トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和5年7月号 > 知事コラム「あんしん しあわせ たのしい こども支援」
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掲載日:2023年7月1日
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埼玉県は、大正9年の国勢調査開始以降、全国で唯一、人口が増加し続けた県とされていること、ご存じですか。ところが、昨年4月に総務省が公表した令和3年10月1日時点の県内の人口推計で、初めて人口が減少に転じました。
全国でも、この2月に厚生労働省が公表した令和4年度の人口動態統計速報値の年間出生数は初めて80万人を下回りました。本県も4万5千人と、ピークであった昭和48年の半分以下となっています。
このような中、子供・子育て政策の司令塔としてこども家庭庁が発足しました。先月閣議決定された、いわゆる「骨太の方針2023」も少子化の傾向を反転させるための強化策を示しました。
子供・子育て支援は、単一の政策で十分ということはありません。若い世代の所得を増やすことや育児と仕事が両立できる環境の整備、子供や子育て中の方々を応援するといった意識改革など社会全体で多様な側面から取り組む必要があるほか、結婚、妊娠・出産、子育てといった各ライフステージにおける切れ目ない支援が重要です。
県においても、SAITAMA出会いサポートセンターによる結婚支援、パパ・ママ応援ショップの展開、保育所の整備といった待機児童対策など、結婚から妊娠・出産、子育て支援まで切れ目なく総合的に取り組むとともに、社会全体で子育てを応援する機運醸成に努めてきました。
また、新卒保育士の就職支援事業や潜在保育士の再就職支援事業のほか、保育士個人の収入増に結びつく、住宅費支援や奨学金返済支援事業を実施するなど、保育人材の担い手確保にも積極的に取り組んでいます。
さらに、社会全体で子育てを応援し、あるいはセーフティネットを構築すべく、子ども食堂などの子供の居場所づくりへの支援、ひとり親家庭への就労支援や、障害児の発達段階に応じた療育支援や医療的ケア児の支援など、いかなる環境、家庭状況にあっても誰一人取り残すことのないよう、きめ細かい支援を行っています。
今後も「あんしん・しあわせ・たのしい」をキーワードに、子供を生み育てることに希望の持てる社会、子供たちが未来に希望を抱ける社会の実現を目指してしっかりと取り組んでまいります。
こども家庭庁の子供の利益を第一に考える「こどもまんなか社会」の考えに賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」を宣言します。
関係団体の皆様についても、「こどもまんなか応援サポーター」のアクションをおこしていただくようお願いいたします。
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