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掲載日:2025年10月31日
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「教育」「福祉」「防災」を柱に、地域とともに歩み、未来を担う人材育成と安心できる社会づくりに貢献します。
幼稚園から大学まで幅広い世代を対象に、建設業・ものづくりへの理解と興味を育む教育連携を展開しています。
小・中学校で建設現場見学・出前授業を実施して、インフラ整備や職業を身近に感じてもらう機会を提供しています。さらに毎年「大工さんのリアル体験教室」を開催し、小学5・6年生を対象に、実際の大工とともに「1坪の小さな家」組み立て体験を実施。協力しながら施工を体験し、ものづくりの喜びと建設現場の役割を実感してもらっています 。高校・大学との協働では、地域まちづくりワークショップや建築・土木をテーマとした授業を行い、学生が地域課題に主体的に取り組む場を提供しています。これらを通じて、教育現場と企業との対話を深め、将来的な地域の担い手づくりにもつなげています。

▲大工教室
▶体験教室開催のお知らせはこちらから(小川工業株式会社HP)◀
小川工業は、建設現場を地域に開かれた場とするため、障がい者アートを積極的に活用しています。社会福祉法人みぬま福祉会「工房集」と連携し、アーティストの作品を仮囲いや養生シートに採用。無機質になりがちな現場を、地域住民が足を止めて楽しめる明るい空間へと変えています。また、近隣へのごあいさつや見学会の際には、作品をデザインしたクリアファイルを配布し、アートを通じた交流を広げています。この取り組みは、障がいのある方々の表現を社会に紹介する機会となり、アーティストが地域社会とつながる大切な架け橋となっています。建設業のCSRとして「安全」や「環境」に加えて「文化・福祉」にも貢献する活動であり、今後も現場を通じて多様な人々が共に関われる地域づくりを目指して継続していきます。

▲障がい者アート
小川工業は、地域に根ざす建設会社として、埼玉県内で数多くの災害復旧支援を行ってきました。地震や豪雨、降雪などの際には、国道17号線をはじめとする道路や河川の応急復旧、除雪作業などを行政と連携して実施し、地域の安全確保に貢献しています。こうした災害対応を通じて培われた現場力や判断力は、当社の大きな強みとなっています。また、災害や事故などで緊急車両の通行が妨げられた場合に備え、道路を確保する「道路啓開訓練」(注1) にも取り組み、迅速な対応力の向上を図っています。これまでの復旧支援で得た経験を生かし、今後は行政と一体となって地域インフラの強靭化やレジリエンスの向上を目指し、平時から備える防災の視点を重ねながら、地域の安心を支える企業でありたいと考えています。
(注1)「道路啓開」とは、大規模地震発生時などで緊急車両等の通行のため、最低限のがれき処理を行い早急に救援ルートを開けることをいいます。
2024年に開設した「OGAWA研修センター」は、建設業の担い手育成と地域社会への貢献を目的とした拠点です。開設目的は大きく3点あり、①社員および地元中小建設業者向けの教育・研修を計画的に実施すること、②近隣の大学・高校などとの産学連携を進めること、③地域住民を対象とした公開講座を通じた地域貢献です。具体的な活用例として、地域防災訓練の場としての提供や、埼玉県工業教育研究会 建築・設備部会の会合会場としての活用などがあります。これにより、研修センターは「学びの場」であると同時に「地域交流の拠点」としての役割を果たしています。今後も教育・産学連携・地域貢献の3つの柱を軸に、広く地域に開かれた活動を継続していきます。

▲OGAWA研修センター
活動の様子は自社ウェブサイトや社内報で発信し、社員・地域双方に広く周知。自治体広報とも連携し、企業の社会的役割や地域との共生姿勢を積極的に伝えています。
自治体、学校、福祉団体、地域住民と連携して取組を推進。単独の活動にとどまらず、多様な主体と共創することで、持続可能な地域づくりに寄与しています。