難する場合は、電気のブレーカーを落として通電火災を防止
★玄関外に避難状況を掲示
★地域で助け合って、避難所を運営する
★自宅が安全な場合は、自宅に戻ることを検討
★余震に気を付け、二次災害に備える
出典 内閣府「令和5年版防災白書 特集1」
出典 内閣府「大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会」
出典 内閣府「平成26年版防災白書 特集」
要救助者は72時間以内に助け出さないと、助かるはずの命も助からなくなるという意味が込められています。
出典 埼玉県「自主防災組織リーダーハンドブック」
地震への備えは、「特別なこと(モシモ)」として捉えるのではなく、「イツモ」の生活の中で、当たり前のこととして自然体で取り組むことが大切です。
イラスト©文平銀座+NPO法人プラス・アーツ
モノが落ちてきてもケガをしない向きに家具を配置し、倒れないように固定する
水・食料、携帯トイレなど必要な防災用品を備蓄する
連絡方法や集合場所などを家族で日頃から話し合い、あらかじめ決めておく
揺れを感知すると、自動的に電気を遮断する感震ブレーカーを設置する
県公式LINEで防災情報を受信する
★登録した地域の災害・避難情報がプッシュ通知で届きます
災害用伝言サービスを体験しておこう!
★ 9月は防災週間(8月30日〜9月5日)も体験できます
★ NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク 等
地震などの疑似体験を通して災害の威力を体感できる!
場所…鴻巣市袋30
交通…北鴻巣駅下車徒歩20分
開館時間…午前9時~午後4時30分
休館日…月曜、年末年始
★水害ジオラマが新公開!
期間…9月1日(金曜日)~12月28日(木曜日)
★大震災前後の様子を収めた写真・映像などや、大学生による研究展示で関東大震災を振り返り、未来に備える特別展です。
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