DXビジョン・ロードマップの策定について

埼玉県では、DX（デジタルトランスフォーメーション）で目指す将来像である「DXビジョン」と、そのビジョン実現に向けた直近3年間の工程である「ロードマップ」を策定しました。
このDXビジョンは、デジタルによりこれからの埼玉県を大きく変える将来像を描いたものです。

※令和5年3月にDXビジョン・ロードマップ及びKPIを更新しました。

DXビジョン・ロードマップの概要

10年先を目指したビジョン策定

DXは、今あるサービスを向上させるだけでなく、デジタルにより全く新しい価値創造を図るもので、デジタルによる変革を指します。
このため、県では令和3年3月に策定した「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画」において「社会全体のDXの実現による快適で豊かな真に暮らしやすい新しい埼玉県への変革」を目標に掲げました。
DXビジョンは、この目標に向かい、10年先のデジタルによる社会全体の変革を目指した埼玉県の将来像です。

幅広い分野を対象に202の将来の姿を具体化

県民サービス、事業者サービス、行政事務、それぞれがデジタルを活用して変革する必要があることから、DXビジョンでは、幅広い対象や分野に対して、13に分類し将来像を明確化しました。
また、それぞれのビジョンが実現した姿として、202の将来像の具体例をビジョン事例として設定しました。
目指す将来像を具体的にしたことで、向かうべきゴールが明確化されました。

ビジョン区分		ビジョン分類（13分類）
総合ビジョン	県全体で共通的に目指すビジョン	総合ビジョン
対象別ビジョン	サービスの受益主体である県民、事業者、行政の視点でのビジョン	県民サービスビジョン
		事業者サービスビジョン
		行政事務ビジョン
分野別ビジョン	各分野毎の行政サービス・事業の視点でのビジョン	防災ビジョン
		環境ビジョン
		福祉ビジョン
		保健医療ビジョン
		産業ビジョン
		農業・林業ビジョン
		都市整備・建設・公共インフラビジョン
		教育ビジョン
		安心・安全ビジョン

ビジョン実現に向けてロードマップを策定し変革を加速

DXビジョンの実現に向けて、今やるべきことをバックキャスティング※し、直近3年間の具体的工程を示す「ロードマップ」として策定しました。
今後はロードマップに従って、DX実現に向けた取組を実行し、社会全体の変革を加速していきます。
※バックキャスティング…あるべき姿を描いた上で、その実現のために何をすべきかを考える思考方法。